
Pixel 6にフィルムを貼る!
以前「Xiaomi Mi 11 Lite 5G」に貼った「ミヤビックス OverLay Plus 9H」がとても気に入ったので、今回もミヤビックスでいく!
前面に「OverLay Absorber」背面に「OverLay FLEX」だ。前背面を別種類にすると値段が高くなるのだけれど、俺がやりたい組み合わせはコレだった故に仕方ない。やたらと種類豊富なミヤビックスのフィルムの詳細を紹介してから、商品のレビューをしていく。
種類あり過ぎ!ミヤビックスフィルムの特徴

最初にやたらと種類豊富なミヤビックスフィルムの特徴を紹介する。選択肢豊富なのは素晴らしいが多すぎやしないかい?ミヤビックス。
今回俺が購入したものは「OverLay Absorber」と「OverLay FLEX」なのだけれども、それが万人にとってのベストではない。人によって好みが違うので特徴を抑えて用途にあったものを選んで欲しい。
光沢素材「OverLay Brilliant」

いわゆる普通の光沢(グレア)素材のシートをミヤビックスでは「Brilliant」と呼ぶ。ガラスフィルムには及ばないものの、ブリリアントの名に恥じない透明度が自慢。
ディスプレイ本来の綺麗な写りを遮りたくない!というユーザーに最も向いている素材だ。迷ったらコレ!
反射防止素材「OverLay Plus」

光沢素材ブリリアントの上に反射防止(アンチグレア)コートを施したものが「Plus」。光の反射が減るため自分の顔などの映り込みが低減し、サラサラとさわり心地がよくなり指紋も付きにくいとメリットが多い一方で、ディスプレイ側の光も遮るというデメリットを抱えている。
コレを貼るとディスプレイ本来の色味を若干損ないチョイ滲んだ感じになるから苦手な人も少なくはない。メリットとデメリットどちらを取るかは完全に好みによる。俺は好き。
ブルーライトカット素材「OverLay Eye Protector」

目の疲労に繋がるとされているブルーライトをカットするコートをしているのが「OverLay Eye Protector」。当然ブルーライトを遮るというのは、ディスプレイ本来の色合いを失うことでもある。これも反射防止素材同様好みが分かれる部分だと思う。
衝撃吸収素材「OverLay Absorber」

ブルーライトカット素材「Eye Protector」に衝撃吸収層及び抗菌コートを加えたものが「OverLay Absorber」 。衝撃吸収層は名の通り衝撃を分散し画面から保護する素材で、樹脂フィルムの弱点である衝撃保護性を克服しているのが特徴。なおミヤビックスでは「130gの鉄球を落としても割れない!」という証明になるかどうか微妙なPRしている。
衝撃吸収が一番の売りだがブルーライトカットと抗菌効果も付いてくるのも嬉しい機能モリモリ系フィルム。
高硬度素材「OverLay 9H」

通常のフィルムの上にガラス並みに硬さのあるコーティングを施したものが「OverLay 9H」。樹脂製フィルムの弱点である傷への弱さを克服した素材なのだ。光沢素材「9H Brilliant」低反射素材「9H Plus」ブルーライトカット「9H Eye Protector」と3種類の選択肢があるのも嬉しい。
以前「Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに9H Plusを貼った」のだけれど、今もほぼ傷ついていない。当然ノーマルの「Brilliant」とかよりお値段は上昇するが、それを踏まえても俺的には超オススメ素材。
曲面対応素材「OverLay FLEX」

この「OverLay FLEX」は通常のPET素材だと貼れない曲面まで覆う事が出来るソコが最大のポイント。このフィルムだけ他と素材が違ってPET(ポリエチレン)ではなく、柔らかいTPU(熱可塑性ポリウレタン)が使用されている。何気に後で紹介する「OverLay Magic」と同様小キズを自己修復する機能も持ち合わせているのが嬉しい。
欠点はフィルムそのものが柔らかいため"普通のフィルムより遥かに貼付けにくい"こと。以前このTPU製フィルムについて、グダグダ貼り付け方など語った記事が「コレ」。ミヤビックスじゃないけれど参考にはなると思う。
その他(4種類)

- 傷修復素材「OverLay Magic」
- 覗き見防止素材「OverLay Secret」
- 紙のような質感「OverLay Paper」
- 抗菌素材「OverLay 抗菌」
あまり需要なさそうなので後はザックリと上記。
ミヤビックスでは昔からあるスリ傷を自己修復する謎素材「OverLay Magic」をはじめ、スマホになってから廃れた感ある覗き見防止素材、タブレットで絵を書く人必須の紙質感素材もPixel6で販売している。
ココでやはりツッコみたいのは「OverLay "抗菌"」なぜ英語止めた?ブリリアントとかよりずっと分かりやすいけれどさ…。
俺が「Absorber」と「FLEX」を選んだ理由
俺が今回購入したものはディスプレイ側に耐衝撃素材「OverLay Absorber」、背面側に曲面対応素材「OverLay FLEX」。なぜそれらを選択したかその理由を述べる。参考になれば幸いだ。
ディスプレイ側に耐衝撃素材「OverLay Absorber」

まずそもそもなぜガラスフィルムを選択せず樹脂フィルムにしたかという話から始めよう。Pixel 6はディスプレイ側にフィルムを貼る上で注意しなければならない点がある。それは「ディスプレイ内蔵光学式指紋認証」端末であることだ。
厚みのあるガラスフィルムを貼ると指紋認証が反応しなくなってしまう。勿論対策品もあるのだが指紋認証部分だけ穴開けたり、接着面付けたりとクソダサい。だからガラスは選択から除外した。
だがディスプレイ割った経験もあるし、耐衝撃性が欲しい。手帳型ケースは好みではない。だから耐衝撃性を持つ「OverLay Absorber」という訳だ。
背面側に曲面対応素材「OverLay FLEX」

背面については実にシンプルな理由。Google純正ケースだと全く保護できてない画像カメラのココをガードしたいのよ!フラットな部分はゴリラガラス6である程度安心できるのだが、問題の部分ガラスじゃなくて樹脂っぽいんだ。
PETフィルムやガラスフィルムだと覆えないから必然的にTPUフィルムになる。だからミヤビックスだと「OverLay FLEX」 一択だった。
Pixel 6「OverLay Absorber」 のレビュー
Pixel 6「OverLay Absorber」 付属品

では肝心な商品レビューに入ろう。まずはフロントディスプレイ用耐衝撃性フィルム「OverLay Absorber」から
内容物は「液晶画面保護シート」「画面拭き取り専用クロス」各一つ。
パッケージは紙で付属品も布切れ一枚と大変シンプル。中華ガラスフィルムの充実した付属品を思い返すと悲しくなるくらい何も入っていない。
Pixel 6「OverLay Absorber」 貼付け状態

貼り付け完了。
若干のゆとりはあるもののカメラ穴と上下左右は詰めた作りであるので位置決めは重要。シートをホコリでベッタベッタにしなければ、何度でも貼り直し出来るから落ち着いて貼るといいだろう。

残念ながらこのフィルムでは、ディスプレイ端の傾斜部は保護できない。全体を保護したい場合はTPUフィルムを選ぶように。
上下左右のバランスが悪いと傾斜部分に当たりエアが入りやすくなるので注意。

カメラ周りはミヤビックスにしてはゆとりある方。スピーカーを塞がないように注意して欲しい。

素材感は完全にアンチグレアフィルムのソレ。画面の映り込みが少なく、サラサラと指紋が目立ちにくい素材感。耐衝撃性なのかは見た目上全く分からない。

アンチグレアかつブルーライトカットだから青の発色は落ちるし、モアレチックな滲みを感じるのは欠点。この色は可怪しい!!ってなるほどではないが、美麗ディスプレイという感じではではなくなった。結構キツめだから駄目な人もいるだろう。慣れたがブルーライトカットは要らなかったなというのが正直なところ…。
Pixel 6「OverLay Absorber」 は指紋認証問題なし

OverLay Absorberを貼り付けた状態でも指紋認証は問題なかった。シートが薄いから当然っちゃ当然(追記:薄くても駄目な奴は結構あるらしい。コレは大丈夫)。一応ブルーライトカットしている以上何らかの影響があると思うので、シート貼付け後にもう一度指紋登録をやり直すことをオススメする。
あと標準搭載されている機能である画面保護フィルムを貼ったとき用の設定も忘れずにしておきたい。(「設定」→「ディスプレイ」→「タップの感度の向上」)
Pixel 6 「OverLay FLEX」 背面 レビュー
Pixel 6 「OverLay FLEX」付属品

背面用の「OverLay FLEX」
同梱品は「背面保護シート」「カメラ保護シート」「 画面拭き取りクロス」各一つ。
貼り付け難易度が普通な「Absorber」だと「へへ!相変わらず何もついてないな!」と笑えたのだが、値段もソコソコするしTPU素材で貼り付けにくいコイツだと位置決めシールぐらい付けてくれよ…と思ってしまう。
専用「水張りキット」購入しなさいって?喧しいわ!
「OverLay FLEX」の貼り付け難易度は高め

公式に「素材が柔らかいため、貼り付け難易度は高くなります。こだわりの上級者向きのシートとなります。」「素材が柔らかいため、貼り付け難易度は高くなります。貼り直しも困難になります。」
「こだわりの派の上級者向けの商品となります。」と散々警告が書いているだけあって、貼り付けの難易度は高いので注意。
TPUフィルムは柔らか素材故に「位置合わせしにくい」「エア抜きしにくい」「力を加えると伸びる」と貼り付けにくい条件のオンパレード。加えてPixel 6背面の曲線はフロントよりキツイし、分割入っているから3枚のフィルムを貼るという苦行になる。
貼り付け方は本体を軽く濡らしての水張りを強く推奨したい。水張りでやれば画像のように気泡が入っても問題なく抜けるので難易度が大幅に下るのだ。以前当ブログで色々書いた「記事」の中盤辺りが参考になると思う。
ミスったらゴミになるので気合を入れて望んで欲しい。油断すると死ぬ。詳細は後ほど…
Pixel 6 「OverLay FLEX」貼り付け状態

コレが貼り付け状態。傾斜部までピッチリ貼れるから写真だと貼り付けたことが分からない。実物は継ぎ目こそ見えにくいものの、ガラスの光沢感が少し落ちるから何か貼っている感はある。

上端傾斜部。丸みのある部分も完全カバー。

下段の角も完璧。

下段側面。やや隙間があるがよっぽど近づかなければ分からないので気にならないだろう。
以上。「OverLay FLEX」は貼り付けるのは難しいが、非常に完成度が高いフィルムだったオススメ!という結論を述べてで終わりたかった……
肝心な部分ミスった…もうやだ

カメラ部分……ミスった。貼り付け自体はうまく行ったのだが、エア抜きの最中にやっちまった。カメラ部分をガードすることが目的だった俺は泣いた。
押し出しに使用していた付属のクリーニングクロスがカメラ穴に入り込んだんだ。もうねクロスの毛だらけになって終わりだよね…。エア押し出しには穴に入り込まない硬めで大きいヘラやクレジットカードとかを用意することを推奨する。作業は道具。
改めて「OverLay FLEX」 ならびにTPUフィルムは、難易度が高いということを心に刻んで欲しい。俺は深く深く刻んだ。
まとめ [ ミヤビックスフィルムの完成度は高い! ]

まあ俺のやらかしは兎も角、樹脂フィルムを購入するのであれば「ミヤビックス」は自信を持ってオススメ出来る選択肢だ。種類沢山なので自分の好みや用途にあったものを見つけて購入して欲しい。
カメラ部分は……どうすっかね!もう再購入する元気はない。


俺の購入した2つ。計2,860円。冷静になると透明のシールにこの価格ってスゲェよな…
俺は買わなかったけれど、捻くれず投資しておくのもアリだと思う。