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楽天モバイル契約した感想。[楽天UN-LIMIT VI は無料運用可 最強]

NTT docomoが新プランahamoを発表してから、激動の通信回線業界。結局いつも通り3社仲良く横並びなのだけれど、何やかんや安い。安さを売りにしてきた新規で回線事業を始めた楽天と回線を借りているMVNOには強打。

そんな中楽天が反撃を開始。それが新プラン「楽天UN-LIMIT VI」。マジで最強。ユーザーにはメリットしかない。ということで俺も早速楽天モバイル契約した。

楽天モバイル 新プラン「楽天UN-LIMIT VI」は無料運用可!

まず楽天モバイルの新プラン「楽天UN-LIMIT VI」の何が最強かという話。「楽天UN-LIMIT VI」は、通信が1GB以下なら0円で使える。さらに専用アプリケーションの「Rakuten Link」を使えば通話料は無料。つまり通信を抑えて運用すれば、かけ放題付きで無料利用できるのだ。タダでかけ放題。すんごい!

素晴らしいことにまともにデータ通信を使用しても、競合他社より安い。他社は0~20GBの通信で2,980円と2,480円。3GB~20GBが1,980円。しかも段階を踏んで値段が上昇する仕組みだから、使わない人はお安く収まる仕組み。MVNOとか含めて現状楽天最強としか言いようない。

更に楽天は、事務手数料やSIM交換再発行、MNP転出、契約解除の手数料すべて無料。2021年2月時点では楽天ポイントもくれる。0円なのにメリットしかないとか、胡散臭いことこの上ないのだけれど、消費者には今の所本当にメリットしかないサービスとなっている。

俺的にはどうでもいいのだけれど、御三家が切り捨てた店舗申し込みも可能。何やかんや店舗がないと不安なんて層も多い。ユーザー数獲得に必死。楽天は本気。

最強の新料金プラン「楽天UN-LIMIT VI」は、4月1日からサービス提供開始。だが既存の料金プラン「楽天UN-LIMIT V」を今契約すると1年間無料(通話料別)なのだ。そして4月1日から新プランへ自動移行するから運用次第ではずっと無料。取り敢えず契約しといたほうが良い。

「楽天UN-LIMIT VI」は最強だが、楽天モバイルは最強ではない

「楽天UN-LIMIT VI」がメリットしかないのは、本当なのだけれど楽天最高!!競合他社なんて雑魚とはならない。

やっぱり世の中そう甘くない。致命的な弱点がある。楽天は回線エリアが狭いし、周波数帯の取り扱いが少ない。つまり繋がりにくい。

通信・エリア | 楽天モバイル
上記画像が現在の東京都付近楽天回線エリア(2021.2)詳しくは上のリンク公式サイト情報を見て欲しい。ご覧の通り都市部から離れてしまうと、真っ白。山岳地帯近づくともう絶望的。途端に駄目になってしまう。

更に楽天は取り扱い周波数帯が競合他社と比較して圧倒的に少ない。取り扱い周波数は他社が5つ以上保有しているのに対して、楽天は2つ。「Band3」、「Band18」のみである。取り扱い周波数の少なさが、何を意味するかというと圧倒的に繋がりにくい。そう楽天モバイルは、通信エリアが狭くて、繋がりにくい。

しかも画像薄いピンク部分の「Band18」帯については、競合KDDI「au」からの借り物。濃いピンクの自社回線である「Band3」帯は、繋がりにくい雑魚回線。しかも都会しか普及してない。

楽天側の事情は置いておいて、ユーザー的には繋がりにくい回線でしかないというのが現状。「楽天UN-LIMIT VI」というプランは最強だが、楽天モバイルの回線は最強ではない。

楽天モバイルの現状と今後の計画

楽天モバイルは、通信が残念というモバイル事業社として致命的な弱点を抱えている。だから値段で勝負するしかないのだけれど、そんな中docomo「ahamo」を始めとする大手キャリアから爆弾が投下されたわけだ。

このままだと大金を賭けて投資していた、モバイル事業がポシャる。故に圧倒的最強プラン「楽天UN-LIMIT VI」というわけ。

楽天も通信エリアが弱点であることは重々承知しているから拡張しようと藻掻いている最中。2021年1月末時点で全国人口カバー率73.5%であるが、3月末には80%、夏には96%の達成を目指している。これは以前掲げていた2026年夏に自社回線での人口カバー率96%の目標を前倒したのだ。プロジェクト大幅変更にもほどがある。

エリア拡大のため従来よりシンプルでコストと建設に時間がかからないアンテナ基地局をバシバシ設置中。とはいえ現状のカバー率73.5%は、ほぼKDDIの回線を借りて実現している。ここから自力オンリー22.5%拡張はキツイ。実現できるのか?

「スペースモバイル計画」なる全く新しいネットワーク展開も進めているらしい。人工衛星から電波を地上に送信することで、全国100%のエリアカバー率達成を目指すとのこと。ただしこの計画については、関係者から衛星だと地上と距離ありすぎで通信繋がらないとか、衛生から電波を飛ばすルールも決まっていないとか展開が疑問視されている。

基地局拡張、スペースモバイル計画が上手く進行しても、もう一つの致命的な弱点の解決はできない。良質なBand帯いわゆるプラチナバンドは、もうすでに他社に握られている。プラチナバンドは700MHz~900MHz帯の低い周波数。屋内で繋がりやすい回線なんだ。今後も楽天に割り振られなければ、いくら楽天回線を拡張しようが屋内で繋がりにくいという弱点は残る。マジ楽天辛い。

現状モバイル事業は大赤字だし、「楽天UN-LIMIT VI」の導入で更に苦しいことになるのは間違いない。なんてったって現在の主力回線KDDIの「Band18」は、1GBで約500円を楽天がKDDIに支払う契約となっている。ユーザーが通信使わないと赤字。俺みたいな1GB以内で運用してやろうなんて考えている奴もいる。楽天の負債は加速する。

モバイル事業は大赤字だが、楽天という企業的には体力があるからすぐにポシャることはない…はず。今の所さらなる大金を投資して、モバイル事業発展を目指すパッションもある。だが光の見えない地獄。頑張れ楽天。

楽天モバイルを使用しての感想

実際に楽天モバイル回線どんなもんよってことで俺の感想。

上記画像は楽天モバイルWeb申し込み完了後に流れた契約後の流れを解説した動画のキャプチャ。こういう演出割と好き。

ちなみに俺の住いは、余裕で楽天回線エリア外のコンクリ固めハウス。電波的には最悪空間のはずが、あらあら意外と快適じゃないかというのが初感。KDDI回線だけあって普通に使える。回線速度も十分だし全然問題なく使用できた。家の中は結構快適。

しかし少し出かけて気がついた。ふとした瞬間電波切れている。特に屋内で駄目だ。壁が薄そうな建物でも何故かキャッチしない。Band18帯自体は優れているのだけれど、コレを失ったとき補助する電波が皆無なのがやはり不味い。

楽天回線エリアならどうだ!ってことで実験のため仕方なくエリアまで移動した。現状主要都市以外では展開されていないだけあって、地方民はないと思ったほうがいい。そして肝心の楽天回線だが回線速度は快適で優れているのだけれど、建物の中に入ったら楽天回線エリアにも関わらず切断されること多々。

やっぱり「Band3」は雑魚回線。プラチナなんて持て囃される回線が存在するだけある。地下は特に絶望的。中途半端に繋がったりするから「Band3」と「Band18」の接続切り替え多発してブツブツ切れるし、その影響でスマホバッテリー消費も加速してしまう。ぶっちゃけ無理に「Band3」に繋がず、「Band18」で安定した通信を供給してくれたほうが助かる。

噂通り楽天回線は繋がりにくいところがある。致命的に繋がらないというレベルではないが、繋がらない瞬間があるのだ。都市部住みであまり移動しないという人ならば、建物次第では運用可能かもしれない。取り敢えず地方民がメイン運用するのは厳しい、楽天回線エリア内でも結構途切れるので、メイン運用するのは苦しいというのが俺の感想。ただ思っていたよりは良かった。

まとめ [楽天モバイル契約はメリットの塊]

楽天的には競合が値下げを発表し、値段のアドバンテージが薄くなった。繋がりにくい回線だから、有料だと客が離れてしまう。そうなると大金を投資している通信事業がポシャる。故に「楽天UN-LIMIT VI」。最低価格無料という苦肉の策。

現状楽天モバイル回線は今ひとつだが、それでも我々ユーザー的にはメリットしかない。メイン回線として運用可能かどうかで見るとすごい微妙だが、サブ回線として保有すれば何ら問題なし。俺的には、デュアルSIM対応端末やe-sim対応端末でサブ回線として使用することをオススメする。

楽天モバイルは、運用次第でタダ!月額無料。しかも通話無料。
下記の通りメリットいっぱい。

ポイント

月額1GB未満無料
競合他社より安い段階プラン
Rakuten Linkからの通話は無料
契約事務手数料0円
解約手数料0円
2021年2月現在楽天ポイント付与

恐ろしいことに2021年2月時点では楽天ポイント付与ってことで、5,000ポイントもらえる。楽天サービスで5,000円の買い物が出来るやつ。美味しい。

楽天は必死。乗っからない手はない。

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