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楽天モバイル Rakuten Hand(P710) 性能レビュー【爆発的コスパ!驚きの性能!】

いま爆発的に売れている楽天モバイル「Rakuten Hand」税込み20,000円ポッキリ!!を購入した。前回の記事では外観を見てみたけれど、重要なのはやっぱり性能!実用耐えうるものかどうか。

お安いだけあってゴミみたいなものでしょう?と思われるかもしれないが、カタログスペックは中々のものなのだ。カタログスペック番長な可能性も捨てきれない故、実際1周間ぐらいメイン端末として使ってみた。その感想を述べる。

「Rakuten Hand(P710)」 スペック

「Rakuten Hand(P710)」詳細


定価:¥20,000
OS:Android 10(2021.2時点)

ディスプレイ:5.1 インチ 有機EL
ディスプレイ解像度:HD+ / 720 × 1,520

CPU:Qualcomm Snapdragon 720G / オクタコア 2.3GHz + 1.8GHz
RAM:4GB
ROM:64GB

背面カメラ:約4,800万画素 (広角) + 約200万画素 (深度測位)
前面カメラ:約1,600万画素

バッテリー容量:2,750mAh
USB:USB Type-C / USB 2.0

製品寸法:約138 x 約63 x 約9.5 (mm)
製品重量:約129g
対応SIM:eSIM (物理SIM非対応)
ボディカラー:ブラック / ホワイト / クリムゾンレッド
その他:IPX2 / IP5X(防水、防塵規格)/おサイフケータイ対応

以上がRakuten Hand(P710)「楽天ハンド」の基本スペックを抜粋したものだ。
定価税込20,000円であることが最大の特徴。
見た目や外装素材については2万円なりであったが、中身は中々見どころ沢山となっている。あと現状普及がそこまで進んでいない「eSIM」のみ対応で、従来の物理SIMカードが使えないところが個性的。

「Rakuten Hand(P710)」プロセッサ/メモリ/ベンチマーク

Rakuten Hand(P710) プロセッサ/メモリ


CPU:Qualcomm Snapdragon 720G(2.3GHz+1.8GHz オクタコア)
RAM:4GB

Rakuten Handは、CPUにSnapdragon 720Gを搭載。そしてRAMも4GBと低くはない。2020~2021.2月現在までのよくあるミドルレンジスマホといった感じ。CPUとRAMに関しては、以前俺が購入した「AQUOS sense4」と同様の構成なのだ。2万円の端末でこれだぜ!すげぇよ楽天。

というわけでスマホ性能指標レッツ!Antutuベンチマーク!!Rakuten Handのスコアは「274,170」!!??マッじでぇ!高っぇえ!!!流石にまぐれ臭いというか、俺のメイン端末pixel5の面子があるので再測定したところ「258,355」それでも十分高い。

俺の所有している「Google Pixel5」が74,800円で「284,789」「SHARP AQUOS sense4」が 35,800円付近で「230,557」Rakuten Handが如何に優れているか分かるだろう。そして際立つPixel5のコスパの悪さ。悲しい…。

ただしベンチマークスコアに対して実働は微妙。なんというか、ふとした瞬間もたつく感があるのと、スクロールのスムーズさが欠ける。ソフトウェア側でハードの性能を引き出せていない感じが否めない。あくまでも「Snapdragon 720G」の割には、パッとしないなぁってだけで十分っちゃ十分。

「Rakuten Hand(P710)」ストレージ容量

Rakuten Hand(P710)ストレージ


ROM:64GB
外部ROM:非対応

ROMは64GBで、外部メモリSDカードでの拡張は不可能。
動画や写真をガシガシ入れるとあっという間にパンクするので、上手く運用する必要はある。

上記画像が2021.2.13時点の最新アップデートをした初期ストレージ。15.08GBがシステムや初期アプリケーションに使用されている。つまり残容量は48.92GB。Android OSがあまりカスタムされていないこと、初期アプリケーションが少ないこともあって結構残っている。

上記画像が初期インストールされているアプリケーション。

楽天アプリが複数インストールされているが、消せるのでご安心ください。他社(doc○moとかa○とか)では消せないことも多いから嬉しいポイントである。一つ数10MB使っているから、不要だったら消してしまおう。割と容量稼げる。

そして今ホットな我々の血税を大量投入し開発された会心の力作にして、日本政府がインストールを推奨する153MBのゴミアプリ(C○C○A)も入っているぞ!

「Rakuten Hand(P710)」ディスプレイ性能/サイズ

Rakuten Hand(P710)ディスプレイ


サイズ 約5.1インチ / 有機EL
解像度 HD+ (720 × 1,520 )

ディスプレイサイズは5.1インチでOLEDの画素数1520×720。競合商品と比較すると、画素数が貧弱。そして画面の自動光度調整に対応していない。Rakuten Handのコストカットポイントで弱点だろう。自動光度調整という機能に、いかに日々助けられていたかを実感させられる。暗いところでも煌々と光るのは地味に煩わしい。

勿論5.1インチであまり画素数高くても意味はないという意見の人もいるかもしれないが、アプリなどのサービスがそれ以上の画素数を求めてくる場合もあるから平均ぐらいは欲しいところ。ディスプレイの色合いは青強め、一般的な日本人好みの発色である。俺は黄色強めのほうが好み。

コンパクトだからイイ!と、一部の界隈が盛り上がっているけれど5.1インチは小さすぎると俺は思う。画素数もそうだけが表示域狭い。狭いとスクロールする手間が増える。画面は大画面であるほど視認性や作業性が上がるから、作業するなら大きいほうが良い。

画面のデカさと携帯性はトレードオフではあるのだけれど、6インチでも最近はベゼルがなくて薄いから片手で操作できるし、携帯性も5インチサイズとそこまで変わらない。電話しかしないなら良いが、それ以外のことするなら5.1インチ解像度HD+はキツイ。

「Rakuten Hand(P710)」カメラ性能

Rakuten Hand(P710)カメラ


アウトカメラ(広角)有効画素数 約4,800万画素
アウトカメラ(深度)有効画素数 約200万画素
インカメラ 有効画素数 約1,600万画素
デジタルズーム 約2倍
手振れ補正/オートフォーカス 非対応

正面カメラは、謎に画素数が高く1600万画素。背面カメラは、デュアル構成で4800万画素の広角と200万画素の深度測位カメラ。200万画素のゴミ極まる深度測位カメラなぞ使わないので、実質シングルカメラといっていいだろう。

使用した感じ画質は良好だが、オートでの調整に難あり。明るさ調整いわゆるホワイトバランス?って奴がが変わりすぎだと思う。カメラ構えるたびに違う色になる。俺みたいな適当に撮影する奴にとっては致命的。

設定変えて調整とかすれば、4800万画素あるからソコソコいい感じになるのだろうけれど、面倒だしそんなものはやらない。手ブレもボチボチするし、自動調整は賢くないという印象。

凄い悪くはないけれども、良くもないそんなカメラ。値段なり。

「Rakuten Hand(P710)」バッテリー性能

Rakuten Hand(P710)バッテリー


バッテリー容量 2,750mAh(内蔵電池)
対応急速充電/ワイヤレス充電 非対応
連続待受時間 LTE:約420時間 /3G:約440時間 /GSM:非対応

バッテリー容量は2,750mAh。コンパクト軽量ボディ故必然的に容量は多くない。

バッテリー持ち自体は、OSや端末のチューン次第で大分いいものとかも存在するからどんなもんよということで、消費をチェックしたが結論バッテリー容量なりという印象になった。過剰消費したり、すごい持ちが良かったりというのはない。使えばその負荷分減るって感じ。無難。

電話や少々のWebチェック程度であれば問題ないし、セルスタンバイ状態であれば数日持つ。ブラウザ使用だけではなく、ゲームアプリや動画視聴をするならば1日どころか半日持たせるのも困難。YouTubeとか視聴していると、ズルズルバッテリーなくなっていく。ヘビーユースには向かない。

あと何気に急速充電であったり、無接点充電には対応していない。バッテリー容量が少ないから急速充電じゃなくても割とすぐ満充電になるとはいえ、対応していて欲しかったところではある。値段的に無理ということだろう。

「Rakuten Hand(P710)」その他機能

指紋認証/顔認証機能対応

外観レビューでも述べたけれど、指紋認証センサーはディスプレイ下部に仕込まれているおかげで、指紋センサーが見た目上存在しない。素晴らしい。

肝心の認証制度であるが、認証はするもののコンマ数秒レベルであるがテンポの悪さを感じる。あとチョイ認識が速くあって欲しい。ただ俺はビジュアル重視なので無問題。

顔認証システムも問題なし。ただし3D顔認証機能ではないからあまり信用するのはNG。他のロックとの並用することを俺は推奨する。

防水IPX2 防塵IP5X

アイピーなんたかだから防水で大丈夫!とか思わないように。コレは下から3番目の防水IPX「2」である。

「10分間垂直から15度以内で落ちてくる水滴によって有害な影響がない」というもの。ちょっと濡れても大丈夫だよ程度。いわゆる防滴。当たりどころ悪いと、一発でイク可能性があるから防水性はないと考えるといい。

防塵はIP5X。上から2番目。だが一番が「粉塵が内部に侵入しない」だから、内部に粉塵が侵入しないわけではないということ。信用しすぎてはいけない。

おサイフケータイ/NFC

2万円でおサイフケータイ対応!素晴らしい!!早速使用してきたが、動作は全く問題ない。SIMフリー端末では対応していない機種が多いし、安価だとさらに選択肢は少ないところこの機種はバッチリ対応。

非接触式キャッシュレスは最強。みんな使って欲しい。

「Rakuten Hand(P710)」気になったところ(音質)

本体下部右側がスピーカーなのだけれど、音はクソ。この端末2万円とお安いから、よっぽどじゃなければスルーするポイントなのだけれどコイツは見逃せないレベル。ガッツリコストカットしている部分。

モノラルだからとか、高音の伸びがとか、低音の響きがとか音質を語るレベルにない。久しぶりだぜ!こんなゴミ音質のスピーカー!って感じ。大音量だとビビるし、音が分離されていない感丸出し。とってもノイジー!動画視聴はともかく、音楽を聞く用途としては耐えられるものではない。

イヤホンジャックも付いていることだし、外部出力を強く推奨させてもらおう。なおイヤホンジャックからの出力も決して良くはない。良いところを挙げるならば、音は出る。

まとめ「Rakuten Hand(P710)」は買いか?

「Rakuten Hand」のついてのまとめだが、楽天モバイル回線契約のオマケとして全然調べないで購入したからその性能の良さにビビった。この端末の凄さはやはり値段「20,000円」と安価であるのに「Snapdragon 720G」を搭載し「RAM4GB」と十分なハードを持つ点である。普通に使えるというか、普通に優秀。

その上で俺の結論なんだけれど…
・メイン端末にするのはナシ
・サブ端末にするならアリ


普通に使えるのになぜ「メイン端末にするのはナシ」としたかだが、やはり値段なりの弱点が多いのだ。「低解像度」「自動光度調整」「カメラの調整」「スピーカー」などなど一つ一つは大したものではないが、複数重なると結構気になる。まさに塵も積もればなんとやらってやつ。細かな不満点が多すぎて、メインにするのは俺は勘弁。

あとメリットとして捉えている人少なからずいると思うけれど「5.1インチ」はやっぱり小さすぎ。端末小さいと、当然画面もバッテリー容量も小さくなる。画面表示出来る範囲少ないし、バッテリー持ちも決して良くない。携帯性は上がるけれど、失うものがデカイ。そして肝心の携帯性は6インチ端末とそこまで変わらないと俺は思う。

俺が楽天回線契約でメイン端末を購入するのであれば「SHARP AQUOS sense4 lite」を選ぶ。32,800円であるから楽天ハンドと比較すると、1万円チョイ値段が上昇するがその価値はある。「AQUOS sense4 lite」は、以前俺が購入した「AQUOS sense4(上の画像右)」からカメラを性能を落としたやつだ。それ以外は変化ない。本体重量は少し重いが、それ以外の部分については「Rakuten Hand」より優れている。

一方でメイン運用する端末が別にあるのであれば、「Rakuten Hand」は頼もしいサブ端末だ。少々の不満点はあるものの、3Dグラフィック多用したアプリケーションとか使わなければ十分に動く。メイン端末にトラブルがあったとき、ビジネス専用、ちょっとした玩具になどなど様々な場面で、使用できるポテンシャルがある。

俺は今後メインに「Google pixel5」サブに「Rakuten Hand」というスマホ運用体制にしようと思う。楽天モバイル回線契約のオマケのつもりが、中々逸材がついてきた。

「Rakuten Hand」が買いかどうかでいうと、絶対的に買い。色々細かな難はあるが、値段以上の性能を持った端末である。

記事作成当時よりお得感はなくなったもののそれでも楽天回線はお得。

このフィルム全面覆えていいと思った人多いでしょう?柔らかくて普通より3倍は貼るの難しいから注意!

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