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靴・サンダル

On Cloudmonster 3 レビュー [ 大穴だらけ3層クラウドテックの衝撃!! ]

俺の大好きなシューズOn Cloudmonsterの後継「Cloudmonster 3(クラウドモンスター3)」がリリースされたので購入した。

発売日からそこそこ走り込んだので、健康のため軽く走ってるヘボランナーなりに評価してみる。

人気シリーズCloudmonsterの「3」作目!!

これがクラウドモンスター3である。
まず値段が24,200円(2026.3)と中々に強烈。Onは元々お安いブランドじゃないとはいえ、思わず「うひょー」となる価格帯だ。お陰様でおサイフの中が涼しい。

雰囲気としては、初代クラウドモンスターの流れをしっかり継いでいて、2よりも初代寄り。その最大の特徴が、言わずもがなOnの中でも特に穴がデカいミッドソールだ。

今回は3段構成になっていて、穴の数も増え、見た目のインパクトもさらに増している。

On Cloudmonster 3の使用感

走った感想はクッション重視スローペース向け

走った感想としては、クッション重視のスローペース向け。

ペースはキロ4分〜6分ぐらいが気持ちよく、特に遅いペースのほうが“つぶれたミッドソール穴が戻って跳ね上がる”感触を楽しめる。ロッカー形状とクッションの組み合わせで自然と足が前に出て、その勢いに任せてダラダラ走るのがちょうど良い。

そしてOnらしく「クッション効いてるのにフワフワじゃない」のがイイ。構造はしっかりしているのにクッションが効いてピョンと跳ねる感触は独特だ。

速いペースには向いていないと思う

一方でキロ3分のような速いペースになると、穴が戻るスピードより足の回転のほうが上回り、反発を活かし切れない。速く走るには明らかに不向きだ。

ヘボランナーの俺でも5kmぐらいならそのペースで走れるので、エリートランナーだけではなく、短距離しかしない人も注意。

普段履きには楽しいけれど、向いてはいない

普段履きとしては、散歩やウインドウショッピングなら“過剰なバウンス感”が楽しい。

ただしロッカー形状でグラグラするので、電車内で立つ・行列待ちのような長時間立ちっぱなしはシンドい。階段昇降もやや不安定で慣れが必要。

もともと活動的な人が「跳ねてたのしー!」ってやるための靴で、歩行補助や膝痛対策で買っちゃいかん。普段履きに向いているかというとNO。

歴代クラウドモンスターと比べクッション重視

クラウドモンスター過去作持ち向けに説明すると、「初代(手前黒)のミッドソールに穴を増やし、ロッカーを強めたもの」である。

穴が増えたことでバウンスというよりクッションが増したイメージ。接地は柔らかくなり、その分バウンスと接地の鋭さはやや薄まる。それが“3”。

一般的なランニングシューズのクッションを合わせた2(奥白)とは明らかに違って、初代からの正当な派生感が強い。

軽いランニングや運動をしたいデイリートレーナー向け

まとめると、
「本格ランナーも使えるけれど、軽いランニングや運動をしたいデイリートレーナー向け」そんなポジションだと思う。

On Cloudmonster 3の構造

アッパー:2層構造で安定感ある厚手

細かい構造を見ていこう。まずはアッパーメッシュから。

アッパーは薄い表地+シュータンと連結した厚い生地の2層構造。足当たりは柔らかく、サポートは強め。デイリーユース向けのOn Cloud 6より厚みがあり、耐久性も高そうだ。

一方ランニングシューズとしては通気性低め。画像のとおりLEDランタンを入れても光の漏れが少なく開口部も少ない。夏の最適解ではない。水濡れすると厚手の2層目が乾くまで時間がかかり、重さも増すのも痛い。

「安定感・耐久性」寄りに強く振ったライトユース向けアッパーという印象だ。

シュータン周り:クッションモリモリ

シューレースは、初代クラウドモンスター的な8の字になるような独特のパターン。シューレースには反射材が織られていて、夜間ランナー的には嬉しい。

ただ反射材とリサイクル素材が固く解け難いタイプではないとは思う。

シュータンのクッションは特盛。

プニプニでシューレースの感触が伝わらないし、足が柔らかく包まれる。また足首周りには、フエルト縁が付いているので、足首の不快感少ない。

シュータンはアッパーと完全に一体化したガゼット構造となっている。

Onシューズの一部モデルに採用されていたシュータンに紐を束ねる用のゴム付き。結構使い勝手がいい。

気になる点としてはシュータンがやや短く、レース結び目が結構上に来る。俺は支障ないのだが、人によっては気になる部分だと思う。

ヒール周り:ヒールカップ硬め、クッション厚手

ヒールカップはやや硬め。柔らかかった初代より、オーソドックスな2寄り。厚底+柔らかさのある靴なので、この硬さが正解だと思う。

ヒール合わせ目がやや斜めなのは、靴の耐久や足当たりに多少いい要素があったりするのかも。

ヒールクッションは厚めでモッチリ。

初代は破れやすいと言われていたが、触った感じでは強化されている印象。

ミッドソール:強烈3層クラウドテック!

今回の目玉、3層クラウドテック。穴2段!

初代を見た時から「いつかやるよな」と思っていたが、ついに来た。見た目のインパクトがデカい。クラウドモンスター×クラウドストラトスって感じ。

素材はEVAメインの「Helion」。高反発でお馴染みのPebax系は使っておらず、やや硬めの素材感。内部にはナイロン混紡のスピードボードプレートも搭載。

この3層クラウドテック、上下2つの穴が完全分離している訳ではなく中で繋がっている。

“2穴”というより“大穴の入口に仕切りを入れた”構造に近く、結構空洞が多い。これが柔らかさに繋がってるんだと思う。

初代よりロッカー形状が強めで、立った時点でグラつきを感じるレベル。

アウトソール:グリップ良好!石も挟まらない!

黒で分かり難いのだが、内側の凸2か所を除きラバーが配置されている。

意外と厚手で、溝切も結構深い。触った感触はネチャネチャ粘りのあるゴムで、ドライ路面ではガンガントラクションが掛かって良い。

それと今まで雨天クッソ雑魚なイメージしかないOnであったが、悪くはなくなっている。良いとまで言わないが、まぁ割と普通。このゴムと溝の切り方いいんじゃない?大前進!

あと俺は田舎住まいなので道端石だらけなんだけれど、Onお馴染み石挟まりが全然発生しない。アウトソールは全体的に工夫したんだろう。

インソール:薄手ザラザラメッシュ

インソールはややアーチ付きで、表面はザラザラメッシュ。

Onでよくあったツルツル表面インソールがあまり好きじゃなかったので嬉しい。

On Cloudmonster 3 重量:やや重め

重量は「281g」(26.0cm)
ランニングシューズとしては軽くはない。練習用厚底としては標準ぐらい。内側クッションや靴底の厚さを考えると、まあまあ頑張って軽くしたほうかと。

ただ、走行中に重さが気にならないかと言うとNO。ペース上げたり疲れてくると「重い靴だな」と意識が持っていかれる。

On Cloudmonster 3 サイズ感

サイズ感は、爪先は広め、甲周りはやや狭め。

爪先は横にも縦にも余裕があり、そこそこ指が動かせる。対して甲はタイト。今回はワイドサイズの用意があるので甲高ならそっち推奨という割り切りを感じる。

他クラウドモンスターと比較すると、[狭い] 1>3>>2>3ワイド [広い]。という印象だ。

俺の場合:素足25.5cm程、26.0cm購入やや失敗

俺(素足25.5cm程・Dウィズ・普通厚靴下)は26.0cmを選んだ。

指先はギリギリだけど、甲がしっかり締まるのでこれでいけると踏んだ。…が、20km走ると足がむくんで左親指側面に圧迫を感じるので、26.5cmでもよかったかもと今は思っている。

俺は 1(26.5)、2(26.0甲周りイマイチ)、3ワイド(26.0だと甲が緩すぎ、25.5だと爪先先端直撃)。そんな感じ。

On Cloudmonster 3 はデイリートレーナー向け

クラウドモンスターの後継を作るならこうだよなって感じ

厚手のアッパーメッシュにしっかりしたクッション、やや硬めのヒールカップと、攻めた造りはミッドソール以外にはあまり見られない。総合して改めて「本格ランナーも使えるけれど、軽いランニングや運動をしたいデイリートレーナー向け」という印象だ。

クラウドモンスター3は、「初代クラウドモンスターの後継を作るならこうだよな」と思わせる仕上がりだ。ロッカーを効かせて穴を増やす。不評の声があった薄いアッパーや頼りなかったヒールカップも改善し、方向性としてはシンプルで分かりやすい。

ただ正直俺は初代が好き。3もいいんだけれどね

ただ、確かに初代の系譜ではあるのだけれど、正直なところ俺は初代の方が好き。(画像俺が最初に買った初代)

初代はソールに硬さを感じたり、ヒールカップがグニャグニャしていたり、ラストに癖があったりはした。でも反発感がもっと楽しかった。感触硬いけれど意外と衝撃は吸収するし、鋭く跳ねて快感だった。穴あきソールでしか作れない特別な世界が色濃かった。

一方、3はクッションがまろやかで完成度は高いんだけど、なんというか少し普通に寄ってしまった印象がある。クラウドモンスターのように縦軸に対して反発するタイプのクッションを上げると、穴あきソールであるメリットが薄まるというか、一般的なランニングシューズの感触に近づくというか、そんな問題があるような気がしてならない。

些細な問題に見えるかもだが、今は初代がまだ存在し、On全体のラインナップも増え、競合他社のデイリートレーナーも強い。その中で、唯一無二のフィールが薄れ、値段も高めのクラウドモンスター3を強くオススメできるか?と言われると、苦しいものがある。

見た目が好きでテンションブチ上がるとか、普段履きと運動兼用で使いたいとか、己の中で納得出来る理由を見つけたいところだ。

最後にちょっと非定型的なことを言ったけれど、俺はクラウドモンスター3も結構好き。完成度は高いし、3層クラウドテックの見た目は面白い。

面白い靴ではある。ただ値段の高い靴でもある。

初代も2の時のように併売して欲しいと願っているがどうだろう?

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