Pixel 5 ケース ウルトラハイブリッド (マット・ブラック)を購入しました。スマートフォンのデザインを楽しみたいのでケースなしのノーガード戦法だったのだが、前スマホのフロントパネルを割ってしまったので戒めとして購入。1年間はケースを付けて過ごそうと思う。
購入したのは、無難OF無難な大手スマートフォンアクセサリーメーカー「Spigen」のケースだ。新しいスマホ買ったらとりあえずこのメーカー買っておけ的な人も多いのではないでしょうか?
Spigenとは
Spigenと書いてシュピゲンだ。俺は最初スピゲンだと思っていた。2008年に創立した企業でスマートフォン黎明期からスマホアクセサリー事業を手掛けていたベンチャー企業である。
2008年といえばまだまだスマートフォンを取り扱っている人は全然居なかった。「iPhone3G」やSony Ericsson「Xperia X10」を使っていた俺は完全に変なやつ扱い。赤外線通信が出来ないと知った人のゴミを見るような目を忘れてはいない。なお実際今のスマホと違いクッソカクカクするし、サービスも整っていなかったのでゴミとは言わんが微妙なアイテムであったのは確か。そんな時代からスタートダッシュを決め込み適切な商品を適切な値段で提供したわけだ。そりゃ売れる。
話を戻すとSpigenは、2004年に設立の韓国モバイルアクセサリー会社SGP Koreaが米国で始めたビジネスブランドとのこと。Spigenの事業が上手いこと進んだため、本来の大本SGP KoreaがSpigenKoreaとなったようだ。
今は米国カリフォルニアに本社を構えて、世界各国に独立法人を置き世界60ヶ国以上に展開しており、日本にもシュピゲンジャパン株式会社という独立法人がある。そのためSpigenは米国企業であることに違いはないが、実際のとこSpigenKoreaこと「韓国」が本社と言ってよいだろう。
韓国というと目くじらをたてて拒絶反応を示す人が多いが、社会情勢に目を向けると気持ちは正直わからなくもない。ただSpigenという企業は、スマホ時代初期から商品を製造したチャレンジングな企業だし実際良い商品を提供している。個人的にも韓国という国に対して思うところはあるものの、ソレはソレだ。
Spigen SGPは、スマホアクセサリーメーカーが全然ない頃からあったから思い入れがあるのだ。CGで物凄い質感を誤魔化していた頃とかあったけど、なんやかんや俺はSpigenを気に入っている。
ウルトラハイブリッドシリーズ
今回購入したものはSpigen王道のウルトラハイブリッドシリーズ。カラーバリエーションはクリスタルクリアこと全面クリアとマットブラックのバンパーが黒いやつの2択だ。悩んだのだがマットブラックを選んだ。理由はなんとなくとしか言いようがない。
ウルトラハイブリッドはどの機種にもラインナップされているSpigenの代表で定番である。売れ筋商品。無難な見た目なので、意図せず選んでいる人も多いのではないだろうか。家電量販店ではクリスタルハイブリッドを名乗っているらしい。なぜ?
特徴はプラスチックの中でも最高の耐衝撃性を持つ「ポリカーボネート」と強度とシリコン素材の柔軟性を持ち合わせた「TPU」を組み合わせているためとても丈夫であること。
その強度は、米軍軍事規格のMIL-STD 810G-516.6をクリアした実績があるとのことだ。810G-516.6は「shock」こと「衝撃」の規格であり、機器が取扱い、輸送、使用環境において比較的よく遭遇する反復的な衝撃に対して、 物理的および機能的に耐えうることができるかどうか確認をするためのものである。
軍事企画クリアしてるとかスゲェなぁ~と素直に感心したいところだが、全機種のケースでテストを実施しているわけではなさそうなのであんまり期待しすぎるのも良くなさそうだ。しかしウルトラハイブリッドシリーズの構造が衝撃に対して一定の効果がある証明としては十分すぎるものだろう。
開封
箱 Made in South Korea
引っ張る部分良いですね。開封は楽なやつが好き。
ポリカーボネートに保護フィルムが貼られている。小洒落た柄。
商品外観(本体未装着)
ここ数年スマホノーガード教団に入信していたから久しぶりのケースなのだが、出来いいな。ポリカーボネートの透明度は良好。耐久性のためか結構厚め。良いところは、ポリカーボネートとTPU素材の継ぎ目がお見事!なだらかで素晴らしい。
バンパー下部にSpigenロゴ。しっかりデザインされているし無駄な強調もない。ダサフォントやズレたロゴで主張が強いのが多い界隈なのでここ重要。
スイッチ部は、内側のボタン接触箇所に突起がついており凝った構造となっている。ボタンを押した感じも良好。ぐらつきがない。
全体を通して穴の切り抜き箇所の角が良い意味で立っているのが印象的。
四隅にくぼみ。Gショックとかと同じ原理を使用して衝撃吸収しようという考えだろう。AIR CUSHION TECHNOLOGYとわざわざ記載してる芸が細かい。
TPUはシリコンやラバーほど柔らかくないゆえ着脱感は固め。
商品外観(本体装着)
背面はしっかり透明。間になにか挟めばオリジナルデザインに出来る。透明素材の良いところだと思う。
ディスプレイよりケースのフチが高い。ディスプレイを守ることが、俺の主目的であるのでここ大切。
ちなみに前記事のSHINEZONEガラスフィルムとの干渉はない。
前面同様カメラ周りもフチが高い。カメラレンズもカッチリ保護。上部マイク穴もバッチリ。
下部充電部の切り抜きは大きめ。サード製アクセサリーでも干渉することはないだろう。
写真だと問題ないように見えるが、指紋センサーの円は若干センターからズレが有る。
実用上の支障は一切ないレベルだが、他部分に比べると難しい形成テクニックが必要ではなさそうなので意外。
重量
各種重量
Spigen ウルトラハイブリッド重量:29g
Google Pixel 5 :150g
SHINEZONEガラスフィルム:10g
本体+ケース:178g
本体+ガラスフィルム+ケース:188g
結構重量級になっちまったな…
まとめ
Spigenウルトラハイブリッドは、万が一の落下に備えるという用途では物凄く良いのではないかコレ?コストを考えると作りもよく出来ているし、特にデメリットが見当たらない。
強いてデメリットを上げるなら、衝撃からの保護を意識しているため、ポリカーボネートも厚く、バンパーも結構ゴツい。そして重い。擦り傷から保護するためだけであれば他のケースの方が適切だろう。
なお見た目が良くないという意見は、無視させてもらう。ケースを付けない方が良いという極論に戻るからだ。私的にはそこまで見た目は悪くないように見えるがどうでしょう?
やはりSpigenは定番の選択肢として挙げられるだけある。スマートフォン黎明期から展開し、数多の競合他社を退けたのは伊達じゃなかった。間違いのない商品だ。