車のタイヤ空気圧を管理するために、電動の充電式空気入れが欲しい。
シガーソケット給電の空気入れはあって使ってはいたんだけれど、線の取り回しが面倒くさいのなんの。それに今時シガーソケットって。だがガソリンスタンドは、何やかんやメンドイ。
そこで「ボッシュ コードレスエアポンプ EASYPUMP」を買いましたという話。
車のタイヤ用電動空気入れを探してた
意外と良いメーカー品が見当たらない
車のタイヤに手軽に空気が補充できる電動空気入れが欲しい。
という訳でamazonで「電動空気入れ」を検索すると上記画像の通り、わぁお!訳の分からない中華品祭りだぜ!
よくよく探すと超コスパスマホでお馴染みかつ電気自動車事業にも乗り出した中国超大手企業「Xiaomi」もあったりするけれど、明らかにやる気がないOEM品の香りがする。あとカー用品店お馴染み安かろう悪かろうの代名詞みたいな奴らが幾つか。
違う。長く頻繫に使う予定なので、少々お値段が張っても信頼出来るヤツが欲しい。
日本企業マキタ・ハイコーキはデカい
そこで次の候補として挙がったのは、プロフェッショナル御用達日本企業マキタさんやハイコーキさん。…なのだが、デケェのなんの。充電のためにバッテリーを着脱しないといけないのも面倒臭い。
間違いのないアイテムではあるものの、ズボラな俺だと取り回し面倒で使う頻度少なくなるのが目に見えている。それでは意味がない。
そこで見つけたのが「ボッシュ EASYPUMP」
そこで登場するのがタイトルと冒頭の通り「ボッシュ コードレスエアポンプ EASYPUMP」だ。
ボッシュは言わずと知れた世界最大規模の自動車部品サプライヤーにして電動工具も作るドイツ企業。ハンディサイズで充電式。そして信頼出来るメーカーと俺の理想といっていい。
お手軽にタイヤの空気圧調整が出来て完璧だぜ!
Ja☆ドイツの技術は世界一!!(※なお製品自体は Made in China)
ボッシュ コードレスエアポンプ EASYPUMP 詳細
EASYPUMP 小型で持ち運びが楽
外観と詳細を紹介していこう。
形状としては握りとディスプレイのついたハンディスティック型。
色はボッシュのコーポレートカラーであるグリーン。
圧力ホース長さは240mmと収納や取り回しが楽な短め。持ちながら短時間使用することを前提としている感じ。
操作はシンプル見れば大体分かる
操作については、ボタンを見れば大体分かる程度にシンプル。
空気圧単位は bar/kPa/PSI に切替可能で、指定数値まで入れたら自動停止する機能も付いており、最大圧力は10.3bar/1030kPa/150PSIと車以上に高圧なロードバイクにも対応している。
駆動音はブィーって音が鳴り続けるので、そこそこ煩い。外で使う分には問題ないと思うけれど、集合住宅の夜間室内使用は多分刺される。
その辺はコンプレッサーなので、やむなし。緊急事態でもない限り日中に使うのが吉だ。
ディスプレイはLEDバックライト付きで光って、前方を照らすLEDライトも搭載している。
LEDライトは物凄くショボく100均以下の品質だけれど、タイヤに空気入れる分には使える。夜間も安心。
米・仏バルブやボールなど幅広く使える
圧力バルブは米式がベースで、仏式、ボール、ビニールボールなど用のニードルアタッチメントが付属している。
米式やら仏式やらなんやねんというと、米式が車やバイクのタイヤでよく使われているやつで、仏式がロードバイクとかガチな自転車で使われている変な形のやつ。
残念なのは日本で一般的な自転車に使われている英式バルブに対応していないところだ。別途『社外のアダプター』を買えば何とかなるので、無問題ということにして欲しい。
アタッチメントの類はグリップ部分に収納出来るので素早く取り出せるし、無くす心配もない。
重さはスマホ2つ分ぐらいと軽い
重量は400gチョイ。
大き目のスマホ2つ分ぐらいなので、持ち運びで重いとかはない。
スマホと同じ「USB C」で充電出来る
充電はスマホやPC用品でお馴染みのUSB-C端子だ。俺はスマホの充電でいつも使っているものを流用している。素晴らしい。
空っぽからの満充電は公詳約3時間で、実測2時間半チョイぐらいだった。低速のバッテリーライフ重視。(バッテリーはゆっくり充電した方が劣化しない)
USBケーブルは付属しているが、ACアダプターは別売り。まぁスマホかなんかで一つぐらいみんな持っているだろうからいいんじゃないでしょうか?
あとボッシュロゴ付きの安っぽい布ポーチも付属している。安っぽいけれど、普通に便利。
取説に車・バイク向きではないみたいなこと書いているけれど無問題
ただ取扱説明書には…
本製品は、大きなエアマットレスなど大量の空気が必要な用途には向きません。また、自動車やバイクのタイヤ等の空気入れに使用する各種証明用器具としてはご使用になれません。
という文章がある。
車に使っちゃダメなのでは?という感じなんだけれど「向きません」「“各種証明用器具”としてはご使用になれません」という話。
まず「“各種証明用器具”」については、自動車工場などが「ウチは整備道具としてこれを使っています」と第三者に提示する機械としてはNGというだけ。一般人には関係ない。
それと「向いていない」というのは、空気の送る量が少なく時間が掛かること、空のタイヤ4本満タンにするほどバッテリーが持たないことが要因だと思われる。試しにタイヤ一本空から満タンにしてみたけれど、10分ぐらいかかった。バッテリーは丁度半分まで消費。本体もソコソコ熱を持つし4本は絶対にムリ。
その辺中華の訳の分からないメーカーは責任なんてないから車OKと意気揚々と言えるけれど、大企業ボッシュさんは適当にOKとは言えず「向いていない」と濁しているのだろう。
ただ「向いていない」であって「使ってはいけない」ではない。日々のコンマ数パスカル程度の補充なら何ら問題はない。ご安心を。
なんなら向いていないと言いつつ、公式サイトに車で使っている画像があったりする。
EASYPUMPで空気入れがラクラク
車のタイヤで現在もゴリゴリ活用中。やっぱ電源線なしは便利だわ。出かけるついでにやろうって気になるもんな。
俺の理想通りの活躍をしてくれる良き製品でした。適正空気圧に調整して過ごせば、燃費も機動性も良くなるし、パンクの可能性も軽減出来る。1万円ぐらい楽に回収出来る。…ハズ。
よく分からないメーカー品じゃない電動小型空気入れが欲しかったらオススメだ。
良い買い物をしたと思う。
車に使うならクイックアダプターを購入すると便利。
一般的な自転車ママチャリなどに使うなら「米式→英式」 バルブ変換が必要になる。
車のタイヤを空から満タンまで持っていけるようマキタとかハイコーキの筐体は大きいという訳だ。