土屋鞄製造所 ナチューラ ヌメ革 ファスナーペンケースである。革でできたシンプルなペンケース又は筆入れだ。
ただの革のペンケースにお金を使うことは、世間一般的には完全に無駄だろう。服や時計どころの話じゃない、他人に与える影響はほぼ皆無だ。ペンケースなんて大して誰も気にしない。でも理屈や情勢どうのこうの置いておいて、俺は上質なモノってテンション上がる。購入してしまったのだ、仕方なかったのだ。
土屋鞄製造所とは
本題に入る前に、今回紹介する商品を製造している「土屋鞄製造所」について少し触れておこう。
革製品業界は、割と新規ブランドがポンポン出てくるところだが、土屋鞄製作所はランドセル職人が立ち上げた1965年創業の老舗。シンプルで飽きのこないデザインをウリにしているブランドだ。
日本の革製品大手ブランドには「GANZO」「WILDSWANS」「大峡製鞄」などがあるのだけれど、「土屋鞄製造所」は比較的手を出しやすい価格であるのが魅力。でも手を出しやすいから低品質というわけでもない。
俺的には、品質が良く、コストパーフォーマンスも良い革製品ブランドだと思う。欠点は数少ない直営店での販売しかしていないため、田舎住みは実物を見ての購入が厳しいことぐらいだ。オススメ。
ナチューラ ヌメ革 ファスナーペンケースについて
今回紹介する「ナチューラ ヌメ革 ファスナーペンケース」は、牛ヌメ革を使用したペンケース。お色は、ブラウン、チョコ、オークの三種類。ファスナーのカラーは共通で金色。
俺はブラウンをチョイスした。かなり悩んだのだが、決め手は使用していた財布と近い色であったことだ。革製品同士統一感を持ちたかった。
しかしオークは経年をより楽しめそうだし、チョコも渋い。悩ましい選択肢である。どれを選んでも後悔しないだろう。
ナチューラ ヌメ革 ファスナーペンケース 外観
シンプルデザインの革ペンケース
では早速「ナチューラ ヌメ革 ファスナーペンケース」の外観を見てみよう。素材はヌメ革で柄などないシンプルデザイン。万人受けし易い見た目なのではないだろうか。
なにげに実用的なのが、画像の様に縦に自立すること。卓上のスペースを取らないので、地味に便利。
ヌメ革の風合いが最高
公式サイトの説明通りヌメ革の表面には、傷やシワなどの元となった動物の個性が見える。革製品はワンオフ物であるということを実感させてくれる。味があって実によい。
なおヌメ革は固く丈夫であるが、それでも鞄の中身に収納すると擦れたり、ぶつかったりで傷がつく。しかしケアをしてやると徐々に目立たなくなるし、傷は傷で味が出る。コレこそが素晴らしき革の魅力。
ペンの出し入れがしやすい
ファスナーを開いた状態はこんな感じ。口が大きめに開くので、ペンの出し入れ性は良好。
なおスマートな見た目通り収納力は高くない。ゴツいペンを複数本入れると厳しいから細いペンで揃えたいところ。
ファスナーは金色の「YKK製」スムーズに開く。なんやかんやで間違いのないクオリティなのでYKKロゴがついていると安心。
裏地も革。裏地はファブリックという製品も多いので嬉しい部分。ファスナー末端に付いている土屋鞄のロゴマークもいい感じ。
縫い目やコバ処理もバッチリ
縫い目の折返しもグッド。安価なものはココがなっていない。
革の端っこ「コバ」の処理もバッチリ。この太いコバが安定した自立に貢献する。俺はあんまり立てて使用しないけどね…。
偶にケアする必要はある
若干脱線するが革製品は、ブラシとクリームを使って定期的なケアが必要だ。革の素材と使用頻度にもよるが、乾燥具合を確認してメンテナンスして欲しい。財布や靴なども同様だ!怠ると潤いがなくなるぞ!
革製品は経年変化が楽しいので、メンテナンスをして末永く使うのがオススメだ。
まとめ [シンプルな革ペンケース]
ペンケースにお金をかけるなんて馬鹿らしいなんて意見はごもっとも。布地でも缶でも役割は十分に果たすし、「安価=ダサい」というわけではない。
だが人によっては結構使うしものだし、眺めて良い気持ちになるならコレはコレでアリだと思うのです。合皮とは違う本革の風合い、香りもなかなか乙なものだ。
クリームでのケアやブラッシングによる定期メンテナンスが必要ではあるが、経年によって変化していく製品を眺める楽しみがある。本革は良いぞ。
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自分ではお金を掛けにくいアイテムであると思うのでプレゼントにもオススメだ。
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