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アークテリクス エアリオス15 バックパック レビュー [ 日帰り登山に最高!!小型ザック ]

日帰りで山登ってきた。
俺の登山スキル低下凄いとか、熊のクソだらけでヤバいとか色々あるのだけれど、何よりも思ったのは日帰りで30Lのザックは邪魔だなと。

登山口までは車で行くから登山に関係ないものは置いて行ける訳だし、どう考えても過剰。というわけで、小容量バックパックを追加購入した。アークテリクス「エアリオス 15 バックパック」である。

エアリオス 15 バックパック 購入経緯

エアリオス 15 バックパック
耐久性に優れた軽量シングルデイパック。中身をスマートに整理でき、快適に持ち運べます。

軽くて持ち運びやすく、スピーディで快適に動けるから、更に遠くまで行くことを可能にする。これが、エアリオス 15 だから叶う自由。収納量は 15L。水や軽食、重ね着用ウェアなど、終日のアクティビティに必要なアイテムを快適に収納できます。ショルダーストラップと側面のポケットを使用すれば、中身に手が届きやすく、安全に携帯可能です。軽量な生地に液晶ポリマーのリップストップ素材のグリッドが施されているため、抜群の耐久性を発揮します。透湿性に優れたバックパネルのエアロフォームパッドと、取り外しできるフレームシートにより、便利で快適に持ち運びできます。

https://arcteryx.jp/products/aerios-15-backpack-men

購入したのはマイブームであるカナダのアウトドアブランド アークテリクスの「エアリオス 15 バックパック」名前の通り15Lと小容量ザック(リュックサック・バックパック)になる。公式詳細については上記の通り。夏から秋にかけての日帰り登山なので、そんなに多くの収納はいらないということで購入した。

なお登山用ザックや旅行用バックパックは、カリマーとドイターに全面の信頼を置いていたため俺的にはちょっとしたチャレンジ。アークテリクスといったら防水ジャケット屋!という印象を勝手に持っていたのだけれど、最近購入したシティユース用「グランヴィルクロスボディバッグ」背面メッシュのテクニカルさを見て考えを改めた形である。

エアリオス 15 バックパック 外観

エアリオス 15 バックパックの外観を見ていこう。まずぐるりと一周。

2023年10月現在リリースされているカラーは「Phenom(橙)」「Pixel/Sprint(灰)」「Pytheas(緑)」の3色(なんか知らん間に緑増えてる…)。人気のブラックはシティユース向けのアロー・グランヴィルシリーズなどにお任せということなんだろう。

俺のはライトグレーにイエローのコードがアクセントとして入った「Pixel/Sprint」。山で目立つド派手なオレンジにしようかと思ったが、グレーカラーの絶妙な塩梅に惹かれたため急遽変更。

始祖鳥がモチーフのブランドロゴは立体的な刺繍。最近プリントロゴに移行気味であるが、こちらの方が高級感があるのは間違いない。

商品名称。「AERIOS」であって「“AIR”IOS」ではない。

収納量を表記するのが、アウトドアバックパックのスタンダード。…ではあるのだけれど俺的にはない方が見た目スッキリして嬉しい。

エアリオス 15 バックパック 詳細

表面はコーデュラナイロンで薄く丈夫

表面素材は厚み1000デニールの米インビスタ社コーデュラナイロン。ナイロンに薄い樹脂コートを施したバックパック超ド定番素材。引っ張り、引き裂きに強い最高に無難な素材である。

なお1000デニールとザックとしては薄手なことに加え、ライトグレーと薄色なので若干の透け感があるのは注意して欲しい。

バンジーコードで自由自在

表面にジグザグに付いている丸ゴム紐(バンジーコード)は、引っ張ることで全体を絞り安定感を向上させるためのもの。

アークテリクスの正式名称は「パックコンプレッションストラップ」。このザックに限らず数多くのモノで採用されている構造であるが、5割ぐらいの人が使っていない気がする。荷揺れが少なくなり楽になるので、是非試してみて欲しい。

コードを引っ張るとペチャンコになるのが特徴だ。荷物量の少ないランニングやサイクリングにも流用出来る。

他のメーカーでもよくある伸縮式トレッキングポールやピッケルなど長尺物をぶら下げるコード付き。便利なようで取り出し、取り付けともに面倒なので俺は使わない。

他にも自由に使ってくれと言わんばかりにホールが付いている。カラビナを引っかけたり、バンドを付けたり使いやすいようにカスタムするといいだろう。

なおゴム紐は至って普通のものなので、万が一切れたらアウトドア用品店やホームセンターなどで売っている汎用品でも代用可。切れたら色を黒にしてみようと思う。

背面は蒸れにくいエアロフォームパックパネル

背面には「エアロフォームパックパネル」である。

ぶっちゃけてしまうと他社で使われているメッシュクッションと機能性は左程変わらないのだけれど、視覚的に通気性がより良さそうだし、何より見た目が複雑でカッコいい。気分がアガる。

背面硬さを確保するフレームは取り外し可能で洗浄が楽だ。

フレームシートはアークテリクスのロゴ付き密度の高いポリエチレンフォームにプラスチックプレートが何点か付いたもの。ポリエチレンは安っぽい物体ではあるが、あらゆるメーカーが辿り着くザック業界の定番品である。

軽量化のために外すのも、別のフレームを探してみるのもあり。バイクの背面プロテクターも薄い奴ならやや苦しいが入らないこともない。

15Lとは思えない収納量!

サイドポケットは1L以上のサイズが入る大型

両側に付いているサイドポケットは1L以上の大型ボトル、折り畳み式のトレッキングポールが収納可能な大型サイズ。

水抜きのため下部がメッシュになっていたり、ドローコードで末端を絞れるのが嬉しいところだ。

収納量の多いベストタイプハーネス採用

ハーネスベルト(肩ベルト)はシティユースのものと違ってガッチリ本格。広さと厚みがありクッション性も良好。

他社製品と悩んだのだけれど、ここが購入の決め手の一つ。20L前後の軽量ザックとしては珍しくハーネス部分の収納能力が高い。

ファスナー付きポケットとボトルなどを上から刺せるオープンポケットが組み合わさったものがついている。スマホがバッチリ収納出来て、水やスティック型食料を入れるのにもピッタリ。(500mlボトルが入らないことはないけれど苦しいので、ソフトフラスクがベスト)

ハーネスに付いているチェストベルトは、他社で採用の多いベルトバックルではなく、軽量化のためかゴム紐が二本。着脱可能で位置調整も出来るため一本にすることも可能。

ウエストベルトも付いている。
ライトウェイトザック全般そうだが、ウエストベルトと言いつつ腹回りに来るのは仕様。過重負荷を腰に掛けるためのものではなくて、ザックを背中に密着させ安定させるためのものだとアウトドアショップ店員が言っていた。

使い勝手良好なフロントポケット

収納量は多くないが直ぐに物を取り出しやすいフロントポケットも搭載。

地図とかティッシュとかポイズンリムーバなど直ぐに使いたいファストエイドグッズを少量入れるのがいい感じ。

メイン荷室はシンプル

メインの荷室。15Lサイズと小さいだけあって特に分割などなくシンプル。

背面には表地コーデュラとは違った素材が使われている。あまり丈夫そうではないので、尖ったものを乱雑に入れると破けると思う。アイゼンやペグは別途カバーを付けるようにしたい。

ハイドレーションタンク対応

水色のベルトはハイドレーションを引っ掛けるためのものである。俺は所有していない。

鍵の収納に便利なセキュリティポケット

微妙収納量なファスナー付き横長ポケットはセキュリティポケット。鍵を引掛けるフック付きで、完全に鍵・財布入れ用。

俺は車の鍵を入れ下山するまで決して開かないポケットとして活用している。

エアリオス 15 収納例 [ 1day向き ]

俺の夏~秋日帰り軽登山装備を詰め込んだ例を紹介。

水分2L、レインウエア上下、薄手のシェルとフリース、伸縮式トレッキングポール、シャツ、靴下、タオル、救急セット、軽食、財布、日焼け止め などなど小物雑貨類を詰め込んで…

こんなもん。
容量は15Lということなんだけれど結構入る。絶対15Lは嘘だと思う。メイン荷室だけで18Lぐらい入るんじゃないだろうか?外のサイドポケット含め20Lぐらいか?

あとチョイ入る。
パッキングに苦労するようなビチビチが嫌いなので俺的には完璧。

ただ1人日帰り必要最低限ではある。美味しいご飯が食べたいとか、子供など同行者の負担を軽減する必要があるならナシだし、氷点下が近くなってくるとウェア収納量が心許ない。夏でも2~3日遭難したら死ぬとは思う。

他社比軽いわけでもない普通

空の状態での重さ公式紹介だと580g、俺の旅行用安はかりだと650g(斜めに偏って上手く測れないっぽい)

15L前後のバックパックとしては若干重めになる。多分ハーネスがこのサイズ帯としてはゴツイからだろう。重量と機能性はトレードオフになってくるので、やむなし。これでも十分軽い。

非防水仕様なので雨天対策は必須

なお防水性はないので山に登るなら雨対策は必須。
アークテリクス純正レインカバーだと2023.10月現在税込み5,500円。折角なのでノリで揃えてみたがエアリオス15専用設計ではなく、15-30Lサイズ共通品だから若干大き目。布あまりしてシワッシワでございます。

社外品で15L近い小さめを選んだ方が風に煽られにくいし、そもそも収納量的に中身をパッキングしてしまった方がいいんじゃね?と後で思ったが、もう買ってしまったので気にしないことにする。ブランド揃いでカッコいいぜ!イェー!!

エアリオス 15 着用例 [ 173cmメンズ ]

173cm60kg後半胴長の俺が、背負った状態の写真を…
モノを軽く詰め込んだ状態でこんな感じ。15Lだから小さく映る。サイクリングやランニングにもいい感じのサイズ感だ。

アウトドアで活用するなら背中に密着するか、よく確認して欲しい。ライトウェイトザックは、肩と背中が命。

この商品はメンズとレディースに分かれているけれど、カナダ・アメリカあたりの大き目サイズで作っているので、170cm前半細身のメンズぐらいからレディースを検討してみてもいいだろう。…とは言え響き的に「ウッ」ってなるからS・Lサイズで分けるべきだったのではないだろうか?並べてみても違いが分からないぐらいなので、気にせずフィット感重視がオススメ。

サイドポケットへのアクセスはやや苦しく、取り出しは出来るけれど収納が難しい。都度ハーネスベルトを緩めることになるので、ソフトフラスクかハイドレーションを導入するのがオススメ。

正面はシティユース品とは違いサイズの割に大き目なハーネスベルトが目立つ。ウエストベルトは腹ベルト気味なんだけれど、意外と腰に負荷を掛けられる有能。

各種調整用のベルトは厚手のウェアを着た時にも対応出来るように長め。チェストストラップとウエストベルトは着脱可能なので、シティユースなど軽い用途に使う場合は取ってしまうといいだろう。

エアリオス 15 は小型で使い勝手抜群!

といった感じのバックパックである。
どうしても何かケチを付けたいのが俺なのだが、機能的には特にないかな。収納量も満足、軽く通気性も良好。使いやすい小容量バックパックだ。偶にしか山登らない雑魚虫にとっては過剰なほどである。

ただ毎度の如くだから触れるの飽きてきたのだけれど、アークテリクスの商品全般お値段が高けぇなとは思う。実用性十分であろう類似商品ノースフェイス、ミレー、カリマー、ドイターが約-5,000円で、サロモン、コロンビア、モンベル辺りだと半値に近い。衣類だと街着に流用し易いシンプルデザインとかメリットもあったりするが、コレに関しては難しいところだ。どっからどう見てもアウトドアザックだな。

値段に対しての上手いフォローが出来ないが、一般的には衣類より末永く使えるアイテムだから細かいこと気にせず選んでしまうのもアリ!…ということにして欲しい。

購入して使用した今も正直値段はフォロー出来ねぇな!

レインカバーは小さい方が風に煽られないし、収納時もコンパクト。なんだろうな…。

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