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SHARP AQUOS sense4 レビュー [ お値段以上 ライトユーザーはこれでいい ]

通信会社を「OCNモバイルONE」にしたのだが、スマホ本体が安かった。MNP移行すると更に割引!「Google Pixel 5」を購入したばっかりだから、別にスマホ要らなかったのだけれどもつい買ってしまった。

選んだのは「SHARP AQUOS sense4」。SHARP自慢の売れ筋端末後継機を見てみたいと思う。

SHARP AQUOS sense4 とは

SHARP自慢の売れ筋端末後継機と前置きで記載したが、「SHARP AQUOS sense3」は、発売開始後8ヶ月連続で日本一売れたAndroid端末であった。

日本企業でそこそこの性能と外観そして値段が安価。格安スマホ市場の普及、妥協して中華端末を購入した人、ハイエンドが不要な人など日本市場の需要に答えた製品だったのだ。

その最新作が「AQUOS sense4」。ビジュアル的には、前モデルと大差ないが、すべてが順当に進化している。そしてお値段は4万円切りと据え置き。競合国産メーカーは相変わらず微妙だから、今回もかなり売れること間違いなし。

SHARPのスマホはかなり久しぶり。過去の端末にあまり良い印象はないので、覆してくれることを期待している。ということで行ってみよう。

パッケージがクソ

まず触れておきたいのが商品外箱。
白いボール紙。パッと見だとスマホ定番の箱に見えるが、誤魔化しきれないダンボール系素材感。結構チープ。

そして本体がフニャフニャビニールに包まってんよぉ~↓↓品質チェックのためかOCNモバイル側で開封した形跡あるし、なんか本体にシリアルシール貼ってあるし…控えめに言ってクソ。

同梱物は、スマホ本体、急速充電器、クイックスタートガイド、保証書

Appleが投じスマホ界に広がった、梱包のオシャレ感は微塵もない。ボール紙にビニール梱包。昔ながらのジャパニーズ家電スタイル!!テンション下がるぅ↓↓

マジでダサい。見栄え良い梱包とか考えていない。箱や梱包気にする人は、少ないかもしれないけれどさぁ…。別に箱は使わないのだけれど、数万円する物体が詰まっているわけから業界水準ぐらい目指して欲しい。

SHARP AQUOS sense4 外観

前面

本体が良ければいいのだよ!本体が!ということで気を取り直して本体を見ていこう。

ディスプレイはフルHD+ (1,080 × 2,280)。上部中央に「インカメラ」「通話スピーカー」それから左に「通知ランプ」「光度センサー」下部に「指紋認証センサー」を搭載。

雫型インカメラ採用のため上端の縁が狭い一方で、下端には「指紋認証センサー」があるため下の縁は目立つ。でも正面に指紋センサー配置は、好みな人も多いだろう。

昨今廃れ気味な「通知ランプ」搭載。私的には嬉しい。なお強度の高いゴリラガラス採用をしていないようなので、擦り傷対策は必須。

背面

アルミニウムボディを採用。昨今ガラスサンドイッチスタイルが流行りだが、俺は断然アルミ素材が好き。光沢少なめの塗装で手触りはサラサラとしており、指紋がかなり付きにくい。

カラーラインナップは、ブラック・シルバー・ライトカッパー・ライトブルーの計4色。そしてドコモオンラインショップ限定で、レッド、ブルー、イエローの計3色。合計7色とレパートリーに富んでいる。

このライトカッパーのカラーは、ピンクっぽさがある落ち着いた上品な色合いだ。メインターゲットは女性だろうけど、野郎共も問題なく使える絶妙な塩梅になっている。

カメラの形状はスクエアで、出っ張り具合はほどほど。無難だが下手に凝るよりいい形状である。縁はメッキ着色で金属ではない。

右側面

右から「音量ボタン」「Googleアシスタントボタン」「電源ボタン」と並んでいる。

ボディ材同様ボタン素材もアルミ。ボタンの側面エッジ部分は光沢加工されてあるし、電源ボタンだけ形状が違う。意外と芸が細かい。押した感触もグラ付かず、安物っぽさはない。

左側面

simスロットが付いている。最近は減ってきているが、simスロット開閉にピンが不要なタイプ。microSDカードを挿入出来るから、それの入れ替えを想定したのだろう。

しかしsimトレイが、なんかグラグラする。ぶっちゃけかなりのクソ。何これ?

剛性を考えると頻繁に出し入れしたいものではない。入れるのもコツがいる。壊す人多いんじゃないかな。本当に取り扱い注意!

上部

「イヤホンジャック」「マイク」
俺は必要ないが「イヤホンジャック」も搭載している。ワイヤレスイヤホンが広まりきっていないから、あると嬉しい人多いのでは?

下部

左から「マイク」「スピーカー」「Type-Cコネクタ」
スピーカーの音質は値段なり。良くはない。

本体サイズ5.8インチ重め

本体サイズは「148mm×71mm×8.9mm」
5.8インチディスプレイ採用スマホとしては、チョイと縦に長め。理由はシンプルで下端に指紋センサがあるからだ。ただし5.8インチと昨今のスマホとしては、大きい方でもないため収納の心配は不要。横のサイズはないので、握り心地は良好。

重さは「179g」
アルミニウムは軽量な金属であるが、金属だから樹脂と比べたら重い。加えてバッテリーも大容量なものを積んでいるからか、5.8インチ小柄な端末としては割と重め。ズシリと重量感を感じるレベルではある。寝ながら長時間使っていたら結構な負担だ。

値段の割に高性能なチップセット搭載

  • CPU:Qualcomm Snapdragon 720G(2.3GHz+1.8GHz オクタコア)
  • RAM:4GB LPDDR4X

SHARP AQUOS sense4は「Snapdragon 720G」を搭載している。

ベンチマークテストの定番「Antutu Benchmark」だとスコア「230,557」。俺のメイン端末「Google Pixel5」が¥74,800で「284,789」3万円台でスゲェ高性能じゃないか!「Google Pixel5」は性能重視の端末ではないものの、値段を考えると僅差すぎてビビる。

ちなみに前モデル「AQUOS sense3」は、「Snapdragon630」搭載で110,000点付近らしい。スコアの数値としては2倍近い。1年の進歩としては、かなりのモノだ。前モデルよりサクサク動くことは間違いないだろう。

安いのに望遠カメラも搭載

  • アウトカメラ(広角)有効画素数 約1,200万画素 CMOS
  • アウトカメラ(標準)有効画素数 約1,200万画素 CMOS
  • アウトカメラ(望遠)有効画素数約800万画素 CMOS
  • インカメラ 有効画素数約800万画素 CMOS

低価格帯にしてトリプルカメラ登載。
一つ一つの性能自体は、高価格帯と比較すると劣るが、しっかり広角レンズに望遠レンズを搭載している。俺はあまりカメラに関心がないから詳細に知りたい人は、他のブログとかを参考にして欲しい。

下:「AQUOS sense4」で適当に撮影した写真

十分手ブレ補正も効くし、キレイに撮影出来るカメラじゃないでしょうか?性能は高くないものの望遠レンズも搭載しているから、そこそこズームも出来る。

カメラ関心ない身としては、適当に構えて撮るだけでいい感じなので全然問題なし。文句をつけるなら、暗所はそこまで得意ではないように感じた。

本体サイズの割に大型のバッテリー搭載

5.8インチスマホにして、4,570mAhとガッチリ容量の大きいバッテリー搭載している。若干本体重量が重いのもコレが原因だろう。急速充電規格にも対応している。

バッテリー容量が多くても消費量が多ければ、意味がないのでテストしてみたが、YouTubeを5時間流してもバッテリーは半分以上残った。セルスタンバイ状態で一日置いて消費は4%。

個人の利用方法や環境で違うのだが、電話、メール、Web検索を少々的な使用方法だと充電せず3日は余裕。この端末でバッテリー持ちに不満があるなら、モバイルバッテリーを常に持ち歩く必要がある人だ。他機種と比較しても、バッテリー持ちはかなり良好なモデルであると思われる。

指紋認証・防水・おサイフも満載

指紋認証/顔認証機能対応

指紋認証は文句なし。素早い感知であった。しかし検出位置が下すぎる故に、持ち方が不安定になりがち。本体を落下させないように注意が必要。

顔認証も明るいところでは、いい感じに使える。

防水IPX5/IPX8・防塵IP6X/耐衝撃MIL-STD-810GH 対応

粉瘤耐性IPX5と水没耐性「IPX8」+完全な防塵「IP6X」搭載。最高の防水防塵性能である。

そして米国国防総省「MIL-STD-810H」の規格18項目の試験を実施しているそうだ。この中には、スマートフォンにとって重要な「耐衝撃(落下)」に準拠した試験が入っている。日常生活ではまず困ることはないだろう。

おサイフケータイ/NFC

私的必須機能。非接触式キャッシュレスは、最高だから使ってない人は活用して欲しい。

おサイフケータイについては、日本独自規格的なところもあるせいで、SIMフリー端末では対応していない機種が多いから貴重。

ROMが貧弱だがmicroSD対応!

  • ROM:64GB
  • 外部ROM:microSDXC対応(最大1TB)

ROMことデータ保存容量は「64GB」である。
「OCNモバイルONE」で購入したこの端末の初期状態ROM空き容量は「41.57GB」であった。(2020.12上旬時点ソフトウェアアップデート更新済みの状態)少ないぃぃ!!電話やメールだけできれば良いというユーザーなら大丈夫だろうけど、ちょっと心配。

しかし安心せよ!
microSDカードを搭載することが出来る。最大1TBまでの増設が可能だ!ただしmicroSDカードを挿入するトレーの作りがかなり弱いので、頻繁に抜き差しするのは止めて置いたほうが良い。

大幅減点 -タッチレスポンスが微妙-

大幅減点すべき点が一点。「タッチのレスポンス」
タッチやスクロールする際に一瞬ラグがあるのだ。フリックやスワイプなどの指を滑らせるモーションをすると特に目立つ。スクロールすると引っかかりを感じるし、文字入力もやり辛い。

「スクロールオート」なる独自機能を切ってやると大分マシになったが、軽やかさが欠けている。「スクロールオート」はかなり残念機能なので、端末初期設定後直ぐに切ることを強く推奨する。

タッチパネルのレスポンスは、すべての動作に影響するからメチャクチャ重要。致命的ではないし慣れればなんとかなるが、他の端末を知っていると違和感がある。

多くの日本人ユーザーに必要なモノがまとまってる

中華端末の中には、これ以上の性能で安価なモデルも存在するのだけれど、サイズが大きかったり、欲しい機能が欠けていたりする。その点「SHARP AQUOS sense4」は、多くの日本人ユーザーにとって必要なものが上手くまとめられている印象を持った。

SIMトレーの作りとタッチパネルの反応に少々不満があるが、それでも値段を考慮するとよく出来ている端末と言わざるを得ない。

程よい5.8インチアルミボディ。
ライトユーザーにとって十分な性能。
トリプルカメラ、大容量バッテリー登載。
防水、防塵、耐衝撃、フェリカなど付加価値もバッチリ。
そして安価!!

「SHARP AQUOS sense4」は、安価に済ませたいライトユーザーにオススメだ。(ちょい動き微妙だけれど…)


「AQUOS sense6」 がリリースされたが、値段次第ではまだコレもありだと思う。

微妙にパワーアップしてる後継「AQUOS sense6」。
なおsense5こと「AQUOS sense5G」は不具合で超絶やらかした模様…。

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