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衣類

UNIQLO メンズウルトラライトダウンジャケット(2020)レビュー [何やかんや安定のユニクロ]

出先で上着を忘れた。夜は氷点下近いのでとても我慢できず、急遽近くにあったユニクロへ。そこで手にとったのが本レビュー対象「ウルトラライトダウン」である。

ユニクロで購入するのはインナーのみで、アウターは他でというスタイルであった。そんな俺がお手頃価格なユニクロのアウターを忖度なしでレビューする。

ウルトラライトダウンとは

ウルトラライトダウンはユニクロの展開するダウンジャケットなのだが、公式サイトにて6つの特徴を上げている。

1.驚くほど、軽いダウン。
2.コンパクトで、持ち歩けるダウン。
3.水滴から守る、撥水ダウン。
4.着膨れしない、重ね着ダウン。
5.襟を折って、見せないダウン。
6.部屋着にも、ちょうどいいダウン。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/uld/men/

以上の6つの特徴を上げているけれど、1と2がメインで他はその過程でついてきたオマケレベル。名の通り「軽く薄いダウンジャケット」であることがウリ。上の写真の通りコンパクトに収納できて持ち運びも容易。

ウルトラライトダウンシリーズは、「ベスト」「ジャケット」「パーカ」と複数の形状を展開しているが、今回購入したのは最もスタンダードなジャケットタイプ。お値段定価5,990円(税別)。競合他社の似たようなダウンジャケットは、1万円を超えるため安価なお値段ではある。

色の展開は暗色が多いが結構豊富。私的にはもうちょっと明るい色が多くても良いんじゃないかと思う。メンズウルトラライトダウンジャケットでは8種類も展開している。

俺が購入したのは「オリーブ」。いわゆる暗い緑色。万能色なようで意外と合わせにくい色だった。無難に行くなら「ブラック」「ネイビー」だろう。少数派意見なのだろうけれど、レディースのグリーンが欲しかった。

ウルトラライトダウンジャケット 外観

正面

コンパクトというだけあって、薄手である。着用した際にもシルエットはスマート。縫い目は横に一直線。ダウンジャケットにおける最もスタンダードなパターン。

着丈は短め。ガチのアウトドアメーカーだと防寒性のため着丈が長くなりがちなのだ。体にフィットしていないとファッション的には、マイナスになりがちなので嬉しい点。一方で腰回りの防寒性が薄いというデメリットでもある。一長一短。

なおダウンジャケットの最大の不安点である、ビバンダム君ことミシュランマンには薄手だからならない。安心して欲しい。

背面

ユニクロ通の方はお気づきになったかと思われるが、2021年1月時点の最新商品ではない。

急遽購入したので俺は知らなかったけれど、今最新のモデルは肩周りの形状が違う。腕を動かした際に突っ張らない形状に変更されている。悔しい…。ウルトラライトダウンジャケット(3Dカット)なる、お値段据え置きで進化したバージョンがあるので注意して欲しい。

最新のモデルで変更されているだけあって、腕を大きく動かした際にやや引っ張られる感触があるのは確か。致命的ではない。

その他

ファスナー

開閉はファスナーで行う。信頼のYKK製ファスナーだから動きはスムーズだ。ただ蝶棒(画像左の差込口)が短めだから閉めやすさは微妙。スライダー(画像左の金具)だけ動いて、閉まらないということが発生しやすい形状だから要注意。

本格的なアウトドア製品にはファスナーの裏表に布地があり、隙間風を防止するための措置が取られているけれど、そういったものはない。

外ポケット

サイドポケットにもファスナーがついている。物を入れても落下の危険がないから嬉しいポイント。これの金具にはYKKロゴが見当たらないから、別のメーカーだろう。ただスムーズな開閉だから実用上の問題点はない。

袖口

袖口には、絞りがある。隙間を減らすことで保温性を高める効果があるから結構重要だ。結構緩めだからピッチリ肌に張り付くことはないので、絞りによる圧迫感が嫌いな人でも問題ないだろう。

撥水加工

撥水加工がされているため一応水を弾く。

ただ比較的新しい現時点で、水を吸収するため短期的なものだろう。レインウェア的な役割は一切期待しないほうが良いと思われる。

内側

内側の素材は外素材と同様。ナイロンのサラサラとした素材。襟周りには、ハンガーループが付いている。私的にはあると嬉しい。

内ポケット

かなり深めの内ポケットが付いている。ここまで大きいポケットなかなか見ないレベル。片方に500mlのペットボトルが2本すっぽり頭まで入ってしまう深さと大きさがある。無論本製品は薄手だからペットボトルを入れるとモッコリ目立つ。

「大容量でイイね」となるか「深すぎて取り出しにくい」となるかは人によるだろう。俺は嫌いじゃない。

収納袋

収納袋が付属していて、その中に収納できる。作りは余裕を持っているためグシャグシャっと適当にまるめて収納可能。

丁寧にまとめれば一回りコンパクトに出来るだろうけれど、手軽さを取ったのだろう。ズボラな俺的には歓迎。

ウルトラライトダウン 素材

素材

[表地]: 100% ナイロン
[中わた] 本体: 90% ダウン,10% フェザー
[ショルダー部分] 内側: 90% ダウン,10% フェザー
外側: 100% ポリエステル/ 裏地: 100% ナイロン

安価な商品では、ダウンジャケットといいつつポリエステルたっぷりな場合も多いがしっかりダウンが入っている。フェザーが10%も入っているじゃないかと思われるかもしれないが、型崩れ防止するという点で少し入っていたほうが良いだろう。値段を考えると素晴らしい。

安い製品だと新品の時点でニョキニョキ中身が出てくることも多いとのことだが、現状この商品は中身が出てくるようなことはない。

ただしダウン品質指標「フィルパワー」の記載がどこにもないから、そこまでよいダウンではないと思われる。フィルパワーは、数値が高ければ高いほどよく、ダウンが大きく空気を取り込めるかの指標。空気を多く取り込めるダウンは保温性が高い。自信があれば公表しているはずだ。

追記:「640FP(フィルパワー)」とのこと。700FP辺りから一般的には高品質とされているが、値段を考慮すると悪くはない。というか十分過ぎる。

ウルトラライトダウン 重量

Lサイズで収納袋込「252g」。

薄手のダウンジャケットだから軽いことは確か。ポリエステルなど化織だとこうはいかない。

だだし軽量ダウンジャケット競合商品と比較すると、特段軽いわけではない。コストの関係上恐らく少し重めのダウンを使用しているのだろう。この商品を持って重いと思う人は、アウトドア趣味の人ぐらいで多くの人は軽いと感じるはずだ。

ウルトラライトダウン 使用感

外気温10℃ぐらいの環境下だと余裕。いくらでも外で座ってられそうなくらいだ。動くとチョイ暑さを感じるレベル。風に対してもバタつかないから、ジャケット内部の暖気を逃さない。なかなかいい感じ。

氷点下付近でも歩いていたり、日のあるところにいればホカホカと温かさを感じることが出来る。しかし日陰や風の強い場所で長時間静止していると寒さを感じた。冬季間の待ち合わせなど長期静止しているような状況には、不向きだろう。当たり前であるが-10℃を下回ると無理。インナーとしてしか使えない。

防寒性なんて個人の体感でしかないから参考程度にして貰いたいが、俺は0~10℃ぐらいに適応したウェアじゃないかなと思う。公式サイトには部屋着にも適しているとあるが、シャカシャカ煩いのでオススメしない。

まとめ:何やかんや安定のユニクロクオリティ

あくまでもシティユース特化製品。過剰な期待は厳禁。製品の作りからも見て取れるが、本格防寒着ではない。アウトドアメーカーの方が良いダウンを使用していて温かいし、防寒に対する細かな工夫がなされている。山登りしたり、屋外での仕事に使うなら止めといた方が吉。

だがそれはウルトラライトダウンが駄目ということではない。致命的な欠陥はないし、ラフに着れるように意図的に防寒処置をしていないようにも見える。街歩きで着るならユニクロウルトラライトダウンで良いんじゃないかというのが俺の意見。

考えなしで急遽適当に手にとった商品であったが、コストを考えると実に悪くない。安物買いの銭失いにはならない商品だ。なんやかんや安定したクオリティが約束されているあたりユニクロスゲェなぁという感想しか出ない。

2倍以上の価格がするアウトドアメーカーの競合商品を購入するかどうかは結局好みと用途次第でしかないだろう。自分の用途に合わせてチョイスして欲しい。

付属の袋はだいぶゆとりがあるので、別の袋でコンパクト化を目指すのもアリ。

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