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衣類

モンベル スペリオダウンジャケット レビュー [ 最高の機能性、デザインは微妙 ]

6月になって暖かいを通り越して暑くなってきましたね。クソ暑くてダルい夏の始まりを感じるそんな中であるが、今冬愛用したダウンジャケットの話がしたい。

以前購入した「ユニクロウルトラライトダウンジャケット」の携帯できる感じが便利すぎて滅茶苦茶使っていただけれど、所謂もっと上の価格帯の商品が気になってしまったのだ。

もっと便利で、暖かいのだろうか?居ても立っても居られなくなって手に取っていたのが、アウトドアメーカーモンベルの「スペリオダウンジャケット」。ユニクロの倍以上値段がする商品の実力を見せてもらおう!

モンベルスペリオダウンについて

写真撮影のやる気のなさからくたびれた感じになっているのは許して欲しい。

こちらが今回紹介するアウトドアメーカーモンベルの「スペリオダウンジャケット」である。いわゆる「ライトダウンジャケット」と呼ばれる商品の一種。

記事の結論を最初に述べてしまう事になってしまうけれど、このジャケット機能性が最高。軽くて携帯性が高く尚且つ温かいのだ。

俺は暑いのも寒いのも大嫌いなので、温度差が激しい時期は上着の着脱必須。付属の袋(スタッフ)へ収納するとコンパクトにまとまるのが最高に嬉しい。

本来の用途である登山やキャンプ等のアウトドア用途は勿論なんだろうけれど、外気温度変化の激しい春秋、室内屋外で温度変化の激しい冬季と幅広い期間シティユースとしても使える。夏を除けば最高のアイテムなのだ。

スペリオダウンの種類(一部抜粋)

  • ジャケット
  • パーカ(フード付)
  • T(半袖・ボタン)
  • ベスト(袖なし)
  • Vネックベスト(袖なしVネック・ボタン)
  • ラウンドネックT(半袖ラウンドネック)
  • ラウンドネックジャケット(ラウンドネック・ボタン)
  • コンバーチブルジャケット(袖の取外しが可能)

俺はジャケット一択だったから購入した後に気がついたのだが、スペリオダウンはやたらと種類が豊富。全部まとめようと思ったのだけれど、十を超えるのでメンズ商品の定番に留めることにした。モンベルヤバい。

フード有り無しは勿論、様々な袖ネックパターンにスキーブーツを履いた時邪魔になりにくい膝丈パンツまであるのが凄い。自分の用途に向いたものが見つけやすいのが、スペリオダウンシリーズの魅力の一つだ。

薄く軽いのに暖かい

ではあらためてスペリオダウンジャケットの魅力を紹介しよう。
まず素晴らしいところは、羽織った瞬間から「あっええ感じだ!」というのが感じられるものであることだ。着た瞬間温かい空気に包まれている感がある。

というのもこのジャケット数値が大きいほど良質なダウンとされるフィルパワー(FP)が、高品質と呼ばれる水準「800FP」と高いのだ。俺の所有していた「ユニクロウルトラライトダウン」は「640FP」なのだが、暖気が留まっている感が全然違う。あぁ成る程コレがフィルパワー(価格)の差なんだと思わず納得。

中は「グースダウン90%&フェザーダウン10%」と程よい構成

またこの「800FP」という数値については、上を見上げればまだ上はあるのだけれど、2万円以下で購入できる商品としては超破格。他のノースフェイスやモンクレールさんみたいなブランドだと2倍は、お金を払わないと手にできない値なのだ。モンベルのコスパは最高。

0℃付近なんて屁でもないし、日が出ていて風が強くなければ-10℃以下であっても大丈夫だ。普通のダウンジャケットと比べるとペラペラなのに防寒性は良好なのが凄い。

アウトドアのノウハウが詰まっている

高い防寒性はダウンの力だけでない。テントにも用いられている強力な防風素材「バリスティックエアライト」や暖気を逃さないキルティングパターンなど厳しい環境で使うことを前提としたアウトドアメーカーのノウハウが詰まっているのもポイントだ。

紐でロゴが隠れてしまっているけれどファスナーのメーカーは信頼のYKK。同系色でまとまっているのも嬉しい。走った時にファスナーが跳ねない構造が採用されていたり、ファスナー裏には風を遮断出来るようガードが付いている。

動きやすく2の腕にゆとりを持たしているのもアウトドアメーカーらしい気遣いだ。薄く不安になる素材だが、テントにも採用されている素材だから丈夫。引っ張っても全く伸びない。

一応軽い撥水(ダウンプルーフ加工)がされている。あくまでも軽度だから強い雨やベチャベチャの雪が長期的に当たれば染みる。過度な期待は厳禁。

ペットボトルや折り畳み傘だって入るモンベル定番内側の大きく深いポケットもある。

薄く軽くコンパクトにまとまる

1番の購入理由なんだけれど、スペリオダウンジャケットは氷点下で戦えるダウンジャケットなのに、小さいスタッフバッグの中に収納出来てしまう。「縦10×横15cm」とペットボトル並みとまでいかないが、かなりコンパクトサイズに収まる。しかも重量は「203g」(サイズによって多少の前後はあると思われる)とスマホ並みに軽い。

適当に空気を抜きながらぐるぐるクシャクシャ縦長に巻いてやればサクッと収納出来るし、取り出して広げてやれば、空気を取り込み自然と形が整う。

サイズが豊富!ベストを見つけやすい

このスペリオダウンシリーズは通常の「XS、S、M、L、XL」サイズに加えて、「M-R、M-W、L-R、L-W」という着丈は変わらず、身幅を"ゆったり"とさせたサイズがラインナップされている。

173cm標準体型(若干足短め&腕細め)に近い俺は「M」だとインナーが薄いシャツならいいけれど、Yシャツ着ているとタイト。「L」は着丈が長くチャック閉めるとただでさえ短い脚が更に短く見えると絶望的。そんな俺に「M-R」は下に何を着ていようと問題ないゆとりと程よい着丈と最高だった。

てっきり体がゆったりしている人用だと思い込んでいたのだけれど、そうでもないので是非"ゆったり"サイズも試着してみて欲しい。沢山のサイズがあるのでベストなモノが見つけやすいはずだ。

カラーが豊富で嬉しい

  • メンズ
    • ブラック、ブルー、ダークグレー、ダークグリーン、イエロー、ネイビー、ライトグレー
  • レディース
    • ブラック、ワインレッド、パープル、アイボリー、イエロー

上記の通りカラー豊富なのが嬉しい(シーズンごとに若干の変更がある模様)。
なお我々メンズはどうにもブラックに引き寄せられてしまうのだけれど、黒アウターは万能なようで、絶対的な最適解というほどでもない。黒は意外と奥深いぞ!間違うと無頓着直線だ!

コーディネート的にはネイビーや俺の購入したライトシルバーなんかもオススメ。黒一択と思わず自分の所有しているインナーやパンツとよく相談して購入して欲しい。

カッコいいかというと…

背面からの写真

「モンベルは昔ダサかったけれど、最近のはカッコいいモデルも多くなってきた!」という声も多いモンベルであるが、このスペリオダウンジャケットはぶっちゃけ前者の昔ながらのダサいモンベルである。

形状は機能性を優先しているせいで、腰回り腕回りを中心にスマートなシルエットではないし、それ以上に表面バリスティックエアライト素材のテカテカした微妙な光沢感がダサい。

表ポケットはファスナー付きでグッド

更にキルトの縫い目に塗布してあるシルバーの塗料なんて最悪。トーン配色はかなりセンスが必要なんだ。よく考えた場所に、複数の色を使って徐々に色を変化させるのだ。ステッチのある場所すべてに銀色ドカンと入れたらダメだよ…。ないほうがマシ。

ダウンジャケット自体がどうのこうのは置いといてもファッション的にはちょい微妙。ユニクロウルトラライトダウンのとか方が、ファッション重視なところもあってシルエット、光沢感ともに上。モンベルならインナーとして内側に隠してしまえるベストタイプの方がいい。

スペリオダウンジャケットの機能性は最高

小さくて持ち運びに最高

最後の方ネガティブになってしまったけれど、スペリオダウンジャケットはいいんだ。ダウン品質の割に値段も安く暖かくて、持ち運びやすくて最高なんだ。

ユニクロも悪くなかったのだけれど機能的には流石だわ。羽織った瞬間感動する保温感と軽量感がある。文句の付け所は本当にデザインだけなんだ。

タイトル通りスペリオダウンジャケットは「最高の機能性、デザインは微妙!」まぁデザインに高い評価は出来ないが、パンツとシューズで何とかなるラインではあるだろう。実に「mont-bell」らしい商品であった。

機能性"は"最高。Web販売がどうもパッとしないのも欠点か?

近いカテゴリーで人気なのは、やはりノースフェイスだろうか?
同価格帯「ブイモーション」だと全くダウン入ってないし、900FPの「アストロライト」となるとお値段それなり。

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