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HiKOKI 電動コードレスエアダスター RA18DA レビュー [ 多用途な超風量エアダスター ]

デスクトップパソコンのケース内部清掃のために、HiKOKIの電動コードレスエアダスター「RA18DA」を買ったので感想を書く。

この時点で気づいた方もいると思うので結論から申し上げますと、PCの清掃用途としては超オーバースペックでございます。

そして本来の現場作業用途を目的として見に来た人には、あまり参考にならないかもしれないのでよろしく。

デスクトップパソコン内部の清掃がしたかった

十年ぶりにデスクトップパソコンのケースを新調しました。それで白筐体で主張の強くないデザインが好きだから「Fractal Design Epoch」というモデルにしたのだが失敗。

見た目は気に入っているし、組みやすくて機能面でも問題はなかった。ただ俺的にガラストップはいらなかった。PCを光らせたいと思っていない人が買うもんじゃないね。

内部パーツを無駄に白で統一したせいで1万円くらい予算は嵩んだし、ガラスが割れるリスクもある。そして何より、ホコリが溜まるのが丸見えだ。

そのホコリを缶のエアダスターで定期的に飛ばしてやっているのだけれど、どうもスカッと飛んでいかない。缶を定期的に買うのも面倒。ガラス外してホコリ飛ばすという行為すら面倒くさいのに、エアダスター缶でストレスまで溜めたくねぇなと思ったのが事の始まり。

電動エアダスター「HiKOKI RA18DA 」を買った

「もう超強力な電動エアダスター買ってやんぜオラァ!」ってことで登場するのが、工具メーカーHiKOKI(旧・日立工機)のエアダスターRA18DAでございます。

PCガジェット系でお馴染みのエレコムやサンワあたりからも電動エアダスターは出ているけど、そこら辺のメーカー機械に強い印象ないし、工具メーカーの方が良いに決まってんだろうと。

幸い手持ちの日立インパクトレンチのバッテリーが使えるし、これでいいだろうと衝動的に決めた。

そうなんですよ。バッテリー別売りなんです。本体価格実売1万円ぐらいする上に、バッテリー充電器も同じくらいの値段がする高額商品なのだ。

パソコン内のホコリが弾け飛ぶ強風

『 解決!! 』

本体から放たれる超風圧と超轟音と共にホコリはぶっ飛ぶ。CPUクーラーのヒートシンクに挟まったホコリだって余裕だ。配線がブルブル震え、ファンがヤバいくらい回転して、ホコリが弾け飛ぶ。

風圧でキーボードの隙間掃除どころか、キートップが押せるレベル。

うん…やり過ぎたかもしれねぇ。

HiKOKI RA18DA の機能詳細

項目仕様
形名RA18DA (NN)/(NNBL)
希望小売価格(税別2025.10時点)¥16,200(蓄電池・充電器別売)
使用電圧18V
風速(最大)122 m/s
風速(平均)100 m/s
使用可能蓄電池リチウムイオン電池 18V/マルチボルト蓄電池
機体寸法(全長×高さ×幅)224×253×94 mm
質量1.2 kg(ノズル/フック装着時)
作業時間(目安)約19分(18V / 5.0Ah搭載時)
付属品エアダスタノズル、ノズル(A)/(B)、吸引アタッチメント

上記が「RA18DA」の詳細になる。繰り返しになるけれど、バッテリー・充電器別売り。

そもそもオフィス用品でも生活家電でもなくてコイツ工具なんすよ。本来的には建築家さんや電工家さんが使うガチなものなんだ。今更だけど。

使い切り缶やオフィス用品とは格が違う

オフィス用品系との比較

・HiKOKI RA18DA:最大風速122 m/s 平均100 m/s
・ELECOM ADWALBB01BK:最大風速 約28 m/s
・GENTOS HYT-4L :最大風速 45 m/s

上記がオフィス向けの電動エアダスターとの比較なのだが、ほぼ倍のパワーがある。缶だと強力なやつで風速20m/s程度なんだとか。

さらに落ち葉などを飛ばすコードレスブロワー「HiKOKI RB18DC」の風速が最大95m/s。コレは122m/s。風の当たる面積は狭いものの、風速だけならブロワーを超えるレベルなのだ。

つまり、名前は「エアダスター」だけど中身はブロワー寄り。缶のエアダスターのそれではない。むしろ“スポットブロワー”と言ったほうがしっくりくるほど。そして実際HiKOKI公式Webサイトではブロワーのカテゴリーに該当する。

強力風量で多用途に使える

  • 机の上に積もったホコリに
  • サーキュレーターのファンガードの掃除に
  • 別名「衣類おろし金」であるメッシュチェアに
  • 手の入らない隙間の掃除にも

使い切り缶だと「もったいない」感がブレーキになって気軽に使えなかったけれど、コレは充電さえすれば無限に使えるし、風が超強力だから使える幅が広い。

気が向いた際に机や棚の上を吹くだけで、ホコリが目立たなくなる。そんでもって飛び散ったホコリはロボット掃除機に宜しくお願いすると、完璧な清掃体制である。

車の洗車にも約立つ

さらに、車の洗車後の水飛ばしにも使える。

ボディ全体は流石に面積広くてしんどいけれど、窓やグリル、ラジエーター、ドアノブなどの細かい隙間の水切りには最高。(※なお画像は状況再現であって洗った後ではない。なので汚い。)

想定してた以上に便利だ。

オフィス用品としては厳つすぎ(当たり前)

コレは工具なので、家のインテリアとしては最悪。俺はすぐ使えるよう出しっぱなしにしてるけど、イカつすぎて完全に浮いてる。

HiKOKIのコーポレートカラーグリーンじゃなくブラックを選んで「多少マシになるかな」と期待したけど、何ともならんかった。PCガジェット群の中に鎮座する工具の存在感は異様だ。

あと、充電がちょっと面倒臭い。

電動工具で定番のバッテリー着脱しデカい充電スタンドに差し込む方式なので、スマホみたいにUSB-Cで繋いで済むタイプが羨ましい。

給気口にホコリが付着しやすいのは気になる

「排気が強力」=「吸気も強力」ということで、吸気口にホコリが付きやすいのが気になる。ホコリ飛ばしには便利なのに、自分のホコリには吹けないジレンマ。

家で使っている分には指でなぞれば取れる程度だけど、ホコリの多い現場作業だと厄介そう。吸排気逆転(逆洗)機能があれば便利だったなと思う。

HiKOKI RA18DA 外観と機能を簡単に紹介

最後に外観と簡単に機能を紹介して終わる。

どう見てもインパクトドライバーの友達ですわな。取っ手部分は加水分解に強うそうなラバーが付いている。

背面には給気口。モーターが格納されているためヘッドはそれなりにサイズがある。

インパクトドライバーよりは軽く・小さめ

ペットボトルと並べるとこんな感じ。インパクトドライバーとかよりチョイ小さめ。

重量は「8kg少々」

バッテリーは18V製品を使用する。薄型や大容量などなど種類があって、それによって重量もサイズも変わる。

バッテリーなしだと1.2kg。俺の使用しているバッテリー込みだと8kg少々。やはりバッテリーが重い。

操作ロック・LEDライトの点灯が出来る

トリガーの引き具合で3段階の出力調整が可能。

トリガーを2回引くとロックがかかり、連続稼働もできる。軽く引く→少し待機→奥まで押し込む→離すといった感じ。

トリガーを握っている間はLEDライトが点灯する。

インパクトレンチなら便利なんだが、ブロワーでは微妙。まぁあって損はない。

ノズルを本体に収納可能

ノズルは画像のように本体に収納可能。

突起物が減ってコンパクトになるが、ガッチリ固定ではないので接触の多い現場作業には不向きかと。

付属品はノズルと吊り下げフック

付属ノズルは、エアダスタノズル・ノズル(A)(B)・吸引アタッチメント。のはずなんだけど、俺の個体はノズルBがなく、吸引アタッチが2個入ってた。

まぁ使わんし、問い合わせも面倒なんで気にしないことにする。

ノズルは捻るだけで簡単に交換出来る

ノズルは捻るだけで、簡単に交換出来る。

なおエアダスタノズルは見た目プラっぽいけどゴム製。ぶつけても対象を傷つけないのでグッド。

一応吸引ノズルを付けて吸い込み可能

一応吸気側にもノズルをつけて吸引可能。ただし当然、吸気メッシュにゴミが付くだろう。

吸引用途には、別途掃除機を買った方が手入れが楽だと思う。

別売りノズルが販売されている

洗車に便利そうだと思って別売りのフラットノズルも買ってみたけど、通常ノズルとの差はあまり感じられなかった。微妙。

他にも色々別売りノズルがあるので、最後に購入リンクを張っておく。

現場で便利な吊り下げフック付き

吊り下げ用フックも付属する。
腰道具にぶら下げるためのものだけど、俺はホームユースなので使ってない。

流石の作業現場定番「HiKOKI」といったところ

はい。工具です。
日本の作業現場で定番のHiKOKI製だから、性能は間違いない。ガジェット感覚で買った俺はバカ。

PCケース内のホコリを飛ばすだけならオーバースペック過ぎなので、エレコムとかサンワサプライなどオフィス用品系列の方がいいのではないかと。値段も安いし。

DIYで木屑飛ばしたり、窓サッシ・車内清掃、洗車後の水切りなど、いくつか用途が思い浮かぶならアリ。結果論として、俺はいろんな場面で便利に使えている。

バッテリー・充電器別売りなので注意して欲しい。

付属品以外にも色々別売りノズルがある。

バッテリー・充電器は単体で買うよりインパクトドライバーごと買った方がお得感が強い。

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