上着を持ち運ぶ必要のない冬季間以外は、俺の手荷物はコンパクト財布、鍵、スマホで完結する。ズボンのポケットに十分入るのだけれどアレだ。薄手の格好の時は、ポケットめっちゃ膨らんで見た目が悪いのよ。という訳でバッグに入れることにした。
前に買った購入したトートバッグは小物収納するにはデカ過ぎるので、新しく購入したのが「モンベル セキュリティーベルト」。商品そのものと何故これを購入するに至ったか紹介する。
男のバッグに正解はない。手ぶらが最強!
以前書いた「トートバッグレビュー記事」の通り我々メンズに正解のバッグは存在しない。己の意見を正当化するために野郎同士で非難しあっているから「リュック」「トート」「ボディバッグ」「サコッシュ」何を選んだって無駄だ。
まぁ面と向かって直接「ダセェ」と言われることはないし、すれ違う人に何を思われようと人生に影響はないのだが、どうせ身に着けるなら非難の目線が少ないベストに近い方がいいじゃない?俺のオススメバッグは、片腕下に収まって存在感の少ない縦トートバッグなんだけれど、トートを使うほど持ち歩く物多くないって人も多いと思われる。
冒頭の通りポケットに収まるが、ズボンが膨らむのはなぁ…って人にオススメしたいのが今回紹介する「モンベル セキュリティーベルト」だ。
モンベル セキュリティーベルト 諸元
- モンベル セキュリティーベルト(品番 #1133109)
- 価格 ¥2,640(税込)2022.12時点
- 素材:ナイロン
- 重量:47g
- カラー:ブラック(BK)、タン(LTKH)
- サイズ:高さ13×幅24.5cm
エアチケットやパスポートなどの貴重品を、肌身離さず装着しておくことができるポーチです。体に当たる部分に蒸れにくい3Dメッシュを使用。明るさを抑えた本体色を採用し、上から薄手の上着を着用しても透けにくく、安全性を高めます。
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1133109
上記がアウトドアメーカーモンベルの「セキュリティーベルト」の詳細。
公式の説明文章の通り日常の持ち運びというよりも、海外旅行の際に重要なものを肌身離さず持ち歩くことを目的としたアイテムだ。…けれど本記事では、普段使いとして活用することを前提とした紹介となる。
モンベル セキュリティーベルト 外観
これがモンベル セキュリティーベルト。ベルトって名前からは想像も出来ないくらい普通にポーチ。
ポケットは2つでファスナー付きだからモノが落ちる可能性がないのが嬉しい。
パスポートや航空チケット等薄手の物を入れる前提のつくりであるため収納量は多くはないのだけれど、6~7インチ台のスマートフォンとコンパクト財布+薄い小物程度は入る。
上段ポケットには、キーホルダーやカラビナをつけることで落下防止に役に立つループ付き。
下段ポケットには3つ分けされた小ポケットが付いている。小さくマチがないからカードを刺す以外の用途は浮かばない。
背面はクッション性と通気速乾性に優れる3Dメッシュ素材だ。アウトドアバッグに使っているやつとは違って強度はなさそう。
ナイロンストラップで体に固定する仕組み。
ただこのナイロンストラップは超安臭い。なんか毛羽立っているし、実用上は問題ないのだけれどペラペラ素材なのが微妙。その接合部もプラスチックで最高に安臭い。
このストラップは付け替え伸縮させることで、ネックストラップ、肩掛け、ベルトと着用スタイルを変更することが出来る。
このベルトの末端にはゴムバンドが付いているから、ある程度伸び縮みする。ベルトのループ側で長さ調整する必要がないから便利。
重量は俺の持っているはかりで「46g」
重量を大切にするアウトドアメーカーらしく布面積の割には軽い作りだ。
モンベル セキュリティーベルトを身に着ける
ウエストポーチスタイルはアカン
ではモンベル セキュリティーベルトを身に着ける。
腰に回してこうでも
こうでもない!
ウェストポーチはダメだ。ランニングやウォーキングの友なら兎も角街歩きのカバンとしての評判はトップクラスに悪い。男女ともにどうしょうもないくらい評判は地に落ちている。
何でなんでしょうねというと、便利かつ身に着けている状態での不快度が低い故にファッション無頓着さんに愛されすぎたのよ。「ウェストポーチを身に着ける人=ダサイ」が染みすぎて「ウェストポーチ=ダサい」が完成されてしまっているのだ。
俺としてはウェストポーチがダサいと思っているわけではないんだけれど、そういった偏見レッテルが凝り固まっている世の中で身に着けるのはチョイとチャレンジング。避けるのが吉。
ネックストラップは微妙
じゃあ首にかける。
う~ん絶対にコレじゃねぇ感が溢れている。形状がもう首にかけること前提の作りではないよね。
上記までの身に着け方は本体タグに表記されていた形なんだけれど微妙。
サコッシュスタイルは無難だが
では斜め掛けスタイルだ!本体を後ろにボディバッグスタイル
近年ではこちらの方が主流!前に持ってきてサコッシュのようなスタイル
まぁ比較的無難で悪くはないと思う。…のだけれど違うんだわ。ボディバッグやサコッシュのように使用するなら最初からそれを買った方が絶対にいいのだ。素敵なレザーや実用性にあふれたバリスティックナイロンに包まれた物を選べるのに、こんなヘナヘナナイロンにパサパサベルトのバッグを買わないのよ。
内側に隠すのが無難&最強
ではどうするか?
こいつは"パスポートケース"なんだ。本来的には重要なものを肌身離さず持ち、"身につけていることを悟らせないための物"。公式の紹介「明るさを抑えた本体色を採用し、上から薄手の上着を着用しても透けにくく、安全性を高めます。」の通り内側に隠すものなんだ。
だから服の内側につけて…
服を被せる。薄手だから身に着けていることが分からないという訳。
最初に記載した通り、男のバッグに正解はない。リュック教信者や斜め掛け否定過激派などなど数ある暴徒の争いに巻き込まれない最強の選択肢は手ぶらなのだ。でもそれでは厳しいという方々に是非オススメしたいのが服の内側に仕込むという選択肢。手ぶらとパッと見なんも変わらないし、ポケットも膨らまないので服のスタイルを崩さなくて済む。
肌に直接触れるから衛生的ではないという点も大丈夫だ。ネットに入れて洗濯機に放り込めばいい。薄手だからすぐに乾くし、ビジュアルや素材感的に心があまり痛まないのもある意味ナイス。
唯一の欠点は物を取り出すときぐらいだ。服をめくってモソモソしていると気持ち悪いので、人目のないところでスパッと済ませるしかない。
内側に隠す前提で作られているのが魅力
商品そのものの話に戻すと「モンベル セキュリティーベルト」については、正直なところ内側に仕込んでしまうから別にコレじゃなくても良いっちゃ良い。ランニングで使うようなファスナーの付いたバンドでも代用は可能だ。
でも内側に仕込む前提の作りで、ファスナーも使いやすく、カラーも肌色に似ているので使い勝手はいい。勿論本来のパスポートを肌見放さず収納するという役目にも持って来いだ。2,640円という見た目の割にお値段がするのが、気にならなければオススメ。
以上。「モンベル セキュリティーベルト」の紹介と手荷物の収納やバッグに悩める男性諸君にオススメの荷物を内側に仕込むという提案でした。
モンベルはWeb販売が弱いので、実店舗購入がオススメ。
バックパックで有名なドイター(ドイツメーカー)も類似商品を販売している。amazonなどで買うならコレ。