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スマートフォン

Google Pixel 5 レビュー 【 Google最新技術搭載ミドルレンジ ただし値段が高い 】

Googleがお届けする究極の5G 対応スマートフォン「Google Pixel 5」を購入した。

全く購入予定になかったのだが、先日スマホを落とし画面を割ってしまったので急遽購入。予定外の出費で痛い。

Google Pixel とは

Pixel は AndroidOS開発元である Googleが送り出すスマートフォンだ。

Google製であるためOSのアップデートは、端末販売日から3年間保証されており提供も迅速だ。そしてPixelシリーズはほぼ素のAndroidOSであるため、あまり余計なアプリケーションが入っていない。必要なアプリは自分で入れたいので俺は好き。そもそも端末メーカーや通信キャリアが独自提供しているアプリケーション役立つヤツ少なくないかい?アプリ欄がガチャガチャするし、消すの面倒だし、適当にストアで上位のものを入れたほうが大体マシ。

そして今回購入したものは、そのPixelの5世代モデルであるPixel 5だ。

Google Pixel5 開封/付属品

スマートフォン的にはド定番の無難な箱。良い。

付属品はSIMトレイを引き出すピン、18W USB-C電源アダプターとUSBケーブル(TypeC2.0両面)、変換アダプター(USB A→C)が付いている。

変換アダプターは前機種とのデータ引き続ぎに使用してくださいということだろう。ユーザーに対する優しさを感じる。

Google Pixel5 外観

正面

ディスプレイは解像度FHD+(1080 x 2340)6インチで「70.4×144.7 ×8mm」のボディ。肥大化の止まらない昨今のスマートフォンとしては小柄である。

成人男性の手であれば、片手操作メインで問題ない。カバンを持ち歩かずポケットに入れるのがメインな俺は助かる。

ディスプレイの縁は昨今流行りのラウンド形状。素材が「Corning Gorilla Glass 6」 であることは大きなプラスポイントだ。現在のスマートフォンにおいてのベストと言って良い。

インカメラはパンチホール型。
ディスプレイ内部にスピーカーが埋め込まれているのが、本作の変わったところである。見た目は最高!音質はクソ。

背面

Google Pixel 5カラーは、Just Black(黒)とSorta Sage(緑)の2色を用意。王道カラーの一つホワイトは用意せず。ブラックとグリーンをラインナップ。無難な色は、黒でなんとかするということだろうか。黒か白だと白派なので悲しい。

前端末Google nexusから続く攻めの謎カラーリングを仕込む姿勢が大好きだ。前モデルのオレンジも中々イカれていた。最高だ。今回のSorta Sageことミントグリーン系のカラーも大好き。

ボディはアルミの表面を「バイオレジン」でコーティングしているそうだ。バイオレジンはサーフボードなどに使わる素材らしい。要する再生素材を使ったレジン(樹脂)。
近くで見ると独特の味がある。なんか良い意味で石っぽい。ザラッとして、滑りにくくいい素材感で俺は好き。ただ遠目では普通のプラスチック素材のボディにしか見えないのが欠点。

メインカメラは四角でシンプル。
どうせみんなカバー付けるから、厚みなんて気にしないぜ!スペック全振りだ!というところが多い中厚みが少ないのは良いところではある。ホントはまったく出っ張りないほうが好み。

側面

背面の流れそのまま。ラウンド形状で持ち易さに貢献。電源ボタンはアルミニウム☆ギンギラギン!音量ボタンは本体と同色。

小さな穴はマイク。イヤホンジャックは廃止。まだまだイヤホンジャックには根強い人気があるが、俺は廃止歓迎。ゴミ溜まるし、使わない。

右穴がマイク、左穴がスピーカーそして中央USB-Cポート。丸みのある共通デザイン。

遠目で見た時ワァ!となるような華やかさや高級感のある外観は持ち合わせていないが、バイオレジンで覆われたボディは独自の深みが感じられる。俺は満足です。

軽くて持ちやすい

レジンボディのためガラスを使用してるものより軽めの筐体に仕上がっている。

重量は公式サイトにて151gとのことだが、俺の持っているタニタの安い電子はかりだと150g。軽さは持っているときの疲労軽減と落とした時の壊れにくさに繋がるので軽いに越したことない。

値段の割に性能の低いチップセット

Pixel 5詳細

CPU:Qualcomm Snapdragon 765G
GPU:Qualcomm Adreno 620
RAM:8 GB LPDDR4x RAM
ROM:128 GB

さて問題はチップセットである。
CPUがQualcomm Snapdragon 765Gなのは大きなポイントだ。前モデルであるPixel 4がより高性能なSnapdragon 855を搭載していたため、Pixel 5はスペックダウンしているのだ。自社が出した前機種よりCPU的には性能が低くコスト削減の意図が強く伺えるというのが本作。

そして勿論今はPixel 4よりだいぶ高性能なモデルを各社リリースしているため、カタログスペックとしては優秀とは言えない。

スマホ性能指標定番Antutuスコアは、284,789であった。およそ300,000点。2年前あたりのハイエンドスマートフォンと同じぐらい。ウ~ン微妙!

ハイエンド機種と比較すると見劣りすることは確かだが。一般使用レベルではサクサク動く。俺には十分ではある。

バッテリー持ちはソコソコ

バッテリー容量は4,080mAh。
Pixelシリーズ的には最大容量。端末サイズを考えると上々。俺が1日普通の仕様をしてバッテリー100%から71%。ネット見たり電話したりでこんなものだった。動画は見ていない。セルスタンバイ中は、ほぼ消費なし。8時間グッスリ寝たあと、バッテリーを確認したら2%しか減ってなかった。

急速充電と急速ワイヤレス充電にも対応しているためバッテリー消費しても安心。これだけ持てば俺は困らない。

あとバッテリーシェア機能というものが搭載されており、qi対応の他デバイスを背面に載せることで充電できる。qi対応のワイヤレスイヤホンとか充電出来ちゃうわけだ。必須かどうかでいうと要らないのだが付いているに越したことはない。

リアカメラは前作据え置き

  • 12.2 メガピクセル(デュアルピクセル)
  • 16 メガピクセル(超広角レンズ)

最近のスマートフォン最大のPRポイントなのではないだろうか?カメラの性能はわかりやすいし宣伝しやすいのだろう。Pixelシリーズの最大のウリ文句は夜景に強いことらしい。

しかし俺は、カメラへ対しての興味があんまりない。だからカメラに要求するのはただ一つ。「適当にシャッターを押したらいい写真が撮れる」ことのみである。謳い文句や、カタログ上のスペックなどどうでもいい。シャッターを押したら手ブレ補正して、適切に明るさ調整してボケずに良い写真が取れるかが大切。

なので自動で適当にとりました。

まぁいい感じなのではないでしょうか…。
ただシャッター音の「チッ」という音は耳に残りやすい。うるさいというかなんか甲高い。カメラのシャッター音というより、映画で見るサイレンサー付けた銃の音だよ…。外食で撮影する人とかは気になるだろう。

防水防塵も勿論バッチリ

IP68防水

「粉塵が内部に入らない」6等級相当の防塵性能と「継続的に水中に沈めても有害な影響がない」8等級を併せ持つ最高等級IP68防水に対応している。

商品によってやや「継続的」の時間が違うようだが、潜水するとかそんな趣味がなければ十分だろう。風呂場レベルでは問題ない。必須ではない人でも、付いていると嬉しい機能トップだと思う

5G対応

第5世代移動通信システム「5G」を受信することが出来る。話題だし目玉なのだが、現状通信網が全然普及してない。超ド田舎民なので俺にはないのと同じ。

この手の企画は、送り手と受け手そしてコンテンツすべてが整わないと無駄。現状先行投資品でしかない。普及速度については、我が国の通信キャリア体制とIT事情を考えると、不安しかないがどうなるだろうか。

参考:初期空き容量

ROMは128GB。初期状態で空き容量は、113.14GBだった。

まとめ [ Pixelシリーズについて思うこと ]

オススメしますか?と聞かれたら「NO」

購入前から気がついていたのだが、「Google Pixel 5」は究極ではない。
ハイスペックに至らないミドルレンジ+といったところ。前モデルPixel 4より性能を落としている部分もあるので、そんなことはGoogle側も承知の上。値段を落として、最新技術搭載の程良い端末を多くの人に手を取って貰えるようにしたのだろう。

しかしだ。CPUがSnapdragon765GでAntutu30万点付近のミドルレンジとしては、定価74,800円はお高い。だから「+」として5G、リバース対応無線充電などのテクノロジーが搭載されているのだろうが、値段分の価値を感じる人は多くないのではないだろうか。このへんはやはりガジェット好きには付加価値であって、目玉ではないのだ。

これが1万円値段が低かったらミドルレンジの完成形として手放しで褒められる。

安価なPixel 4aや他社ハイエンドモデルの方がオススメ

ということで60,500円の「Pixel 4a 5G」こと正式名称「Pixel 4a with 5G」は如何でしょうということなんだろうが、ミドルレンジとして適切な価格帯と性能……しかしアイツはイカン!

Pixel 5との値段差を考えると失うものが物凄く多すぎる。付加価値も無すぎると駄目だ。そもそもPixel 4a with 5Gって名前はなんだよ。中身も性能もPixel 4aよりPixel 5の方に近いし、Pixel 4a with 5Gって名前もどうかと思う。

つまるところ最近リリースされたミドルレンジがイカン!何故近い性能と価格帯の商品を2つもそろえた?Pixel 5とPixel 4a with 5Gの間ぐらいが丁度理想のミドルレンジではなかったろうか?

素人目には3機種せっかく出すならば、ロー、ミドル、ハイで無難に分けておくべきであったと思うがどうでしょうか?Google的には何か戦略に基づいたものなのだろうが、俺にはよくわからないよGoogleさん。

だから人にPixel5をオススメしますか?と聞かれたら俺は「NO」。大正義iPhoneを基本押すし、Android端末であれば安価なPixel 4aであったり他メーカーのハイエンド機種の方がオススメだ。

Google最新技術を体感できるミドルレンジ

ネガティブなことを記載したが、あくまで一般受け、玄人受けが良くなくどっち付かずなのではないかという話。Google Pixel 5はハイエンドほど性能は要らないし、最新技術は欲しいそんなワガママさんの強い味方だ。

だからこそ俺はPixel 5を気に入っている。本来ハイエンド機種しか搭載しないような、テクノロジーがありお値段74,800円。安いとは言えんが、ハイエンド機種ほど高くもない。

最先端の技術に触れる喜びを確かに感じさせてくれる端末ではある。オススメではないけれど、悪くもない。

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