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家電/AV機器

Blueair Blue Pure 411 レビュー [空気清浄機]

空気清浄機レビューです。
レビューしようと思って初めて気がついたが商品名は、ブルーエア 「ブルー ピュア 411 パーティクル プラス カーボン」なのだ!すごい長い。以後ブルーピュア411で行く。

花粉症やハウスダストにすっごい悩んでいるわけではないし、昨今猛威を奮っているコロナウイルスことCOVID-19対策とかそういうわけではない。

俺の部屋は、狭くPC等がある生活部屋と寝室兼用のためホコリが溜まる。掃除が面倒臭いので空気清浄機を投入してやろうというわけだ。

空気清浄機購入のコダワリ

空気清浄機には加湿機能付きもあるわけだが、今回購入したものについては空気清浄単機能である。単機能をチョイスした理由を述べよう。

空気清浄機は「空気を吸って→フィルターを通して清浄→空気を吐き出す」というシンプルな機械なんだけれど、加湿機能付のものは空気を吐き出す前の過程で、水蒸気を混ぜて加湿するという工程がプラスされている。一見合理的であるし良いじゃないかと思うが、実際のところそうでもない。

まずは電気代ことランニングコストの上昇。そして何より問題なのは、水こそが雑菌繁殖の巣窟であるため定期的な掃除が必須になる。家事をしている方は、お分かり頂けるかと思うが掃除が面倒なのは大体水回りだ。こまめなメンテナンスが出来なければ加湿機能付空気清浄機は、ただの雑菌を振りまく悪夢のマシンと化す。

俺は部屋にホコリが溜まるのが面倒だから購入したのだ。面倒臭がりなのだ。メンテナンスなんて面倒事はもっての外だし、水を入れるのも手間。だから空気清浄単機能にした。

加湿機能も付いてお得ね!という安易な考えはしない方がいい。不必要な機能を無理に付ける必要はない。

Blueair(ブルーエア)について

今回購入した商品はBlueair(ブルーエア)のもの。
ブルーエアはスウェーデン大手家電メーカーであるエレクトロラックス出身の技術者が空気清浄機専業メーカーとして立ち上げた企業だ。今なお空気清浄一本で戦うストイックな会社である。このブルーエア以上に空気清浄機に向き合っているところは、中々ないのではないかってくらいの企業だ。

空気清浄機本来の機能から逃げ加湿機能やらなんとかイオンだの付加価値を付けて高く物を売る会社多数だが、ブルーエアのコンセプトはシンプル。空気清浄機能一本「ファンで空気を取り込みフィルターを通して吐き出す!」

そんなブルーエアだが、本レビュー対象製品であるブルーピュアシリーズ導入から日本での認知度も上がってきたのではないだろうか。公式ページでは美しいスウェーデンデザインということで押している。無駄にガチャガチャしていなくてモダンな良いデザインなのだ。

「Blue Pure 411」スペック

ブルーピュア411

製品寸法(mm) 幅200 x 奥行き200 x 高さ425
製品重量 約1.5kg
適用床面積 (日本電機工業会JEM1467規格)~22m2(13畳)
推奨フロア面積 (CADR値から算出された推奨値。)~15m2(9畳)
消費電力 1.2-10 W
運転音 17-46 db(A)

上記が「Blue Pure 411」の詳細。
小さいと見るか大きいと見るかは、人それぞれだろう。同社清浄機的には小柄。「Blueair Classic」は巨大な金属の箱だが、「Blue Pure 411」は円筒形のおしゃれデザイン。重量は本体面積の中でフィルタが多数を占めるため軽量である。移動も楽々。軽くてびっくりするレベル。

本製品の推奨面積は13畳。日本の個人住宅的には結構活躍できる。ただ部屋の中央においてフルパワーで測定した数値であると見られるため、部屋の隅に置くのであればもう少し有効範囲は狭まるだろう。推奨面積ぴったりであれば、もう少しゆとりをもった力のある機種を検討した方が良い。

  • 消費電力 1.2-10 W
  • 1時間当たりの電気代 スピード1:0.03円  スピード3:0.3円

この機種はパワーを3段階切り替えすることが出来るが、消費電力はとても少ない。1ヶ月でスピード1:21.6円 スピード3:216円。お安い。

  • 運転音 17-46 db(A)

「デシベルってなによ」といったところだが、日常生活で「静かだ」と感じるのは45dB以下らしい。

フルパワースピード3で回すと煩いのは間違いない。同社クラシックシリーズが大きく重いのは、空気取り込み量もそうだが騒音を出さないためでもある。つまり小さく、軽いコイツをフルパワーで回すと煩いのは構造上仕方ない。

「Blue Pure 411」本体外観

プレフィルター

オシャレ家電だという意見が多数あるが、このファブリックプレフィルターのおかげといっていい。メインフィルターで取るまでもない大きな埃をキャッチしてくれる。飾りではないのだ。掃除機で定期的にササッと吸ったり、洗濯機で洗ってしまうことも可能。素晴らしい。

しかし青と赤をつけた状態のコイツをアクセントとして活かせるオシャレな部屋を持つ家庭はいくつあるだろうか、部屋全体のコーディネートを考えるのであれば黒一択だ。俺は青と赤のフィルターがセットになった物を購入した。部屋全体のコーディネート?無縁だ。コイツが輝けばそれで良い。

メインフィルター

空気清浄機のキモ1である。メインフィルター「パーティクルフィルター」だ。コイツのボディは、大半がフィルターである。フィルタはフニャフニャなので左のフレームを付ける構造。六角形の網がイカしてる。

内側についている黒色のカーボンシートについては活性炭が練り込まれており除臭機能付。消臭剤とか定期的に買っている家庭があればこちらをオススメしたい。消臭ついでに空気も綺麗にできる。

ただ注意して欲しいところがあって、このフィルターは同社最高効果を持つ「HEPASilent テクノロジーフィルター」でも、一般的な「HEPAフィルター」でもないため"ウイルス"対策としては完璧なものではない。あくまでもホコリ・カビ・ダニ・花粉等の生活微粒子向き商品だと考えて欲しい。

ファン

空気清浄機のキモ2である。この7枚のフィンで吸引放出を行うわけだ。中には「イオナイザー」なるものが取り付けられている。イオナイザーは、物質に帯電させて吸着させる集塵機だ。某メーカーのイオンのように、肌に艶を与えるとかカビを抑制するとかそんな効果はない。

まぁよくあるイオン関連の機能が付いていても、付いていなくともよいのだが、一時期付加価値としてあらゆる家電に付けて値段を釣り上げた印象が抜けないのだ。求めていない付加価値で金を巻き上げられるのではないかと…。

操作部

「blue」と書いてある所が電源件パワー調整ボタン。ランプ淡い色で大変良いですね。目を刺してくるかの如く光るLEDが昨今多すぎる。社名や商品名的に、ほんのり青い色だとなお良かった。タッチ式で「スピード1→スピード2→スピード3→オフ」と切り替わる。

吹気口の穴は、外側が大きく内側が小さい。気流の流れにも効果あるらしいが私的にデザインとして好き。

電源コード

電源コードは直付け。
下部から線が出ていた方が転倒防止に繋がるのだが、ファンが上に付いている構造上仕方ない。コードに足を引っ掛けないように注意。

振動で倒れはしないだろうが重量のあるファンが上で、軽いフィルタが下なので接触したら倒れやすいのが良くないところではある。

分解は簡単

分解をするのは簡単!これ大切。
フィルタ交換以外のメンテナンスは要らないとのことだが、なんやかんやでゴミが付くので簡単にバラせるのは嬉しい。本体の2/3がフィルタで、残りがファン。とってもシンプル。

「Blue Pure 411」ファンの動作音

  • スピード1
    • ほぼ聞こえない。就寝時耳を澄ますとまあ聞こえるが不快ではない。基本はこれで放置する。
  • スピード2
    • 運転音が聞こえる。日中や何かの作業時であれば気にならないだろう。
  • スピード3
    • ウォォォォン!!と煩い。ファンと風の音を強く感じる。部屋にいると気になるので、使用の機会は外出するときぐらいかな。

…と言った感じ。
俺的には、文句なし。スピード3でも近隣住民と騒音トラブルになることはまずないだろう。

「Blue Pure 411」ランニングコスト

消耗品:公式ストア(税抜)

プレフィルター¥1000
メインフィルター¥3000

メインフィルターは、6ヶ月が交換目安となる。空気清浄機業界のサイクルとしては短い方だ。他社では交換目安10年とかあるが、1年とかならともかく10年ってどうなの?24時間部屋の空気吸い続けるんだぜ?清潔なのかソレ?メンテナンスも交換一つで済むわけであるし、必要投資だろう。

ブルーピュア411のランニングコストは1ヶ月でざっくり以下の料金となる…

  • プレフィルターは洗えるから交換しなくてもよいが、一応一年一回として「約¥90」
  • メインフィルターは半年一回交換の「約¥500」

「計¥590」と良心的な方であるとは思うが、軽視してはいけない値段ではある。そして+電気代だ。こちらはあまり気にしなくても大丈夫だろう。

「Blue Pure 411」運用効果

正直空気が綺麗とかニオイが取れたとか実感はない。なんか空気に清潔感とか透明感とかそんな感じもしなくはないが、「気のせいじゃないか?」と言われたら「そうかもな~」と返してしまう程度の変化だ。外出すると家にいるときより、やや鼻水が溜まりやすい気がする。家の中が綺麗な空気になっている効果かもしれない。

ただし一つだけ確かなことがある。
ホコリが減った!!
ホコリが減った!!!
目標達成である余は満足じゃ。

「Blue Pure 411」まとめ

以上ブルーエア 「ブルー ピュア 411 パーティクル プラス カーボン」のレビューでした。

このレビューではブルーエアでもっとも小さいモデルの紹介であったが、空気清浄機業界においての最適解は「より多くの空気をフィルターに通し吐き出す」ことだ。綺麗な空気を求めるのであれば、己の部屋に適したサイズの空気清浄機を設置して欲しい。

花粉症やウイルス対策の様な王道な使用用途の他にも、俺みたいな掃除が面倒な人にもオススメだ。確実にホコリが減る!

当レビュー対象。

自動パワー調整機能が付いた新型。ただしお値段アップ。

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