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アディダス スタンスミス 80S(FZ5597)レビュー [ 復活の本革スタンスミス※ ]

アディダス スタンスミス白&緑の最も定番なモデルを買った。一番スタンダードカラーなのに何気所有していなかったんだよね。

1年前ぐらいから欲しくなってきてはいたのだが、買えなかったのだ。お金がなかった訳ではない。その理由を含めて「スタンスミス 80S(FZ5597)」の紹介をしていく。

久しぶりの本革使用オリジナルスタンスミス

2020年12月14日「スタンスミスは、サステナブルへ」ということで、2022年度現在店頭に販売されているほぼすべてのスタンスミスがプライムグリーンという合成皮革素材を使用したものとなっている。そう今のスタンスミスは本革ではないのだ。

プライムグリーンの見た目は中々悪くなくて、遠目に見れば本革っぽい感じに見えるから凄い。もう大分受け入れられているようで、街中でも数多くの人が履いているし、知り合いも本革だと思い込んで買っていた。

俺もプライムグリーンは良く出来ていて凄いとは思う。それは認める。でも足なじみ、しなやかな曲がり、経年による皺付や変色がアレにはない。俺が好きなスタンスミスは本物のレザーを使用したモノなんだ!という拘りを持っていたら欲しいのに買えないという状態になってしまった。

そんな状況下で遂に現れたのが「スタンスミス80S(FZ5597)」

80年代に登場したスタンスミススニーカーのオリジナルモデルのプロポーションと素材を反映し、レジェンドの草創期にオマージュを捧げる一足。贅沢なレザーアッパーを採用し、ディテールとシルエットで洗練された雰囲気に仕上げている。

https://shop.adidas.jp/products/FZ5597/

「贅沢なレザーアッパーを採用」とのことで、久しぶりに本物のレザーを使用したオリジナルシルエットのスタンスミスが販売されたのだ。お値段22,000円とブランド料モリモリで。

というわけで早速購入してみた。「スタンスミス80S(FZ5597)」を見てみよう!

スタンスミス80S(FZ5597)の外観

全体:クラシックでスタンダードな佇まい

これこそスタンスミスと言わんばかりの白いテニスウエアと、テニスコートの芝を由来とするホワイト×グリーン(フェアウェイ)カラー。

実にシンプルな側面。ベンチレーションホール(空気抜き穴)でミニマルにスリーストライプを再現するスタイルはいつ見ても関心する。何気に1万円以上の高品質帯で「STAN SMITH」のロゴなし、シボ加工なしのクラシックシルエットは本革時代も含め久しぶりじゃないだろうか。

内側は足に沿うように窪んでいる。スタンスミスは白くて無地だから影がキレイに入り込むのが好き。

ヒールには緑のパッチ。
意外と目立ってコーデに合わせずらかったりもするのだが、やっぱりいいな。最高だ。後ろ姿だけでスタンスミス感があるのはやはり緑だからこそ!

細部を見る:天然皮革を多く使用した堅実な作り

天然皮革アッパーでしなやか

グレインレザーを使用したトゥ。天然皮革らしく指で突くとプニプニなのが嬉しい。

外羽根も柔らかくベンチレーション(空気抜き)もシッカリ貫通している。

シューレースホールには、金属のハトメ(丸いリング)がついている。穴のサイズは小さめなのにスルスルと紐通りがいいのはコレのお陰だ。

ライニング(内側)は踵回りソフトレザー、側面は布を張り付けたスタンスミスで最もスタンダードな構成となっている。

緑のヒールタブ。アディダストレフォイルロゴに登録商標を示す「®」が付いているのは好きじゃないけれど、ヒール周りもガッチリレザー素材だ。

ヒール周りは何を入れているか分からないが、カッチカチに固められているためサポート感がいい感じ。

シュータンには定番スタンスミス氏

シュータンにはお馴染みテニス界のレジェンドであるスタンレー・ロジャー・スミス(通称スタンスミス)氏の顔。タンの裏は80年代のアディダススニーカーに多く採用されていたらしいフエルトが張り付けられている。

なおタンが長いため新品のスタンスミス共通よくあるお悩み「タンが当たって痛い」という現象はこのモデルでも発生する。素材が馴染むまでくるぶし上まである靴下を履くことを推奨したい。スタンスミスはそういうものなんだ。

ソールは天然ゴムでいつも通り

ソールはクラシックスニーカーらしく天然ゴム製。真っ白じゃなくて黄色味があるのは、スタンスミス誕生時脱色技術が進んでいなかったためだ。

スタンスミス定番の粒々パターン。テニスコートでの動きをサポートするため80年代当時生み出したベストな形状なんだろう。だから雨天時のタイルやフロア上でグリップ力が微妙なのは、ご愛敬。

インソールはクッション性があり裏地に粘着性のあるフラットタイプ。アディダスオリジナルスクラシックスニーカーで採用の多い定番。

模様は80年代のスタンスミスを再現したもののようだ。

付属の紐に変えるべし

なお公式紹介説明の画像と商品に最初取り付けれている紐は、あまり拘りのない俺ですら微妙と思ってしまうクオリティ。

薄くて感触が悪く、色味が靴のどの部分とも調和しないとイマイチ過ぎるので、付属してくる紐と取り換えるといいだろう。

左:初期紐 右:付属紐

なんでこんな紐を採用したのか全く分からない。付属品として至って普通の紐がついてきた辺り微妙なことには気がついているんでしょう?

来世は素敵なモノになって生まれ変わってくれ!と祈りながら資源ゴミに捨てさせてもらった。

重量は「397」g(27.5cm)

ショートカットスニーカーにしては重め。
スタンスミスの中でも20gぐらい重いかな?だが天然ゴムソールにヒールカップカチカチに固めたクラシックスニーカーとしてこんなもんだろう。

スタンスミス80S(FZ5597)の少々残念な部分

ステッチの入れ方に違和感

少々残念だった部分の話をしよう。
まず誰がこんなの気にするんだよという部分から。

手に取ってすぐアッパー外側についている縫い目に違和感を感じたのだ。なんかスタンスミスらしくないと。

…というわけで手持ちの別モデルと比較して見たのだが、カカト入り口周りのレザーライニングを縫い付ける「く」の字のような部分が違う。80年代スタンスミス含め多くのモデルが黒い方のステッチラインをしているのだけれど、この「スタンスミス 80S」は何故か折り返しが早いためヒールタブと離れている。

近年販売されているモデルで多い作りのようだ。「だから何?」と言われたらそれまでだし、俺もあまり気にしていないのだが、なんか見慣れたスタンスミスとなんか違う感があるのは確か。

値段の割に作りが少し雑

アディダスオリジナルスのスニーカー生産国は、コストを抑えるためアジア圏が中心だ。俺はそれなりにアディダススニーカーを購入してきたけれど、「中国」「ベトナム」「インドネシア」の3国が多い。いずれもアディダスが現地に立てた工場で製造しているから本物には違いないのだが、その中で明らかにクオリティの低い生産国があるんだ。

それは勿論「ちゅーごく!」って元気よく叫びたくなるが違う。中国製は寧ろ出来が良い。パチモンの印象が拭えない中国であるけれど、皆様のお手元のスマホ・iPhoneや家電製品の完成度を見れば分かる通り、中国はやれば出来る。ベトナム製も良いし、偶にあるインド製やマレーシア製も悪くない。

なんでこんな話をしたのかって?……そういうことだ。このスタンスミスの製造国インドネシアが微妙なんだ。

このモデルも例に漏れずステッチは弛んでるし、素材のカットも雑で、極めつけにやたらと接着剤が飛び散っている。ソール周りなら仕方ないと思えるけれど、なんでヒールパッチにまで接着剤ついてんだよ…。中国とベトナム製ではあまり見られない品質だ(多少はある)。

ギャーギャー騒いだが実際のところ近くで見なければ分からないレベルではある。第三者が足元見て作り悪いなって思うことはないだろう。でもコレは2万円を超える商品なのだ。1万円前後の商品ならスルーするが、2万円オーバーだから無視は出来ない。

スタンスミス80S(FZ5597)のサイズ感

サイズ感はアディダスクラシックスニーカー全般共通することでもあるが、若干細身の作りである。また通常ライン1万円前後のスタンスミスと違いシュータンがフェルト地で厚みがあるためか甲の圧迫感が強いのも特徴だ。

ただ極端に狭いというものでもないので、幅や甲の高さがキツくてサイズを上げたという経験があまりない細身の足に該当する人はいつもと同じでいいと思う。

足幅や甲の高さがある人やナイキエアフォース1とかニューバランス996等の縦横幅大きめのシューズを履いている人の場合ハーフサイズアップを検討した方がいいだろう。

同じ27.5cmでも幅と高さはぜんぜん違う

俺は一番買うことの多い27.5cmで問題なかった。(俺の足サイズや過去の購入商品を参考にしたい場合は→「過去レビュー」)

参考までに他社だとこんな感じで…

細:プーマスウェード>スタンスミス>ナイキエアフォース1:広

アディダス内だとこんな感じ…

細:キャンパス>スタンスミス>スーパースター:広

インソールの長さは、ほぼ変わらないのに全然感触が違うから困る。やっぱり試着がオススメ。

スタンスミス80S(FZ5597)最大の欠点

https://shop.adidas.jp/products/FZ5597/

さて最後に最大の欠点を話そう。
FZ5597 は、久しぶりに本物の革を使用したスタンスミスだ。上記公式サイト(2022.11時点)にも、間違いなく「レザーアッパー」「レザーライニング」の記載がある。

スタンダードな外観の本革スタンスミスが欲しかった俺は22,000円という価格も見ないふりして大興奮で購入した。レザーは足馴染みが良く、古くなっても味が出るし耐久性もあると最高だ。

明らかに円高だけじゃないブランドモリモリプライスで、多少作りが悪くても問題ない。俺の大好きなオールレザーでシンプルなスタンスミスだと思ったんだ…。割高だけれどオールレザースタンスミスを再び手に入れることが出来たと喜びのレビューで終えようと思ったんだ…。

やられたクソったれ!

「素材表示 甲 天然皮革/合成皮革」

「UPPER:SYN(THETIC)」=「表材:合成」

「合成皮革」

えぇ…どういうこと合成皮革混じってるじゃん…。オールレザーじゃないじゃん。

なるほどね説明文の贅沢なレザーで騙されたが”レザー"とは書いてるもんな…リアルとも合成とも書いてないからな…マジでクソ。やられた。

じゃあ合成皮革ことビニールレザーはどこかというと…

明らかにシュータンだけ色違う

シュータンだ。スタンスミス氏のロゴが入っている部分だ。トゥ・外羽根・ヒールが天然皮革でシュータンは合皮。

パッと見分かる合皮感

いやもうね…ここだけ明らかにツヤと白味が全然違うから開封した瞬間に気がついた。嫌な予感してタグを見たらコレだよ。しかもアディダスご自慢の合皮プライムグリーンじゃなくて誰が見ても合皮って分かる品質だ。

何が駄目って、まず別素材だから天然皮革と色が違う。本革より色味明るく、光をあまり反射しないから悪い意味で目立つ。そしてビニールだからシワが折れたようにつく。極めつけに擦れてギュムギュムダサい音が鳴る。なんでそんなに合皮使いたいわけ?

まぁ幸い合皮部分は紐で隠れてしまうから目立たないし、現状最も本革を使用したスタンダードなスタンスミスではある。だが合皮混ぜられて22,000円はなぁ…。

ブランドモリモリプライスと合皮が混ぜられているのが許容出来るならどうぞ。

重要な追記:俺がアホだった

80年代スタンスミスのシュータンは「PVC(ポリ塩化ビニル)レザー」を使ったものが最も主流であったとのこと。つまり80年代のスタンスミスを再現したこの「adidas STAN SMITH 80s」としては、シュータンに合皮を使うのが正しい。

はい俺がアホでした。申し訳ない。

80年代を忠実に再現したモデル。

2023.2月にリリースされた同じくスタンスミス 80sを冠する「IF0202・IF7270」。
店頭で見ただけだが、当記事「FZ5597」との違いはアッパーに使用しているレザーだけっぽい。俺的には若干安いしコチラの方がオススメ。

R4.12.15 日本発売の「Stan Smith Lux」
合皮の混ざっていない天然皮革!! オリジナルに拘りがなければコチラの方がオススメ。

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