※ 記事内にアフィリエイト広告を含みます

衣類

ヘリーハンセン エスペリライトジャケット レビュー [ 強風に煽られない強固な素材が武器 ]

風の強い日に強いジャケットなんかないかなと、色々店を巡って最終的に辿り着いたのはヘリーハンセンだった。存在は知っていたのだけれど、初めて買った。

購入したのは「エスペリライトジャケット」。ヘリーハンセンというブランドと購入した商品の詳細を紹介していこう。

ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)について

今回紹介するのは「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」のジャケットだ。ご存知の方も多いと思うけれど、一応おさらいしておこう。

ヘリーハンセンはノルウェーの企業でヨットレースやセーリングなどマリンスポーツに使用する防水・防寒服が得意のスポーツ用品メーカー。なんだけれど、日本ではチョイと違って日本のスポーツアパレルメーカーであるゴールドウィンが販売権を持っており独自商品をメインに展開している。

そんなヘリーハンセンの「H/H」ロゴは、なんか見覚えがあるけれど「何て読むんだろう」「どこで見たんだっけ」となる人も多いのではないだろうか。そう微妙に認知度はあるようで、なかったりする。というのも絶対的な認知度を誇るブランドノースフェイスストアで商品を眺めている内に「これノースフェイスじゃないじゃん!」ってなるやつの一つだからだ。

そうゴールドウィンは、ノースフェイスの販売権を持っている企業だ。だから販売戦略として同じ店舗で取り扱っていることが多い。ポイントとしては日本で販売している商品はゴールドウィン製が多いので、実質ノースフェイス=ヘリーハンセン=ゴールドウィン。グループ内のポジションとしては、防水・防寒服寄りというメーカー。

ヘリーハンセン エスペリライトジャケット詳細

春から秋の幅広いシーズンのセーリングに活躍するジャケット。風による体温の低下を軽減し、艇上で必要となる適度な保温力を保てます。強度のある生地は防水透湿性を備え、さらに耐久はっ水加工を施すことで、少々のスプレーや雨なら対応可能。肌側にはすべてポリエステルメッシュを配した、ベタつきにくい構造を採用しています。

https://www.goldwin.co.jp/ap/item/i/m/HH12304

エスペリライトジャケット詳細

表地:40Dリサイクルナイロンタスランタフタ2L(ナイロン100%)
裏地:リサイクルポリエステルメッシュ(ポリエステル100%)
耐水性:10,000mm/透湿度:8,000g/m²・24h
はっ水:20洗3級
カラー:レッド・ネイビー・ブラック・ホワイト
定価:¥19,800(R5.6時点)

購入したのは「エスペリライトジャケット」という商品。上記公式詳細の通りセーリング向けの撥水ジャケットになる。

俺はセーリングやマリンスポーツは一切やらないし、完全に普段使いのために買った。風に強いジャケットが欲しかったのと色合いが好みだったのだ。セールで安かったのも良かった。

エスペリライトジャケット(ホワイト) 外観

外観を紹介していこう。
選んだカラーは「ホワイト」だ。俺は汚れやすいパンツに白を選ばないので、アウターで白を使ってやろうという大作戦。狙い通り使い勝手は悪くはない。

セーラーカラーでマリンスポーツブランド感がある

アクセントカラーとして「ネイビー」が多く用いられている。

マリンスポーツ用途としての商品らしく水兵・船乗りをイメージした「セーラーカラー」で纏められているのが好印象だ。ネイビーのパンツとの相性は抜群。

YKK製ダブルファスナー採用

ファスナーはこの業界での最適解YKK製でスムーズな開閉感だ。ダブルファスナーで下段を開けられる。

あまり活用している人見ないけれど、開けることでシルエットがシャープになるし、しゃがむのが楽だから是非使って欲しい。

ポケットのファスナーには摘まみやすいよう赤色のドローコードが付いている。ただ巻いているだけなので、取り外し可能だ。この商品に限らず外したり別カラーのものに変えると印象が変わるので、試してみるといいだろう。

襟とポケット共通でファスナーが跳ねないよう末端にはカバーが付いているのも、実用系ジャケットらしいところだ。

「H/H」ロゴがさり気ない

襟周りは反射素材で「H/H」のロゴが入っている。日中だと超目立たたない。

左袖のみシリコンのロゴワッペンが付いている。
「H/H」のロゴが入っているのだけれど、近くで見ないと全く分からない。襟周りのロゴもそうだが、総じてロゴが目立たないのがこのジャケットの特徴である。

パっと見どこのジャケットだかサッパリ分からない。そこを美点とするかどうかは、好みによる。

見た目がオシャレで実用的

袖は面テープ所謂マジックテープで絞りを調整する仕組み。貼り付ける側の末端にシリコンの取手がついているため捲り易い。

胸元や袖口の縫い目がギザギザとしているのがオシャレポイント。

裏地はポリエステル製の裏地が採用されている。薄手だが意外と暖かい。

脱いだ時に表地ではあまり使用されていないネイビーがガッツリ見えるのがいい感じ。

左胸に内ポケットが一か所ある。完全にスマホ用。

腰回りの絞りに使えるコードには、意図しないプッシュボタンを操作を避けるためガードが付いている。

コーデュラファブリックは丈夫で耐水性が高い

表面素材は40デニールと厚手のコーデュラファブリックを採用。
いろんな企業で採用されているため、ご存知の人も多いだろうが一応CORDURA(コーデュラ)について軽くおさらいすると、アメリカのインビスタ社が製造販売しているナイロンの裏面をポリウレタン加工したものになる。

止水ファスナーが採用されていなかったりと構造が防水向けではない故に、撥水と名乗っているけれど、そこらの撥水と名乗っている商品とは格が違う。耐水圧10,000mm/透湿度:8,000g/m²・24hという耐水性になっているが、これは一般的な市街で降るような雨に耐えきれる程度には強力だ。(参考:ゴアテックスが耐水圧50,000㎜以上、透湿性25,000〜98,000g/m²・24h ゴアは神)

また素材が丈夫でカッチリしているため風に吹かれてもバタつかない。高い耐水性を備えているというだけで、こちらがこのウェア本来の武器だ。

コーデュラファブリックの欠点

素直にデメリットも記載しておこう。
生地に採用されているコーデュラファブリックには大きな欠点があって、経年でポリウレタンが劣化して剥がれ落ちる。するとポリウレタンの粉が零れ落ちて耐水性はなくなる。

有名なのだとコーデュラとはまた違うのだが、ルイヴィトンのモノグラム・ダミエこと綿素材をコーティングした素材のカバンや財布がベタベタにするアレに近い。10年そこらでダメになるというものでもないのだが、一生モノではない。

それと内側を樹脂コートしているため、着心地は硬い。画像のシワが物語っているでしょう?動くたびパリッパリ音が鳴るくらい硬い。

エスペリライトジャケット着用シーズン

このジャケットの着用シーズンは春秋系だ。毛足短めのインナーになっているだけあって、風が吹いてチョット肌寒い日の友。俺の住んでいるところはムリだけれど、場所によっては冬も行けるはず。

防風ジャケットであるため風の強い日に最も効果的なジャケットになる。下に着用する服によって多少前後するが、使用温度は5℃~15℃ぐらいな印象。

エスペリライトジャケットのサイズ感

サイズ感の参考に着用画像を。俺の身長は173cm、体重は60kg後半の胴長め。上下共にユニクロMサイズがオーダーメイドかというくらい丁度いいタイプの体系だ。

エスペリジャケットのサイズはMサイズで超ピッタリ。パーカーとか厚手のモノは着込めない。超ジャスト。肩幅と身幅がもう少々あった方が理想ではあったのだが、LサイズにするとダボついてシルエットがダサいのでMに。

なおエリは立てた状態が基本。邪魔じゃないかと思ったが、意外と首飾りに接触せず絶妙な塩梅である。

フルクローズ状態。風がキツくて寒い場合はコレ。腕と腰回りを絞れば風の侵入をかなり抑える事が出来る。

だがカジュアルに着るなら堅苦しさが出るのでオススメはしない。

基本公式推奨サイズ通りでいいと思うのだが、所謂サイズ別れ目の体系は難しい選択になるだろう。

公式紹介通り着用時のシルエットはすっきりなので、標準より胸元ガッチリしていたり、腹回りがアレだったらアウトだ。

風に強いジャケットだが用途がニッチ

エスペリライトジャケットは高い耐水性と防風性があり、シンプルで優れたジャケットだ。強風に煽られても服の形状すら変わらない硬さがある。今回のテーマ「風に強いジャケットが欲しい」という目的は果たせたし、シンプルな中に差し色が入った見た目も気に入った。白×紺がいいね。満足です。

ただまぁチョットばかり用途がニッチ。本来の用途であるセーリングや風で煽られないジャケットを求めている層が何人世の中にいるのやら。正直同社でもチョイ値段下げて「レイネライトジャケット」とか値段上げて「スカンザライトジャケット」を買った方が汎用性が高い気がする。

人とは違うものが着たい人や単純に見た目が気に入った方などなどコーデュラのパリパリとした硬い感触が苦手ではないのならば、検討してみて欲しい。

用途が難しいためかセール価格になりやすいようだ。ソコが狙い目。

この記事で言うのも変だが防水ジャケットを持っていなかったら「スカンザライトジャケット」のようなモノもオススメ。

最近の投稿記事

-衣類
-,