※ 記事内にアフィリエイト広告を含みます

スマートフォン

Google Pixel 8 レビュー [ いつも通り悪くない…だが値段が上がりすぎているのが気になる ]

定期イベントスマホの乗り換えです。Google Pixel7からPixel8に変更した。

追加で販売されたミントカラーが好みなのと、Googleセール+下取りがソコソコ美味いからノリで変えてみた。というわけでGoogle Pixel8を使った感想を述べる。

前作から順当に進化したPixel 8

Pixel 8Pixel 7
サイズ150.5 x 70.8 x 8.9 mm155.6 x 73.2 x 8.7 mm
重さ187 g197 g
ディスプレイ6.2インチ FHD+(1080 x 2400)OLED
428 ppi 120Hz
最大輝度 1,400 ニト、2,000 ニト(ピーク輝度)
6.3インチ FHD+(1080 x 2400)OLED
416 ppi 90Hz
最大輝度 1,000 ニト、1,400 ニト(ピーク輝度)
前面カメラ1,050万画素1,080万画素
背面カメラ広角レンズ:5,000万画素
超広角レンズ:1,200万画素
広角レンズ:5,000万画素
超広角レンズ:1,200万画素
SoCGoogle Tensor G3Google Tensor G2
メモリ8 GB LPDDR5X RAM8 GB LPDDR5 RAM
バッテリー4,575mAh
急速充電・ワイヤレス充電対応 (27W)
4,355mAh
急速充電・ワイヤレス充電対応 (21W)
生体認証指紋認証・顔認証指紋認証・顔認証
その他機能IP68・felica・バッテリーシェアIP68・felica・バッテリーシェア
保証ソフトウェアアップデート 3年
セキュリティアップデート 7年
ソフトウェアアップデート 3年
セキュリティアップデート 5年
定価価格128GB: 112,900円
256GB: 122,900円
128GB: 82,500円
256GB: 97,900円

上記が2023.10販売のGoogle Pixel8 と 前作Pixel7のザックリとした詳細。

実用十分なディスプレイ・カメラそして防水・おサイフケータイなど付加価値バッチリなAndroidOS開発元Googleによるスマートフォンである。

前作からの変更点はチップセットパワーアップ、微妙にディスプレイなどなどもパワーアップ、サイズ&重量ダウン。悲しいことにお値段もアップ。といったところか。

Pixel 8 の外観と簡単な詳細

120Hz美麗ディズプレイ搭載

ディスプレイはFHD+ OLED(1,080 x 2,400)リフレッシュレートは60-120Hzの可変式。光度が高くクッキリ綺麗な表示だ。

光学式指紋認証に対応しており精度はまあまあ。

カメラはパンチホール型で顔認証に対応。フロントスピーカーは見えないくらいの細いスリットで入っている。

ガラス素材は裏表共に「Corning Gorilla Glas Victus」。十分丈夫なガラスではあるものの、上位モデル「Pixel8 pro」や他社ハイエンドが「Corning Gorilla Glas Victus 2」を採用しているので何とも微妙な感情が湧かないこともない。

個性的なカメラデザイン

Pixel6から続く一本バーカメラはPixelの顔といっていいだろう。もう俺は見慣れてしまってなんとも思わない。机に置いた時の設置感〇・手に持った時の重心バランス△。

前作比角が丸くなったのが、本作の特徴。実用上別に大きな変化はない。

カラーラインナップは「Obsidian(黒)」「Hazel(灰)」「Rose(薄赤)」の3色に加えこの期間限定「Mint(薄緑)」。公式画像より薄く見え青っぽさもある感じ。好き。

カメラのバーはサイドベゼルと継ぎ目なしの一体構造になっている。アルミはマット塗装。

サイドは丸みがあって持ちやすい

上サイド。収音マイクの小さな穴。それと側面各所にある樹脂スリッドは電波を通すためのものだ。

右サイド。ボタンは上部電源ボタン、下部音量の大小。

左サイド。ピンで抜くタイプの物理nanoシムトレー。トレーに入るのは1枚のみ。別途e-sim対応。

下サイド。左からスピーカー、USBCポート、マイク。Pixelシリーズにしては音質も悪くはない。普通。

特に申し上げることのない完成度

ガラス曲面は滑らか、アルミの仕上げも美しく、継ぎ目も均一でパーツのガタツキもない。特に申し上げることのない完成度である。

カメラバーについては賛否両論があるかもしれないが、形状の違いこそあれど、カメラユニットがデカくて毒々しいのは現在どこも似たようなもんだ。いいんじゃないでしょうか?

ミントカラー限定でハンギョドンクリアケースが貰えた

ミントカラーのみ数量限定でハンギョドンクリアケースが貰えた。

このハンギョドンは1985年に誕生したハローキティなどでお馴染みサンリオのキャラクター。一緒にいるタコは「さゆり」というらしい。何故にハンギョドンと来て「さゆり」…。なお絵柄は表面にプリントされているので剥がれそう。

ベースとなったケースは「Case-Mate シグネチャー クリアケース」だと思われる。重量は「27g」。ストラップ込みだと「61g」

独自チップ「Google Tensor G3」搭載

通常運用では問題なし。勿論過去一番性能が高い

Pixel8はGoogle独自チップセット第三世代「Google Tensor G3」を搭載。RAMは8GB。

性能指標としてよく使われているベンチマークソフトAntutuでは「1119098」というスコアを出した。当ブログで計測したPixel7が「776382」、Pixel7aが「750863」、Pixel6が「673894」だったので大幅にパワーアップ。

ただ主流のチップセットクアルコムSnapdragonと比較すると、2022年上期ハイエンド端末に使用された「8gen1」に近く、現在最新の「8gen3」には大きく劣るといった感じ。相変わらずハイエンドではなく、中間チョイ上ぐらいの性能をキープ。とはいえハイエンドを求めずとも現在のスマホは十分実用的なので、大半の人にとって十分すぎるくらいのスペックである。

排熱がヘタっぴだった初代Google Tensorと比べると大幅に改善しているのは評価したいところ。連続でベンチマークを回しても大きく性能低下はしなかった。激しい動作をさせるとあっという間に本体が熱くなるが、持てなくなるほどではないし、排熱が上手く出来ているということにしよう。

ゲームとの相性「△」

ただどのゲームも偶にもたつく。
ソフト開発者はiphone>クアルコムチップ搭載Android>その他 といった感じで作るため、独自チップセットとソフト(ゲーム)の相性悪さが出てしまうのだろう。

ゲーマー諸君がどの程度の水準を求めているのか俺には分らんが実用十分だと思うし、ハードスマホゲーマーなら迷わずハードソフト一貫で安定したiphone15promaxを買えや!といいうのが正直なところ。

カメラは地味に進化。いつも通りグッド!

カメラはフロント「1,050万画素 Dual PD カメラ」、リア「5,000万画素 Octa PD 広角カメラ」「1,200万画素 超広角カメラ」の組み合わせ。

画素こそ変わらないが、前機種から広角カメラのイメージセンサーを新しくしたらしい。

Pixel8ではマクロフォーカスと顔の表情を加工する新機能が加わった。

ブログの写真撮影をPixelで行っている俺としてはマクロフォーカスが結構嬉しい。2枚目の画像は1枚目の靴ベロ部分を拡大したものになる。繊維がよく見えてスゲェ。有能。

あまり写真に拘らない俺からは奇麗な写真が撮れますよとしか言いようがない。暗所はハッキリくっきり本当に素晴らしい。

色味は実際目で見た印象に近い感じになるので、良く言えば自然で、悪く言えば暗い。撮影前に調整するなり、後で加工するなりしないと栄えた写真にはならない。

食べ物は美味しそうに見えない印象だ。

片手で持ちやすいナイスサイズ

6インチ前半サイズで持ちやすい

本体サイズは6.2インチ(150.5×70.8×8.9㎜)。最近は画面フチがが狭くなってきているので、数年前の6インチぐらいの感触だ。

Pixel6~7の中ではもっとも片手で操作しやすく、お気に入りだ。ディスプレイほぼ全域にわたって指が届くし、サイドボタン操作にもストレスがない。丸みのある形状で手触りがいいのもグッド。俺的にサイズは完璧。

重さはまあまあ。悪くはない。

重量を測定したところ「186g」だった。公式では「187g」
Pixel6~7では重い重いギャーギャー騒いでいた俺だが許容範囲とする。10g以上軽い6インチ競合が多いので、軽いとは口が裂けても言えないけれど赤点ギリギリセーフということで見逃す。

思えばPixel6比20g近いダイエットに成功だ。そう考えると悪くない気がしてくる。次世代機でも引き続きダイエットに励むがよい。

バッテリーはデータ通信時消費量が多い

バッテリー容量ほど持たない印象

バッテリーは「4575mAh」の容量を持つものが搭載されている。前作より本体がやや小さく軽くなったのに、微妙に増えているのは技術の進歩か。俺の電話・SNS・Webを軽く使用して、自宅ではPCメインといった感じだと2日ほど持つ。

俺的には十分ではあるもののセルスタンバイ状態での消費量が歴代Pixelの中でも多く、データ通信が伴う動作をするとバンバン減っていくのは気になるところ。逆にストレージにダウンロード済みの動画・音楽だとそんなに減らない。データ通信が下手くそっぽい。

充電速度は必要十分

充電速度については有線最大27Wで、Qiワイヤレス充電最大18Wとなっている。急速充電はあくまでも最大値だから満充電が近くなると、バッテリー保護のため18Wぐらいまで低下する。

バッテリーにかかる負荷など知ったこっちゃねぇ!と言わんばかりの中華メーカーだと60W以上も珍しくないが、バッテリー負荷と速度を考慮したGoogleのベストなんだろう。SamsungGalaxyS24もその辺だしそうなんだろう。

1時間で30%から100%まで上昇した。実用十分なんじゃないだろうか?

サポート期間が7年と安心の仕様

その他ピックアップするべき箇所については以下

  • IP68防水
  • 文字起こし・翻訳
  • バッテリーシェア(qi充電器になる機能)
  • Felica(おサイフケータイ)
  • ソフトウェアアップデート3年
  • セキュリティアップデート7年

日本独自おサイフケータイも最強の防水規格も網羅。AndroidOS開発元Googleのスマホだからアップデートは爆速。Pixel独自の文字起こしと翻訳は変わらず最高に便利といつも通り。

今回大きく変わったのだが、セキュリティアップデートが5年から7年に伸びたことである。ここまでくると普通はバッテリーが先に死ぬので、全くスマホに関心がない人への救済措置だ。スマホに興味ない親へのプレゼントとしてもいいんじゃないでしょうか?

AIの時代ということで、画像を囲むだけで検索する機能やらなんやらもアップデートで追加された。なぞって検索は思っていた以上に便利で結構使っている。

余計なものが入っていないスッキリしたOS

参考にPixel8 128GB モデルのGoogleストア購入品2024.2月時点の初期容量とプリインストールアプリのスクリーンショットを。

AndroidOSのカスタムがほぼされていないのと、不要なプリインストールアプリが少なくスッキリとしているのがPixelシリーズ良いところだ。まぁ初期状態で使い勝手が優れているとも言えないのだが、ストアがあるのだから欲しいもん探してカスタムすればいいのです。

Pixel8 に対しての個人的な意見

値上がりで上位モデルに近づきすぎた感がある

で?結局Pixel8はどうなのかという個人的な意見。
Pixel8はチップセットの性能が上がり、筐体も洗練されPixel無印(Pro・a除く)シリーズでベスト。…だが定価で買うのは微妙。というのも「Google Tensor G3」の性能がそこまで高くないのに値段が上がり過ぎた。

“2023年度上期”に販売された性能が上のSnapdragon8gen2搭載端末と値段が近く、その“2023年度上期”に販売された端末は実売も下がってきている。2024年度販売される端末は更に性能が上。そして半年もすれば値段の安いPixelaシリーズとトントンになる運命なのが良くない。

コスパを求め「Pixel7a」、型落ちの「Pixel7」や他社端末、もうちょいプラスして「Samsung GalaxyS」などハイエンド端末やカメラ性能のために「Pixel8pro」を選んだ方いいと思う。定価なら。

セールや下取りをうまく活用して購入するべし

Pixel8はGoogleストア定期セールやキャリアの投げ売りをフル活用してなんぼ。そもそも値段設定セール前提な気がする。

活用すればウマイ。上手く購入して欲しい。

最近の投稿記事

-スマートフォン
-, ,