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靴・サンダル

サロモン クイックレースキット レビュー [ 簡単に靴の紐を調整出来るスグレモノ ただ取扱説明書が分かりにくい ]

楽に靴を脱ぎ履きしたいから「 SALOMON  QUICKLACE KIT(サロモン クイックレースキット)」を付けました。というお話。

取付け方と実際運用した感想を述べてみる。

SALOMON  QUICKLACE KIT で靴紐調整ラクラク

当記事で取り扱うのは「SALOMON  QUICKLACE KIT(サロモン クイックレースキット)」。

それはなんぞやというと、樹脂留め具をスライドさせて、紐を結んだり外したりすることなく、靴紐を調整出来るアイテムになる。

スライダーを上げて絞るとガッチリ固定出来て…

スライダーを緩めると足が楽に抜ける。

ザックリとした構造としては100均で売っているようなゴム紐と同じ。ただコチラは不整地を走るトレイルランニング・トレッキングシューズにも使用出来るガチな代物だ。

便利。しかも お値段現在1,000円以下とリーズナブル。

SALOMON  QUICKLACE KIT の詳細

商品内容物

・レース(約140cm)×2
・スライダー×2
・末端キャップ左右×2
・樹脂チューブ×1
・取扱説明書×1

SALOMON  QUICKLACE KIT はこんな感じのパッケージ。

細い紐と小さい樹脂パーツがいくつか入っている。

古いバージョンは付けにくいみたいなので最新がオススメ

なおクイックシューレースは、年々微改良しているようでモデルによって微妙に取り付け方が違うっぽい。

背景に山が書いてある黒いのが古くて、真っ白なのが2024.4月現行品で、俺が買ったのもソレ。古いのは取り付けが、より面倒臭いみたいなので現行型を選ぶのがオススメだ。

取付には別途ハサミ・ライターが必要

別途取り付けに必須な道具は以下…

  • ハサミ・カッターなどナイロン紐を切れるもの
  • ライターなどの火種

非喫煙者だとライターが意外となかったりするか?若干危ないがガスコンロの火でもいい。オール電化だったら素直にライターを買ってこよう。

SALOMON  QUICKLACE KIT の取付け方法

① 取り付け対象の紐を外す(サロモン以外のメーカーでもOK)

そんな便利アイテムだが取り付けは少々難儀する。工程を紹介していこう。

まず取付対象の靴紐を外す。シューズはサロモンじゃなくても大丈夫だ。俺は「On Cloudranner WP」に付ける。

② クイックレースを通す

取付けに難儀する理由の大半が、この取扱説明書の分かりにくさにある。

図を見ても分かりにくいし、工程がザックリし過ぎているし、説明文が全く無い。控えめに言ってクソ。

早速訳分からん図の登場。1or2て…。
「1」と「2」の図で靴のレーシングパターンが違うけれど全く関係ない。

  • 図1:「レース先端の輪っこが邪魔で、通し難い場合には、輪っこを先に切る」
  • 図2:「レース先端の輪っこがあった方が、紐し易い場合には、通してから輪っこを切る」

そんだけの話。
なお通し方を間違えると、非常に面倒なことになるので慎重に。紐の上下や左右で統一されているか良く確認すること。

上手く紐通しして欲しい。

切断したクイックレースを火で炙る

というわけで、任意のタイミングでレース末端のループをカット。俺は紐通し前に切った。

カットした部分はボソボソと解れていくので、ライターで軽く炙り表面を溶かす。数秒置いたら指で潰して形を整える。火傷注意。

これが取説「図3」の工程になるが、ループ部分をカットした直後にやることをオススメする。

③ 樹脂透明チューブをゴミに捨てる

ここで謎の工程。図4。
紐を付属の透明樹脂チューブを通す。これは多分次の工程で紐が通るかどうかの確認かなんかなんだが、通らない訳がない。意味分かんない。

というわけで樹脂チューブをゴミ箱に捨てて次のステップへGO。

④ 樹脂スライダーを通す

スライダーを通す。(取説図5)

裏表上下があってサロモン「S」ロゴが履き口側、履いている時自分側に向く形だ。

スライダーには押上スイッチが付いているので、それを押し上げた状態でレースを入れる。レースを交差させないよう注意。

⑤ 実際に履いてテンションを調整

靴を履いて紐を実運用する縛り具合まで張る。

紐が余りすぎても邪魔だし、紐が少なかったら悲惨極まる。実際履いて調整するのがオススメだ。

[重要]レースの通し間違いがないか最終確認

さてここでもう一度紐通しが正しいか確認しよう。これ以降後戻りすると、チョット面倒くさい。俺は案の定間違えていた。セーフ!!

この後の手順は説明書の順番を無視する

この後取説によると「レースを切る」→「連結プラグを通す」→「レース末端を縛る」→「プラグを連結する」といった感じなんだけれど、俺は手順を無視する。

「連結プラグを通す」→「レースを縛る」→「レースの余った部分を切る」→「プラグを連結する」という工程に変更した。

レースを縛る工程で力を加えやすいからだ。

⑥ 末端キャップパーツを通す

末端用のキャップパーツを左右に通す。

取説的には内側がメス(差し込まれる側)、外側がオス(’差し込む側)だがどっちでもいい。

⑦ 玉結びして切る

切る予定箇所を玉結びする

切る予定の箇所で玉結びする。

⑤でも述べたが、長すぎると邪魔だし、短すぎると使い物にならない。靴に合ったベストを探ろう。

[重要] 固く締めること

結び目が出来るだけ小さくなるように全力で引っ張っておく。後で楽になる。

玉結びした手前でカット

丁度よい場所でカット。短くし過ぎたら積むので慎重に。

なお俺は取説に記載はないが、一応カットした部分を火で炙った。

⑧ 玉結びを末端プラグに入れて連結

玉結びをプラグの中に入れる

玉結びをプラグの中に入れる。メス側はらくらく。

[重要 ]オス側はキツイので力を込めて

問題はオス側。
穴が小さいので、玉結びの玉はキッチリ小さくする必要があるし、力を込めて思いきり引っ張らないと入らない。

結構思い切り行っていい。

末端用のプラグを連結

後は末端用のプラグを連結して完成。

サロモンのシューズだとレース末端をシュータンに収納出来るようになっているのだが、別メーカー品に付けると当然ないので、レースの間に挟める形がベター。

ここまで写真撮影コミコミ15分チョイ。次は10分以内で出来ると思う。難しいとは思わなかったが、取り付けやすいとは口が裂けても言えない感じだ。

取説が分かりにくいし、オス側末端プラグに玉結びを入れにく過ぎてビックリ。

クイックシューレースを取付けての感想

通常の紐とは違うハイテクな雰囲気に

見た目は少々癖があるだろうか?
このOn Cloudrunner WP にはアリだと思っている。色も黒で統一されているから目立たず、ハイテクな雰囲気出てる。

クラシックスニーカーに付けたいビジュアルではないかな~といった感じ。

ランニングに使用しても安定感がある

ランニングに使ってみたのだけれど、ギチギチに縛れて、ゴム紐のように伸縮しないから激しい運動に使用しても問題ない。また不意に緩んでくることも一切なかった。

サロモンのトレイルランニングシューズやトレッキングシューズに採用されているだけあって完璧。

シュータンの薄い靴には微妙かも

クイックレースは細いので、通常のシューレースと比べ圧迫感が少し強め。

クッションがあったり固めのシュータンだと全く問題はないが、軽量ランニングシューズに多いシュータンが薄いモノに取り付けると足を痛めそうな気がする。

履きやすさはゴム紐の方が上

通常のシューレースより脱ぎ履きが圧倒的に楽ではある。ただスポーツ用途ではないなら100均とかで売っているゴム紐の方が良い。

紐に伸縮性があり、より履きやすいからだ。安く付けやすいし、ただ履きやすさを求めているならゴム紐でいい。何気にダイソーの靴用品全般優秀。

ラクラク着脱でスポーツシーンで使える!だだし取説がクソ

「SALOMON  QUICKLACE KIT(サロモン クイックレースキット)」のメリット・デメリットをまとめると…

メリット

・紐を結ぶことなく楽に調整出来る
・アウトドア・スポーツに使える本格仕様
・値段がリーズナブル

デメリット

・取付けが手間
・取外しが面倒くさい
・取扱説明書がスーパー分かりにくい
・薄手のシュータンと相性が良くなさそう
・スポーツに使わないならゴムの方が楽

といったところ。

今回取付けたOn Cloudrannner WPは防水ランニングシューズで万能だから、別の靴に履き替えし難い外泊時に使っていたのだが、座敷席とか服・靴の試着とかで面倒臭いのなんの。

でもランニングでも使うからカカト潰すようにガッと履いたらダメだし、ガッチリホールド出来ないゴム紐もダメ。そこで見つけたのがコレである。脱ぎ履きしやすく、ランニングにも使える。文句なし。いい買い物をした。

ただし取扱説明書作ったヤツと、OK出したヤツは反省して。作り直せ分かりにくい。

amazonの「黄」「赤」とかは、取付がより面倒な旧パッケージ品みたいなので注意。

運動以外の日常使用ならゴム紐でOK。

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