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生活

アーロンチェア アトラス ヘッドレスト レビュー [ 純正品のような社外ヘッドレスト - ほぼ使わない贅沢品 - ]

アーロンチェアリマスタードミネラルフレームに社外ヘッドレスト「アトラスヘッドレスト」を付けた感想を述べる。

ヘッドレスト付けようぜ!って感じじゃなくて、本当に必要ですか?的でノリで行くのでよろしく。

アーロンチェアに純正ヘッドレストはない

有名な話アーロンチェアにはヘッドレストが付いていない。正しい着座姿勢で座るとヘッドレストに頭が着かないからだ。

アーロンチェアゲーミングエディションというオールブラックカラーなだけのアーロンチェアリマスタード公式紹介文章では『人間工学に基づくアーロンの設計により、身体を正しい姿勢に導くため、ヘッドレストは必要ありません。一度座ってプレイしていただくと、ヘッドレストがないことが気にならないはず。』とまで書いてある。

寝るならそれ専用のモノで寝た方が良いし、リラックスするなら一度降りてガッツリ休んでこい!というのがアーロンチェアなのである。だからヘッドレストの選択肢がない。

イメージしやすいのは車シートだろうか?ヘッドレスト付いているけれど、運転中は頭ガッツリ預けないでしょう?一応寝れるけれど、ソファやベッド程快適じゃないでしょう?それのオフィス・ルームバージョン。

とは言え、簡易でも休めるものが欲しい人も多いと思う。俺もそう。部屋の中で座れるものは、これしかないのだ。オフィスチェアと分かってはいるけれど、簡易リラックスチェア的な役割も担ってくれると助かるのだ。

社外ヘッドレストは数多くある

そこで俺みたいなヤツを狙い撃ちするかのように存在するのが、ハーマンミラー非公式社外ヘッドレストである。

アーロンチェアヘッドレストと検索すると山ほどある。これこそが定番商品の強み。

ただし当然公式非推奨

ただ公式では推奨していないし、保証も当然していない。社外ヘッドレストが原因で椅子本体が壊れようが、体に何が起ころうが、そこは自己責任。

過去に社外ヘッドレストが突然取れて、首を痛め体に障害が残ったという人もいるとかなんとか。まぁ滅多なことない限りそうはならんのだろうが、そういうリスクも一応孕んでいる。

アトラスヘッドレストを買ってみた

社外ヘッドレストの評判のいいものの相場は大体2万円ぐらいから。定番品としては「Atlas(左)」「ENGINEERED NOW(右)」辺り。

アーロンチェア本体が10万円飛び抜けている故勘違いしそうになるが、そんだけあれば一般平均以上ソコソコ立派なオフィスチェアが買える。中々恐ろしいプライス。

俺が購入したのは「アトラス ヘッドレスト」。社外ヘッドレストの中ではトップクラスに高価なのだが、見た目が一番良い感じだったからソレにした。見た目大切。

Amazonや楽天でも販売しているけれど、俺が欲しかった時は品切れだったので『公式Web』から直接購入した。サイトは英語だが問題なく日本に配送してくれる。

ただ2024年現在円安進行中なので、本体料金も高いし、送料も4,000円超え全くお得ではなかった。日本のサイトで買えるならそちらを選ぶといいだろう。この記事を作っている時はamazon・楽天・Yahooで売ってた。チクショウ…。

アトラスヘッドレストの取付は簡単

海外から届いた割には箱がキレイ

公式ウェブから購入するとロゴの入った段ボールがやってくる。海外通販の割にコンディション良好。

配送はFedex → ヤマト運輸といった感じで、注文から丁度1週間で届いた。

アトラスヘッドレスト付属品

  • ヘッドレスト本体
  • ヘッドレスト支柱
  • 取付用のボルト
  • 六角レンチ(3/16inch)
  • 取扱説明書(英語)

付属品は上記の通り。

取扱説明書は英語だが細かく図が入っているし、何なら適当にやっても組み立てられるレベル。

読めなくても問題はない。

アトラスヘッドレスト取付け方法

届いたアイテムの構造と取説を見れば分けるけれど一応簡単に取付け方を紹介。

なお取説2・3と4~6の工程を前後させている。その方が微妙に楽だと思う。

① 支柱をヘッドレストに取付ける

まずヘッドレストと支柱を連結する。逆に入らないような仕組みになっているのがグッド。

2️⃣ ヘッドレストと支柱を連結する

ボルトで両端2か所を固定する。

なお各ボルトは、日本で一般的ではないインチ規格なので、付属六角レンチを使用後も捨てず取っておくといいだろう。俺はやらかした。インチ規格など滅びてしまえ。

③ 化粧カバーを取付ける

化粧カバーを取り付けて、ボルトで固定。

④ チェアとヘッドレストを連結する

アーロンチェアの背もたれ中央に、ツメを引っ掛ける。

分かりにくいけれど椅子本体背もたれ裏にセンターを示す2つのドットがあるから、それを基準にすると楽。

⑤ チェアとヘッドレストをボルトで固定する

下部にあるボルトで固定。ここの締めが甘いと、ヘッドレストが外れる可能性がある。キッチリと閉めること。

終わり。
ここまで写真撮影込み10分かかっていない。簡単。

アトラスヘッドレストの可動域は広い

ヘッドレストを取付けたら自分の体に合わせて調整する。調整部分は手回しネジなのでお手軽。

可動域は広いので、多分困る人はいないと思う。

腰を奥まで掛けた正しい着座姿勢でヘッドレストが頭や肩に当たらず、頭を少し傾けると当たるくらいで固定するのがベスト。

一度でバッチリ決め込もうと意気込まず使いながら微調整していくのがオススメだ。

まるで純正のような見た目

見た目は、まるで最初からそこにあったかのような佇まいである。

メッシュや樹脂フレームカラーとの統一感が素晴らしい。

特に伸縮用のフレームをデザインアクセントとして使っているのはセンスの塊だ。

高さが増す分3割増しゴージャスに見える気がする。明らかにヘッドレストが付いている方が高そう。まぁ実際ヘッドレスト約3万円分高いんだけれど。

白・銀・灰と順に並んでいるべクリルメッシュの配色は完璧。アーロンチェアと近くで比較しても分からない程だ。

ミネラルフレームカラーもほぼ同じ。

ただアーロンチェアよりシボが深いためか、光の当たる角度によっては若干色味が違く映る。相当よく見ないと分からないレベルなので、気にしなくていいと思う。

アトラスは元ハーマンミラー職員が立ち上げた会社

この「アトラス ヘッドレスト」は元ハーマンミラーに勤めていたデザイナーとエンジニアが立上げた会社ってのが売り文句だったりする。

アトラスヘッドレスト創業者のRobert Beck と Dennis Foley はハーマンミラーに40年間勤め、アーロンチェア開発者ビルスタンフ氏、ドン・チャドウィック氏と共に働いたこともあるらしい。まぁ実際どうだかは分からんし、アーロンチェア設計者という訳でもないので、そこを過剰に持ち上げるのはなんだかなというのが個人的な考え。

ただカッコいいのは事実。

何気にアメリカ製

アトラスヘッドレストはMadeinUSA。ハーマンミラーと同じくアメリカ創業で、そこで作ってます!というのもウリ。

重要なのは、どこで作っているかじゃなくて、どういう品質であるかだけれど、なんとなく嬉しい感じだ。(なお肝心のアーロンチェアリマスタードはMadeinChina…)

ただしそんなMadeinUSAもの、部品接合部のバリはそこそこ目立つ。悪いとまでは思わないが、良くもない。

あといちゃもんレベルの文句を言うのであれば、金属フレームの銀色部分だろうか?

俺の選択したダークミネラルフレームだと銀色部分が他にないので、少し浮いた印象に見える。サテン・ポリッシュアルミフレームだったら気にならないだろう。

アトラスヘッドレストの使用感

正しい着座姿勢だと使わない

実際使い心地は、どうなのというと、結局ほぼほぼ使わない。

アーロンチェアにヘッドレストが付いていないのは別に嫌がらせってわけじゃないのよ。要らないからつけてないのだ。最初に書いた通り、正しい姿勢で座ると、頭はヘッドレストから浮くのが正常。

短時間頭と首を休めるためだけに使う

一息つくときにちょっと頭を乗せて休む。あるいは数分体を傾けて休む。それだけのために存在する。

それだけなんだけれど、これが案外良くて、ちょっと手を止めたり、考え事をしている間だけでも首を休めておくと後の疲労が微妙に減るので俺は好き。

一応寝れるけれど微妙

一応常に頭に当たるよう調整したり、常に傾けた状態をキープしたり、椅子の上で寝ることも出来るっちゃ出来る。ただアーロンチェアのメッシュは正しい着座姿勢に合わせて作られているためか、長時間横になると座面の圧迫感が強く普通にクソ。

ヘッドレスト装着したからといってリラックスチェアに変身出来るわけじゃない。やっぱり作業椅子。

意外とデメリットも…

邪魔になることがある

お金掛かるだけなら、とりあえず付けとけばいいじゃん!というわけでもない。意外とデメリットもある。

まず単純に高さが増すから、俺ん家みたいなウサギ小屋に導入すると圧迫感が半端じゃない。部屋によっては狭苦しい感じになる。

あと動くと接触して邪魔になる時がある。例えば腕を上にあげて伸びをしたりと椅子の上で軽いストレッチをする時、目薬刺す時とか。

座高が高いと見た目が微妙

人によっては、どうでもいい話だが、公式の商品説明画像はヘッドレストとチェアの距離が近く一番カッコよく見えるベストポジションだったりする。

なのでポジションによっては格好良く見えない。アームのびのびだと間延び感が否めない。自分の適正ポジションだとイメージよりカッコ良くないかもしれない。というのは頭に入れておくべき。

短時間休むために存在する。そこに価値を感じるか

繰り返しになるが、ヘッドレストは「一息つくときにちょっと頭を乗せて休む。あるいは数分体を傾けて休む。それだけのために存在する。」

俺は家の中で常に座っているけれど、平日だと5分使っているか怪しい。休日も一日中家にいて30分使うかどうか。動画を見ている時にはソコソコ使う。長時間の作業で首がちょっと楽。効果はそんなもん。それに3万円。俺も中々贅沢物である。

ヘッドレストは厳つい見た目からか、リクライニングに対するイメージなのか、やたら夢を持たれがちなアイテムだが、そうでもないぞと。ハーマンミラーが販売するイスにヘッドレストが付いていないのは、ユーザーに対しての嫌がらせではないぞ。ということを認識した上でチャレンジして欲しい。

ただ使ってみないと分からないところがあるので、買ってしまうのもアリだと思う。早い段階で結論を出して売ってしまえば、損失は外食2~3回分ぐらいで済むはずだ。

リマスタードとノーマルで分かれているのでご注意を。

「ENGINEERED NOW」はアトラスヘッドレストが販売される前からの定番。評判も良好。

付属3/16インチ六角レンチを捨てないよう注意。インチ規格など滅びてしまえ(2回目)

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