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衣類

値段別 暖かい靴下のオススメ [ 外気温マイナス20℃以下雪国住み冷え性の結論 ]

今年も試されている。毎年毎年寒いぜチクショウ。

超末端冷え性なんだ俺。一度冷えたらそう簡単には温まらない。今回はそんな俺が試される大地で生き延びるため見つけた「暖かい靴下」のオススメを紹介する。

温かい靴下購入前に抑えておくポイント

本題に入る前に、まず暖かい靴下を購入する時抑えておきたいポイントを幾つか紹介していこう。

靴下サイズの選び方

普段履いている靴のサイズが27.0cmで、靴下サイズ「25cm~27cm」と「27cm~29cm」が売っているから確実に履ける「27.0cm~29.0cm」という選び方をしている人はいないだろうか?超誤りなので注意して欲しい。

靴下に表記されているサイズは靴のサイズではなくて、足のサイズを要求しているからだ。靴の中に納まる足は、当然靴のサイズより小さい。靴の履き方、靴下の厚み、好みのサイズ感にもよるけれど、足は靴より1.0cm~2.0cm小さいのだ。

つまり例の27.0cmの靴を履いている人の素足は凡そ「25~26cm」。だから選ぶべきは「25cm~27cm」という訳。

サイズが合っていない靴下は靴の中でクルクル回って、徐々に脱げるといいことがないので注意して欲しい。適当な紙の上に足をなぞり書いて長さを図っておくといいだろう。正確な素足のサイズを把握しておくことは靴下は勿論、靴の購入にも役立つ。

重ね履きしたら暖かいんじゃない?

暖かさを求め靴下を2重に履く「重ね履き」という手法については正解であり、誤りでもある。

単純に布の厚みが増し密度が高まるため防寒性が高まるのは間違いないのだけれど、考えなしに履くと靴の中で足が圧迫されて血流が死ぬ。それに通気性も落ちるから汗が乾かず冷えるという側面もある。

先行して靴下のサイズ感について書いたけれど、靴下を履いた状態の足は当然素足より大きいから、同サイズの靴下を更に重ねたら小さいという可能性もあるし、そもそも靴下を二重にして履くことを前提とした靴を所有している人は殆どいないのではないだろうか。

重ね履きは考えなしだとマイナスに働くので注意して欲しい。

暖かい靴下はメリノウール素材が最強

これから暖かい靴下を紹介するのだけれど、暖かい靴下とされるものに必ず入っている素材がある。それが「メリノウール」羊毛の中で最も高品質と言われる素材だ。

羊毛は大気の湿度を吸って発熱しそれを蓄えるという力を持っている。そしてついでに足が臭くなりにくいというオマケもついてくる靴下にとって最強の素材なのだ。

ただメリノウールは虫食いに弱く、大量に水を吸ったら乾きにくいという欠点。そして超毛羽立ちやすいという特徴がある。1~3回使ったらカカト周りがモサモサになり古いダサ温か靴下にしか見えない。知らないで買ったら「高いのに何でこんなにモサつくんだ」とガッカリするだろう。でもそういうのものなんだ。

だから俺は座敷席やスリッパ履くような場所に行く場合には履かない。基本的にはファッションなんて知らねぇよ!兎に角寒いんだよ!って場面の決戦アイテムだ。

悲しい話値段が高ければ高いほど高機能。

1,000円以下の商品を大量に買い複数年悩み続けたけれど、残念ながら安いのに高い商品と同じくらい機能的なんてジャイアントキリングは成り立ってなくて、良いものが欲しければお金を払うしかない。

暖かい靴下はモコモコでオシャレとは解離しており、靴の中に隠れてしまうからかブランド料金を盛るという傾向が少ないようだ。だから割りと純粋な「値段=性能」が成り立っている。悲しい話値段が高ければ高いほど高機能。

というわけで、余計な回り道をして多額の無駄遣いをした俺が暖かい靴下を値段別に紹介する。

500~1,000円台 暖かい靴下オススメ

500~1,000円台でのオススメは「ユニクロヒートテック」

これより上の価格帯の商品を後で紹介するけれど、その前にまずコレを買ってくれ。何やかんやでユニクロ半端ねぇよ。よく「ユニクロなんて」って勘違い通気どりが言うけれど、あくまでもユニクロより上の商品が世の中に存在するというだけで、コスト×パフォーマンスを考慮したらユニクロ程強烈なところはない。

そもそもこのヒートテック靴下で暖かさが足りないという人は少ないんじゃないだろうか?編み込みもしっかりして厚みもある。これで590円はヤバい。しかも複数買うと安くなるし、セールで数百円下がることも多い。

ただ値段相応のところもあって、素材がアクリルやポリエステルなどの樹脂素材メインであるため、この後紹介する商品と比べると圧倒的に通気性が悪く蒸れやすい。蒸れると不快なだけではなく、水蒸気が冷えて暖かくなくなるという負の連鎖に繋がる。

なお1,000円以下でメリノウール配合という商品については、例外なく割合が低いか、編み込みが甘いかのどちらかだったのでマジで金の無駄。

よく吟味するとイオンなどのショッピングモールやワークマンなどのワークショップでもヒートテック相当の商品はあるのだけれど、ハズレを引くことが多すぎる。取り敢えず「ヒートテックソックス」を買って、不満があれば変に同価格帯で探さず次のステップへ進んで欲しい。

1,000~2,000円台 温かい靴下オススメ

2,000円以内でオススメなのは、モンベルメリノウールソックス。そう暖かい靴下はアウトドアメーカーの独擅場なのだ。

そして低価格で購入出来る商品の中では文句なしでモンベルが最強。同価格帯競合メーカーだとメリノウールがあまり使われていなかったり、チクチク感があったり、ホールド・クッション感が足りないことが多すぎる。

爪先下のMont・bellロゴが正直好きじゃないものの滅茶苦茶快適。メリノウール素材だから暖かく通気性が良い。この後これより上の価格帯の商品を紹介するけれど、暖かさや断熱性だけを求めるならあまり変わらない。

アウトドアメーカーらしく捻じれに強く、使い始め数か月はクッション性があるのも嬉しい(数か月使うとさすがにヘタレる)。

ただこのモンベルメリノウールソックスはロゴの主張がチョットなぁというだけではなく…

薄手のビジネスだと薄い部分があるし…

半端じゃないくらい毛羽立ち玉になる。紐を解かず捩じ込むように靴を履いたら一撃。防寒断熱性に不足はないのだが、耐久性に難があるので可能であれば次のステップに行きたい。そんな価格帯なのだ。

なお、みんな大好き「ザノースフェイス」の靴下がちょうどこの辺なのだけれど、ユニクロと使っている素材が然程変わらない故オシャ履き目的以外での購入はオススメしない。

2,000~3,000円台 温かい靴下オススメ

2,000~3,000円この価格帯だともう好きに選べばいいんじゃない?というのが正直なところ。雑魚メーカーが淘汰され実績タップリのアウトドアメーカー強豪が集っている。

スマートウール 文句なしの完成度

そんな中で俺がオススメしたいのが「SmartWool(スマートウール)」

スマートウールはメリノウール素材を1994年の創業時から取り扱うアメリカのメーカー。「アウトドアで使う靴下ならば、スマートウールだ!」と言わんばかりの有名なメーカーだったりする。何が素晴らしいって特に文句がないところだ。

防寒性、耐久性、作りの丁寧さ、足当たりの良さ、メリノの割に毛羽立ちも少ないと総じてレベルが高い。有名なメーカーは何やかんや伊達じゃない。

画像が俺の所有する中で最厚の靴下。裏地がモコモコでヤバい。

ファイントラック メリノスピン 毛羽立ちにくい

それともう一つは、日本のアウトドアメーカーファイントラック「メリノスピン」。

メリノウールとナイロンを合わせた独自素材を採用しているということで、他メーカーの商品より圧倒的に毛羽立ちにくいのが強みだ。画像が何年か前に購入したものなのだけれど、2~3回履いたモンベルより毛羽立ちがない。色々購入してきたけれど、毛羽立ちにくさは頭一つ抜けている。

「いくら暖かくても毛羽立ちや毛玉が発生するのはなぁ」という人も多いと思うが、そういう人にオススメ。

そして履き心地が良くなるように、くるぶし周りが意図的に薄く作られているのも嬉しいところだ。

あとノースフェイスアウトレットでひっそりと販売しているゴールドウィンが安ければ狙い目かな。

3,000円台~ 温かい靴下オススメ

ぶっちゃけ防寒性を求めるなら2,000円台で十分事足りるので、基本ここまでお金を払う意味はないと思う。3,000円台を超えると山登りの時にズレないホールド・クッション感という運動性を重視してくるからだ。

そんな中例外としてオススメしたいのが「Darntough(ダーンタフ)」直訳すごい丈夫を意味する通り、靴下の耐久性に振った商品だ。

ダーンタフは1978年創業のアメリカメーカー。ソックスには、メリノウールとナイロンを撚り合わせて強度をアップした素材が使用されている。なお商品は「通常使用で損傷した場合“永久”交換対応」。頭可笑しい。

「メリノウールソックス最高!日々の生活の中でも常に履きたい」というのならば、下の価格帯を無数に持つよりも意外とお得。数年前に買って一番使っているけれどあんまりヘタっている感じしないから恐ろしい。

おまけ:今一つだった靴下

逆にガッカリした商品を紹介する。有名ブランドで多くの人が選びそうだから、申し訳ないけれど敢えて書かせてもらう。

それは日本大手スポーツメーカーミズノの靴下「ブレスサーモウール 極厚ソックス」。普通に使えるし安物よりは良い。ただ2,000円近い商品としては微妙。期待外れ。

スポーツメーカーらしからぬホールド感のなさがダメだ。アウトドアメーカーだとカッチリ固めてくる前足部・甲周りの締め付けが今一つだから捻じれる。また暖かさに問題はないものの独自発熱素材ブレスサーモがやたらとゴワゴワするのも気になる。

左右別設計というのは面白いけれど、印字がいずれ消えそうで怖い。12月購入2週に一回ぐらいの使用で、2月現在ミズノマークはもう消えた。

アウトドアメーカー製の靴下は奇抜なデザインが多いので、オフィスワーカーには有り難いというのはあるのだけれど「えっコレ買うのかい?別にいいけれど…(それならモンベル買おうぜ)」って感じだった。

靴下ではどうにもならない時もある

車の温度計-23.5℃「寒いわ!!クソったれ!」

いくら暖かい高級靴下を購入しても血流が死んでる場合ダメだ。優れた断熱材だろうが発熱素材だろうが、熱源がなければ始まらない。だから末端冷え性な俺は上記の商品を履いてもダメなときはダメ。

マジでどうしようもない場合は一度暖を取りに戻るか、カイロに頼るしかない。熱を失ったら、血が回らなくなったら終わり。

オススメ暖かい靴下のまとめ

俺のオススメをまとめると…

  • まずは「ユニクロヒートテック」
  • 物足りないなら同じ価格帯辺で冒険せずワンランク上げ「モンベルメリノウールソックス」
  • より上の品質を目指すなら「スマートウール」「メリノスピン」など2,000円台
  • 常用し耐久性が欲しいなら更に上「ダーンタフ」

兎に角大切なのは一度持った温もりと血流を失わないこと。どうかサイズの合った防寒性と保温性の高い靴下で寒い冬を乗り切って欲しい。冷え性諸君の健闘を祈る。

無難なのは間違いなくスマートウール。
Web購入の場合厚みに気をつけてほしい。俺のオススメは汎用性の高い「フルクッション」。当記事画像のは最厚手「マキシマム」で最強に温かいが、厚すぎて普段の靴は履けなくなる。

毛羽立たなさはファイントラック メリノスピン。

作りが丁寧で強靭なダーンタフ。長く履くならコレ!高いけど…。

最終奥義「電熱線搭載ソックス」
怪しいメーカーじゃないところだと凄まじく高価だから俺はムリ。

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