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Amazon Alexa(アレクサ)を使用してみた感想 [ メリット・デメリット ]

AmazonのバーチャルアシスタントAI「Alexa(アレクサ)」を使い始めた。『前記事』に書いたのだけれど、使用するアレクサ搭載デバイス「Echo Dot」はもらい物。

前所有者は使い道が良く分からなくて手放したとのことだけあって、開封してすぐ便利という装置ではなかった。使用感と問題点をまとめてみる。

アレクサで出来ること

アレクサは「アレクサ〇〇」と話しかけると、ユーザーをサポートしてくれるアシスタントデバイス。
いろいろな機能があるのだが、代表的なものを羅列したものが以下になる。

Alexa機能(例)


・音楽、ラジオの再生
・ニュース、天気予報
・アラーム、タイマー
・家電の操作
・翻訳や言葉の検索
・動画再生(ディスプレイ搭載機器)
・amazonでの買い物、配達情報
・スケジュール管理
・会話
・スマホ連携(通話、メール、通知など)

上記の意外にも沢山機能満載。
「アレクサ〇〇」と話しかけることで、照明が消えたり、音楽を再生したりとアクションを起こしてくれる感じは、未来を舞台にした映画やドラマの様で素晴らしい。アレクサは夢のある装置なのだ。

アレクサの良かった点(メリット)

俺としてはアレクサを使用してよかったと思っている。理由は下記。

  • 定型アクションが便利
  • お手軽に音楽再生、ラジオを再生できるのが便利
  • ハンズフリー通話が便利

上記の三点については特にメリットを感じたので別途紹介する。
その他「今日の天気」「今の外気温」「〇〇の意味」「スマホどこ」とか些細な物事に対して返答がすぐに貰えるのもいいところ。

あと俺は上手く使用できていないけれど、スマホから遠隔でスマートプラグなどを操作出来るのも強い。「私家の電気消したっけ?」「出かける前に、冷房切り忘れたぁー!」的なのを防げる故に、照明器具や冷暖房器具との相性は最高だと思う。

定型アクションが便利

アレクサは様々な事が出来るのだが「定型アクション」を組むと便利さがグッと上がる。定型アクションは一度の指示で、複数の動作を設定出来る機能だ。コレがアレクサの肝!上手く活用できなければタダのスピーカー。

たとえば俺の場合「アラームの停止」と同時に以下のアクションを設定している。

  • 音量2(夜アラーム音を上げるため音量5にしたのを下げる)
  • ボタン押し機起動(PC電源ON)
  • スマートプラグ起動(電気ケトルによる湯沸かし)
  • 1分待機
  • アラーム停止1分後 天気予報、ニュース
  • 14分待機
  • アラーム停止15分後 スケジュールの読み上げ(二度寝防止込)
  • 8時に時報(いつも自宅を出る5分前)
  • 平日6~8時のみ適応

任意の言葉を話すように登録もできるから「ハンカチ持った?鍵は持った?忘れ物ない?」なんてことも可能だ。俺も以前は出発前に話すようにしたのだけれど、それはなんか悲しくなったからやめた。

他にも「家を出る前」「家に帰ってきた時」「就寝」でアクションをセットするのが定番だろう。一つ一つの機能は大した事なくても、積み重ねると便利。

お手軽に音楽再生、ラジオを再生できるのが便利

アレクサ利用者のNo.1使用機能「音楽再生」は便利。「アレクサ音楽orラジオかけて」で音楽再生をしてくれる。「Amazon Music」と「Spotify Free」があるから有料音楽配信サービスに加入していなくても問題ない。

ガッツリ腰を据えてスピーカーやヘッドホンを使うような場面ではなく、BGMを何か流したいという場面ではスイッチオンオフなしで手軽。俺は「Amazon Music」でのランダム再生にハマっている。自分で再生する音楽を意識することなく、おまかせ出来るのが凄く楽だと気がついたのはコレのおかげ。

音声がないと寂しい!って、テレビを取り敢えず点けっぱなしにするって人なんかには特にオススメ。あと俺は使用していないけれども有料サービスに加入したり、プレイリストを組めば本格的にプレイヤーとしての運用も可能だ。

連携可能サービス


・Amazon Music
・Apple Music
・AWA
・Spotify
・TUNE IN
・dヒッツ
・うたパス

ハンズフリー通話が便利

コレを押している人はあまりいないのだけれども、スマートフォンにアレクサアプリを入れるとアレクサのスピーカーとマイクを使用してのハンズフリー通話が出来る。「Siri」や「GoogleAssistant」で対応できている機能ではあるが、アレクサ(Echo)を経由するとスピーカーとマイクの性能が段違い。

連絡がかかってきた際には、「〇〇さんから着信です。」とアレクサが読み上げるので「アレクサ電話に出る」といえば電話が繋がる。楽な姿勢で通話が出来て、スマホに触れることなく通話が完了する。勿論コチラから音声のみで連絡することも可能。予想外な快適さで、気に入っている機能。

欠点はアマゾンエコーのマイク集音能力は凄まじいので、生活音には注意しないといけないことと、ハンズフリーを貫くなら「アレクサ通話終了」と言わないとコチラから電話が切れないこと。「アレクサ通話終了」と発言するのは通話先からしたら「?」でしかないので基本相手側が切るのを待つことになる。

アレクサの問題点(デメリット)

俺はアレクサを便利に活用しているけれども問題点は多い。それをまとめてみた。
音楽再生機器として満足出来なかった人は、購入したものの使ってないなんてのも多いのでは?

初期設定だとあまり便利ではない

アレクサの一番大きな弱点はここ。最初に『アレクサは「アレクサ〇〇」と話しかけると、ユーザーをサポートしてくれるアシスタントデバイス。』と書いたのだけれど、その通りでアクションを起こすには基本「アレクサ〇〇」と話しかける必要がある。

ワンアクションならいいのだが、やりたいことが多数ある場合繰り返し「アレクサ〇〇」「アレクサ△△」「アレクサ□□」と指示を出さなければならない。声出すのって結構エネルギー使う。一問一答はダルい。

そうアレクサは定型アクションやスキルというものを登録しないと残念さんなんだ。そんでもって定型アクションやスキルは、自分で便利な設定を考える必要がある。

定型アクションは他者が作った設定を貰うこと事も出来るのだけれど、生活のルーティンなんて千差万別あまり意味ない。販売サイトみて何となく便利そうねウフフで購入したユーザーは、ここで妥協する人多数だと思うのよ。

音楽再生出来れば満足という人以外は、設定を弄る必要がある。初期設定でそのまま便利さを実感できないのは弱い。アレクサを便利に活用するハードルは高くはないけれども、本来的には起動してすぐ使える商品であることが望ましい。iPhoneのように。

外部機器がないと本領発揮しない

アレクサ単体だと出来ることは「音声アシスト(ディスプレイ搭載モデルは映像+カメラ)のみ」だ。「電気付けて」とか「チャンネル変えて」とかの機能は、別売りのアレクサ対応機器を購入しないと使えない。

いわゆるスマートプラグやスマートリモコンなどの別売り機器を購入しないと、家電との連携は不可能。便利だと強く実感する目玉機能は別売り品にあると言っていいだろう。

スマートプラグだけだとどうにもパッとしないから、スマートリモコン、温湿度計、ボタン押し機とどんどん購入したのだけれども、単体だとそうでもなくても色々揃えるとお金かかる。そうお金かかるのだ。普通にEchoなどのハードウェア本体代金よりお金かかる。

アレクサ搭載機器以外にも外部機器への追加投資、定型アクションを使いこなさないとアレクサは微妙。

言葉の認識と返答が微妙

アレクサは俺たちの使用している言語が、大正義英語ではないことが起因なのかもしれないけれど結構言語認識と返答率低め。皆様のお手元にある「Siriさん」や「GoogleAssistantさん」より大分劣る。

アレクサと呼んだときの認識率はおよそ8割。周囲に雑音があると6割を下回る。ハードウェアであるマイクの集音は相当に良いから、純粋にソフトウェア側の問題。言語認識率の低さが目立つ。滑舌良く話しかけても認識しなかったり、モソモソ話しかけたら認識したり意味わからない。兎に角微妙。

天気予報と話しかけたときに、音楽再生したり聞き間違いってレベルじゃねーぞ!というのもザラ。

あと会話は無理。You Tubeで凄い会話をしている人もいるけれど、あれは定型アクションによる仕込み。大体「すみません、よく分かりませんでした。」で終わるので期待しないことだ。

キビキビ反応しないし、意図していない動作するのはストレス。音声認識制度の問題で使わなくなった人も多いのでは?早急に改善願う。(追記:2022年に入ってからやたらと認識率が向上した。良い感じ。)

外部機器が中華製品で満ちている

俺はあまり気にしないけれども、気にする人は多いと思うので一応上げておく。Alexa対応外部機器が中華製品ばかりなのは問題点だろう。

「Switchbot」「TP-Link」「Meross」などのメーカーは全部中華。政府がヤれと言ったら「是的」としか言えないお国の製品。個人情報保護の観点から見れば相当な糞。「TP-Link」なんて過去に中々とんでもないことブッかましている。(気になる方は「TP-Link ddos攻撃」でググってみてね!)

アレクサは集音マイクで音声集めているわけだから中々恐ろしいものがあるでしょう?一般人の会話なんて漏れても糞も役に立たないし、誰も興味ないとはいえあまりお漏らししたいものでもない。

中華製品だから何か悪いことをしている!中華製品じゃないから安心!というわけでもないのだが、Amazon純正品や信頼できる大手企業の外部機器がより増えないと繁栄は苦しい。現状アレクサは中華製品によって成り立っている。気になる人は気になる部分だろう。

まとめ「便利だけれど、手間がかかる子」

Amazonアレクサは、便利にするためのアイデアは自分で考えなければならないし、それを実現するための追加資金も必要だ。便利か便利じゃないかで言えば、間違いなく便利だと断言しよう。一度設定を作ってしまえば、便利なことは間違いない。

ただし必須ってほどではないなというのと、設定にはそこそこ時間が掛かるし、何やかんやお高い「スマート~」機器の購入金額に見合った快適さを手に入れることが出来たどうかでいうと微妙。

俺的にはアレクサを搭載している「Echo シリーズ」はそこまでお値段しないし興味があれば購入してみては?という感じでオススメするほどではない。ズブズブにハマる人もいるだろうし、ゴミになる人もいるだろう。アレクサは使用者次第な発展途上未来デバイスであった。

安価なモデルで試してみるがオススメ。

フル活用する自信があるなら、多機能モデルがオススメ。

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