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時計

CASIO G-SHOCK GA-2110SU-9AJF レビュー [GA-2100 黄カシオーク]

CASIO G-SHOCK「GA-2100」シリーズの「GA-2110SU-9AJF」を購入した。この「GA-2100」シリーズについては、日本内外問わず人気のため品薄状態が続いているのだ。

しかしそんな状況下なのに、本商品は2020/02/14リリースされたにも在庫切れの様子はない。つまり不人気色だ。ド派手なイエローバンドである。

G-SHOCK「GA-2100」(カシオーク)とは

G-SHOCK「GA-2100」シリーズは2019年8月にリリースされたモデルで、ファーストモデルである「5000」シリーズのデザインを継承したモデルとのこと。文字盤周りこそ変化あるがバンド形状については、G-SHOCKファーストモデルほぼそのまま。海外でも人気があり、特にオールブラックカラーの「GA-2100-1AJF」は、品薄状態が続いている。

このシリーズが人気出たキッカケの一つでもあるのだが、腕時計業界で「カシオーク」と呼ばれている。「GA-2100」の文字盤周りベゼルの八角形が、高級時計「オーデマピゲ ロイヤルオーク」に似ているんじゃない?という理由でだ。

実際のところ八角形のベゼル自体は腕時計業界の中ではそれほど珍しいものでもないし、八角形ベゼル以外については腕時計であること以外共通点がないレベル。G-SHOCK愛好家にとっては、他社の真似と呼ばれているようで気分が良くないものかもしれないが、俺はそれだと分かる印象的なネームがついてよかったんじゃないかと思う。

ちょっと話が逸れるけれど、日本の腕時計って「ネーム」戦略が弱いと思う。いわゆる「ロイヤルオーク」「サブマリーナ」「スピードマスター」とかのそれ。分かりやすい固有の名詞があるのって大切。記憶に残りやすいし、話題にもしやすい。「GA-2100」より「カシオーク」の方が覚えやすいでしょう?

G-SHOCK GA-2110SU-9AJF 詳細

GA-2110SU-9AJF 仕様


ケースサイズ (H×W×D):48.5×45.4×11.8mm
質量: 51g
防水:20気圧(日常生活用強化防水
精度:平均月差±15秒(非電波)
電池寿命:約3年(非ソーラー)
ケース・ベゼル材質: カーボン/樹脂
バンド材質:樹脂
風防材質:無機ガラス
機能:ストップウオッチ・タイマー・時刻アラーム・時報・カレンダー・LEDバックライト・ワールドタイム
定価価格:¥14,500(税抜)

以上が今回購入したG-SHOCK「GA-2110SU-9AJF」の詳細。この「GA-2110」は、見た目同じな基本モデル「GA-2100」より、文字盤とバンド部分に色が多く使用されている関係で1,000円増しとなっている。

特徴としては、カーボンをケース素材に取り入れていることにより薄く、軽く、丈夫であること。特に薄さは公式にて「G-SHOCKコンビネーションモデルの中で最薄となる( 2020年11月カシオ調べ)、厚さ11.8mmを実現。」とのことだ。

一方で電波、ソーラー充電、Bluetoothとかの便利機能は付いていない。シンプルな電池駆動の時計である。薄く、軽いという武器はあるけれど、14,500円あれば電波受信とソーラー充電に対応した「5600」シリーズに手が届くから最初の一本としてはあまり選ばれないかな?という印象。

機能がどうのこうのではなくて、見た目が気に入った人が買うモデルといっていいだろう。

G-SHOCK GA-2110SU-9AJF 外箱

商品外箱はシボ加工の紙素材。コスト的にはそこまでだろうけれど結構雰囲気出てる。いい感じ。

黒い外装は白い厚紙で保護されているので安心。

開けた瞬間安い緩衝材と「こんにちは」なのはイケてない。中の緩衝材をフタ部分に貼り付け、開けた瞬間商品と対面する作りだとなお良かった。

商品内容物は「時計本体、ボックス、取扱説明書、保証書(取説内)」¥14,500の時計としては、いい雰囲気の外箱だった。箱好きな俺は、満足です。

減少傾向にある紙の取説が入っている。カシオ伝統のクソデカ一枚紙を折り込んだものだ。これ戻すとき折りたたむの面倒だし、見やすさは微妙だから嫌いなのだけれど、G-SHOCKはボタン操作説明がないと厳しいのであると助かる。

G-SHOCK GA-2110SU-9AJF 文字盤

ベゼルは「カシオーク」なんて呼ばれている理由でもある八角形。ベルトの明るいイエローカラーに対してベゼルと文字盤はブラック。明暗くっきりしているから文字盤周りがグッと引き締まった印象になっている。

黄色で「G-SHOCK」ロゴと「PROTECTION」のロゴ。ベゼルに合わせて微妙に湾曲している。右上「LIGHT」右下「START」左上「ADJUST」左下「MODE」とG-SHOCKお馴染みの構成。こうしてみると普通に「G-SHOCK」。オリジンと呼ばれる四角い「5000」シリーズベースなのがわかる。「カシオーク」って呼ばれているけれど、「ロイヤルオーク」のようにビス止めとかないしそこまで似ていないと思う。

アナログの時針と分針は太く大きい。デザイン的には良好だと思うが、側面を見ると打抜の安い樹脂感は拭えない。近くで見ないと分かりにくい部分だし、コスト的に妥協出来るレベルではある。

分針は20秒ごとに太く大きい針を力強く振り回す。トルクを出しやすいクォーツ時計の良さを引き出している運針だ。キビキビ動く様は見ていて楽しい。一日一回しか動かないし一瞬だからあまり見る機会はないだろうけれど、曜日を示すレトログラードの針も深夜12時にグルリと動く。

一方で大きい針ゆえに、3~6時付近に針が来るとデジタル表示に被り見えない。その辺きっちり考えられているもんで、針退避機能が搭載されている。(上記画像が退避位置)右上「LIGHT」左下「MODE」ボタンを同時押しすると一時的に針を退避することが出来るのだ。同時押しはしやすいものではないし、誤って「MODE」を先に押すとデジタル画面が切り替わり煩わしい。致命的ではないけれど、デメリットではある。

あとストップウォッチ、タイマー、アラーム、時報 機能搭載とG-SHOCKによく搭載されている機能が使えるのだが、見ての通り表示域が小さいので見辛い。

時間設定も小さなデジタル画面で行う。時刻をデジタルで設定し終えると針がその時間に向かって動き出す。だからアナログの針と、デジタルの秒が合っていないなんて間抜けなことは発生しない。

文字盤は黒一色に見えるが複数色で構成されており、断差や色使いで奥行きを感じさせる作りとなっている。薄いボディに奥行きのある文字盤、非常に良く出来ている。上手いなぁデザイナーのテクニックに関心。

バーインデックスは無骨な四角。ディスプレイ、レトログラードがある場所の形も違和感なく仕上がっている。1分のメモリは溝で刻まれているのだけれど、これがカッコいい。デザイン重視で光が当たらないと、メモリが見えないのは気にしないことにする。

暗所で時計を照らすためのライトは4時と5時の間に文字盤を照らすLEDライト。そしてデジタル液晶に別途バックライトが設けられている。

ライト点灯時間は切り替えができて1. 5秒間と3秒間どちらか選べ、バックライト消灯はゆっくりと暗くなっていく。地味だけれど一瞬で消えるより上質な雰囲気が出る。

蓄光は針のみ。
バーインデックスについているのはフェイク。えぇ…このデザインで光らないのかよ。当然ついていると思っていた。3分ぐらい光らないか確かめた。光らなかった……。

バックライト付いているとはいえ、ケチらずインデックスにも蓄光をつけて欲しかった。だってデザイン的にどう見ても光る部分でしょコレ。この時計で私的一番気に入らないところ。

G-SHOCK GA-2110SU-9AJF その他外観

ケースサイド
ベゼルとケースは一体であるが、キッチリと色の境目は別れている。こうして文字盤から離れてみると、オリジンモデルと呼ばれているモデルソックリというかそのまんま。

バンドのイエローカラーは、蛍光色ではなく落ち着いたマットカラー。写真で見るより落ち着いた印象を受けた。ただしイエローだから目立たないということは決してない。

ケースバック
本体ケースの黒い樹脂はカーボンで軽量さと堅牢さに貢献している。装着感は見た目通り、フラットなため「5000」シリーズとは違う感覚。湾曲していないから、緩めに付けると不快。強めに閉めて密着させたほうが良いようだ。

バンドはクイックリリースタイプのばね棒で止まっている。だから着脱が容易。バンド接合部にある四角い窪みに細い棒を入れて、グイっと引っ張ってやると簡単にバンドが外れる作り。なんやかんやケースとバンドの隙間には、汚れが溜まるのでありがたい仕様。

あと見ての通り、ケース裏を衝撃から守るためのG-SHOCK定番丸まったバンドである。平置きは不可能。

重量公称値「51g」だが、俺のはかりだと「52g」。安いはかりだから多少の誤差はあるだろう。公式数値通りと言っていい。

通常のデジタル文字盤オリジンシリーズだと下記の重量。

  • 「DW-5600E-1」(電池駆動): 53g
  • 「GW-M5610-1JF」(電波ソーラー):51.7g

だいたいオリジンシリーズ「5600」と同じぐらいの重量となっている。パーツが増えるアナログ文字盤で同じぐらいの重量であるのは、やはりカーボン素材のおかげなのだろう。

まとめ [GA-2100シリーズはイイぞ!]

「GA-2100」シリーズの画像を見て気に入ったのであれば、後悔しない作りになっていると思う。値段なりで高級な部品とかは備わっていないが、カシオの持つ樹脂加工スキルとデザイナーのセンスが炸裂した素敵時計だ。

「GA-2100」シリーズの中でも「GA-2110SU-9AJF」は不人気色イエローである。ファッション的にも合わせずらいし、ビジネスには論外だし、無駄に目立つし、不人気な理由は分かる。でも隠れ派手色好きな人いるでしょう?

服でも車でも何でもそうだが、「この色は俺には派手だしなぁ…」とか思っているのはマジで無駄。少しでも気になるなら、思い切って購入したほうが後悔しない。身につけてれば気にならなくなるし、好きな色は気分アガる。

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