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スマートフォン

「Google Pixel 5」を3ヶ月メインで使った感想 [長期レビュー]

メインスマートフォンとして「Google Pixel 5」を愛用しているのだけれど、使用から3ヶ月経つ。3ヶ月間肌見放さずってほどではないものの、ガッツリ使い倒したから改めてまとめてみたいと思ったわけだ。

結論あまり初回と変わらなかったが、使用していて改めて気に入ったところと欠点をピックアップした。新商品買いたてのテンションも落ち着いたから、多少ドライな目線で評価出来ているだろう。

初回レビュー記事は以下

「Google Pixel 5」 詳細

「Google Pixel 5」詳細


定価:¥74,800
OS:Android 11(2021.1時点)※ 3年間のバージョンアップ補償
ネットワーク:5G通信対応

ディスプレイ:6.0 インチ (151 mm)
ディスプレイ解像度:FHD+(1080 x 2340)フレキシブル OLED、432 ppi

CPU:Qualcomm Snapdragon 765G
RAM:8 GB LPDDR4x

背面カメラ:12.2 メガピクセル(デュアル ピクセル)/16 メガピクセル(超広角レンズ)
前面カメラ:8 メガピクセル

バッテリー容量:4,080 mAh(急速充電/急速ワイヤレス充電/バッテリーシェア)

製品寸法:70.4×144.7 ×8mm
製品重量:150g
ガラス素材:Corning Gorilla Glass 6
ボディ素材:外 バイオレジン/内 アルミニウム
ボディカラー:Just Black(黒)/Sorta Sage(緑)

その他:IP68(防水、防塵規格)/おサイフケータイ対応

以上がザックリとした概要。

自称「Google がお届けする究極の 5G 対応スマートフォン」である。「Google Pixel 5」の名の通り「Android OS」開発元「Google」のスマートフォン。だからOSアップデートは迅速で3年間サポートと手厚いのもポイント。

ソフトウェアアップデートもウザいくらい細かく迅速。何を更新しているのか、最早よく分からんレベル。最新の状態を保てるというのはセキュリティ的にも安心だし、ちょっとした先取りのワクワク感がある。やはり販売社がソフトウェアに強いというのは安心。

「Google Pixel 5」のサイズは絶妙

ディスプレイは「6インチ」で寸法「70.4×144.7 ×8mm」で重量「150g」のボディ。これはヘビーユーザー未満ライトユーザー以上ぐらいの俺にとって絶妙なサイズ感、重量だった。

薄くコンパクトなラウンド形状のボディは片手でも持ちやすく操作しやすい。そして軽い。コンパクトながら6インチディスプレイと決して小さくないから、動画視聴にも活用出来る。

「Pixel 5」は「iPhone 12」と似たようなサイズ感なのだけれど、Android端末だとこのサイズでいい感じのモデルって少ない。ハイエンドだとスマホヘビーユーザーに向けたものだから6.5インチオーバーと肥大化気味。6.5インチオーバーは数時間集中的に使うような場面では良いけど、持ち運びの面では微妙。嵩張って重い。エントリーモデルだとベゼルが太く端末サイズが結果的に肥大化してたり、性能がそもそも微妙だったりする。

画面縁が細いからディスプレイ自体は本体いっぱいに広がっており、コンパクトなのにバッテリー容量も4,080mAhとボチボチ。非常に良くまとまっている。スマホヘビーユーザーじゃなければ、満足出来る万人向けのサイズ感だろう。このサイズもっと流行るべきだと思うの。すごい好き。

「Google Pixel 5」のバッテリー持ちは良好

バッテリー容量は「4,080mAh」である。Pixelシリーズ的には最大容量。他機種と比較すると特別大きい容量ではないのだけれど、ボディサイズや重量から考えると結構頑張った。

ネットを見たり動画視聴をしたりすると、バッテリー容量なりの減りをする。過剰に消費したりはしないから1日中使用し続けるとかでなければ1日1回の充電で十分だ。

セルスタンバイ時の消費が少ないことが最大のポイント。公式サイトに「最大48時間駆動できるバッテリー」なんて記載があったがそれ以上。ネットをあまり使わない週は、週一充電するだけでいいレベル。最近の充電ペースは3日に1回ぐらい。バッテリーの持ちは不満ないというか感心している。

「Google Pixel 5」のカメラは適当に撮影してもいい感じ

メインカメラ詳細

12.2 メガピクセル(デュアルピクセル)
16 メガピクセル(超広角レンズ)

ズームレンズこそ搭載されていないものの、カメラがなかなか優秀。「Googleの作った我が家のカメラマン」なんて売り文句にするだけあるなと言う感じ。

俺はあまりカメラを気にしない方だから、スマホ任せのオート撮影なのだけれど適当に撮影してもバシッと決まる。カメラの機械的性能というよりも、システム的な処理能力が高い気がする。驚いた。

あと動画の手ブレ補正機能についても中々のもので、軽く走りながら撮影しても大きな揺れにならない。GoProみたいな専用品と比べてはならないけれど、スマホとしてはかなり優れモノだ。

以下適当に撮った写真。撮影センス的なものはともかく参考にはなるかと…。

ただ少々欠点があって、撮影時のシャッター音はクソ。「チッ」と鋭い音が鳴る。映画ドラマの消音器付けた拳銃発射音の出来損ないみたいな音だ。カメラの音じゃない。何これ?

変な音で目立ち、妙に耳に残る。購入から現在まで3人の知り合いから、変な音と指摘があったから間違いない。複数の端末使ってきたけれど、スマホシャッター音にツッコミ入ったの初めて。

盗撮防止の観点から音消しNGなのは渋々勘弁してやるが、シャッター音は変更して欲しいところ。Web上でもチラホラ苦言が入っているからアップデート頼むぜGoogle。

「Google Pixel 5」のボディ素材が好き

メリットって程ではないけれど、ボディ素材は私的に気に入っている部分。「Google Pixel 5」はアルミ筐体の表面をバイオレジンという樹脂で覆っている。あまり聞かない素材だが、バイオレジンはサーフボードとか人工歯に使われているらしい。

樹脂というとプラスチック系の安価なものを想像するが、バイオレジンはなんというか独特としか言いようがない。石っぽい雰囲気に滑らかで少しザラザラとした謎のさわり心地。あと素材関係ないけれどソータセージこと薄緑の色すごい好き。購入の決め手だったりする。

昨今ガラスボディ主流だが、俺はあまりガラスボディが好きじゃない。確かにツヤツヤで雰囲気出るのだけれど、重くて割れるしみんな採用するから個性が薄く感じる。アルミ、セラミック、カーボン、レザーなどなど色々な素材を使って欲しい。その方が各社見た目に個性が出て楽しい。そういった意味でバイオレジンなる謎素材にチャレンジしたGoogleに拍手を贈りたい。

「Google Pixel 5」は付加価値沢山

「Google Pixel 5」の付加価値


5G対応
急速充電/急速ワイヤレス充電
IP68(防水防塵規格)
おサイフケータイ対応
バッテリーシェア(他のデバイスをワイヤレスで充電可)

急速充電や防水防塵性があって困るという人はいない。充電は速ければ速いほどよいし、水に浸かる状況があるかというとそうでもないがやっぱり防水はあると安心。

グローバルモデルの癖におサイフケータイ対応していたりして、日本での使用もバッチリだったりする。Android端末は何気おサイフケータイ機能が欠けていたりするので、コレ結構重要。キャッシュレス決済はメリットしかない。現金使うとか時間の無駄。

他にも「5G通信」「無接点充電」「バッテリーシェア機能」やらも搭載している。全部使うかは、ともかく付加価値沢山。何事もあるに越したことない。

「Google Pixel 5」はスピーカーに難あり

公式サイト諸元に「ステレオスピーカー」との記載があるが、コレにはちょっとした罠がある。ご存知の人が多いと思うけれど、「2つ以上のスピーカーでそれぞれ別の音声を再生する」のがステレオだ。つまり「ステレオスピーカー」とは2つ以上のスピーカーが付いているということ。

「Pixel 5」の上記画像を見ると、USBポート左右の穴これがスピーカーだと思うでしょう。実はコレ左穴はマイク。右穴のみがスピーカーなのだ。あれ?コレだとステレオじゃなくね?となる。

この端末ディスプレイの中にスピーカーが埋め込まれている。主に通話音声を再生するためのものだ。これにはスピーカーが埋め込まれているおかげで、外観がスッキリするというメリットがある。一方で、ガラスを通しているからちょっと曇った音声となる。通話用途には十分な性能なんだ……通話用途にはね。

つまり「Pixel 5」のステレオスピーカーとは…「USBポート右横のスピーカー」と「ディスプレイ埋込スピーカー」の2つなんだ。

しっかりと分離して再生してくれるものの、その一端を担うスピーカーがディスプレイ上部に埋め込まれたクソ音質スピーカー。高音の伸びも悪いし、低音の鳴りは皆無。頑張っているのはUSB横のスピーカーのみ。片方が今一つだからバランスの悪さが際立つ。不自然な音鳴りとなっている。中途半端に分離させるくらいならば、単一スピーカーとしてモノラル再生にしたほうが良かっただろう。

俺的にはスマホスピーカーで音楽聞かないし、音割れはしないからいいのだけれど、音が悪いのは確か。普通に欠点。

「Google Pixel 5」最大のデメリット

価格とCPU


価格「¥74,800」
CPU「Qualcomm Snapdragon 765G」

「Google Pixel 5」のデメリットは、価格とスペックが釣合っていないことに尽きる。上記のスピーカーとか割とどうでもいい。

「¥74,800」というコストは、高くもないが安い値段でもない。「Snapdragon 865」は中華メーカーの謎パワーを使わないと搭載できないだろうが、けれど「Snapdragon 765G」はチョイと低すぎる。2021年現在まさに中間位置ぐらいの性能。ミッドレンジど真ん中。現状だと3Dグラフィック多用したゲームをしなければ、不満にはならないレベルけれど値段を考慮すると上であるべき部分。

性能は物凄い重要。今は良くても将来的にOSやアプリケーションが、要求してくる性能は年々上がる。どんどん低性能になっていく。バッテリーの劣化もあるし消耗品的なところもあるとはいえ、スマートフォンはお安くはない。長く使いたい。

あと性能が低いことは、単純に売り文句として弱い。わざわざiPhoneじゃなくて、中価格帯のAndroidスマホを購入しようなんて物好きさんだ。カタログスペック見るの大好きでしょう?+3万円で10万円付近のスマートフォンを購入すれば、Antutuスコア倍近く伸びる。中華端末を購入したり、MVNOの割引を上手く活用すれば近い値段で倍近い性能のものが買える。

話題性もあるし次世代通信規格である「5G」を搭載したのも分かる。CPU供給先の「Qualcomm」がスマホ業界で一強すぎて、強気価格で吹っかけてきているのも分かる。でもAntutuスコア30万点付近のミドルレンジが「¥74,800」はキツイ。誰が買うの?販売元がGoogleじゃなかったらって感じ。

この商品を売りたければ、少なくとも値段を1万円落とすべき。じゃあ「Google Pixel 4a (5G)」があるって?アレは駄目機能削りすぎ。

まとめ [「Google Pixel 5」をメイン運用して3ヶ月の結論]

「Google Pixel 5」は外装も良くまとまっているしカメラもいい感じ。初期レビューに色々書いてあるが付加価値も沢山で良いスマホなんだ。俺は結構気に入っている。

ただし値段が悪い。ココが悪ければすべてが台無し。俺でも前のスマホが「Google Pixel 5」発売日付近で壊れていなかったら購入していなかった。平均ド真ん中ミドルレンジスマホお値段「¥74,800」は正直ない。

繰り返すが良いスマホなんだ。「Snapdragon 765G」搭載なりの適切な価格に設定するだけだ。Googleさんどうせ余裕あるのでしょう?値段下げなさい。

結論:値段が下がったなら買い。

Google公式販売以外だと、値段大分下がってきた(2021.1.21)。本家も下げろ。

忘れていたがアクセサリーの取扱いが少ないのも良くない点。取り敢えずコレは間違いないアイテム。

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