前に30W急速充電器「Anker Nano II 30W」を買ったのだけれど、コンセントプラグ畳めないのが駄目だ。持ち運び時に金属かつエッジのたった物体が転がっているのはアカン。
やっぱりプラグ畳めるやつが欲しい。…ということでその一つである「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」を購入してみた。よく商品を検討せず購入した末路である。買い直しである。
コンパクト充電器はプラグが畳めないと微妙
以前持ち運び用に小型高速充電器「Anker Nano II 30W」購入した。Nano II 30W は非常にコンパクトな充電器なのだけれども、問題点があって値段高い癖にコンセントプラグが畳めないのだ。
上記リンクのレビュー記事にも書いたが、コンセントプラグが畳めないのは持ち運び用途としてはすごい微妙。単純に1.5cmの長さが邪魔だし何よりも角張った金属が周囲の物を傷つける可能性がありすぎ。持ち運び用途としてはコンセントプラグを畳めることが重要であるという割と普通に気がつきそうなことを使用してから思ったわけだ。
だから買い直し。
同社コンセントプラグ畳めるタイプ「Anker Nano II 45W」を購入しようと思ったが、私的に今30W以上の出力は必要ないし、将来的には100Wの商品が主流になる予感しかしないので45Wは要らない。30Wでコンセントプラグ畳めるやつないのか?と調べて行き着いたのが、本レビュー対象である。
AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)の概要
持ち運びに向いたコンパクトなコンセントプラグが畳める30W充電器が欲しいということで、今回購入したのが「 AUKEY Minima 30W (PA-Y30S)」である。詳細は下記。
- 型番:PA-Y30S
- 入力:AC 100–240V 50/60Hz
- USB-C 出力:(Power Delivery 3.0)
- 最大出力:30W
- 寸法:32 x 36 x 36mm
- 重量:46g
- 色:ブラック、ホワイト、グレー、グリーン、ピンク
- 価格:¥2,480
AUKEY (オーキー)は信頼できるブランド
販売社は中国深セン市を拠点とする「AUKEY」。読み方はアンキ…否オーキーだ。「金」の元素記号Auと「鍵」のKeyは『鍵』を組み合わせた造語とのこと。
名前の響きと展開している商品的に同じく中国深セン市を拠点とする有名な「Anker(アンカー)」のパチモン感がどうしてもあるのがこのブランドの特徴。実際のところAnkerの偽物作っているメーカーじゃないし、充電器機製造についてはAnkerより歴史が長かったりする。(ブランド名についてはチョイ怪しいのだが…)
日本法人「AUKEY JAPAN」もあるし、製品には「購入日から2年間、無償で交換対応」という超安心保証があるので安心して購入できるブランドの一つだ。
AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)は小さく、コンセントが畳める
カラーバリエーション豊富なのが嬉しい
「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」 の外観を見てみよう。
この「PA-Y30S」の良いところは、俺の購入した無難色であるホワイトカラー以外にもブラック、グレー、ピンク、グリーンと5種類のカラーバリエーション展開していることだ。
やたらと豊富。
これだけ充電器カラフルに展開しているメーカーはあまりないし、30W急速充電器で展開されているのはココぐらい。俺は電源タップに合わせて無難な白を選んだけれども選択肢豊富なのは嬉しい。
側面も正面同様にツルツルシンプル。
プラスチック丸出しで正直メチャメチャ安臭いので、チープな素材感を活かすためにポップなカラーを選択した方がいいかもしれない。ホワイトは微妙だった。
コンセントが畳めてコンパクト ※超重要ポイント!!
特徴は寸法「3.2×3.6×3.6cm」と手のひらに収まるコンパクトサイズであること。
そして最も素晴らしい部分は、小さいボディなのにコンセントが畳めることにある。コレが畳めると金属で周囲の物を傷つける恐れが減るし…
単純にプラグ分の長さ1.5cm程コンパクト。
左が以前に購入したコンパクト充電器「Anker Nano II 30W」 なのだが、コンセントプラグが畳める分持ち運び時には「AUKEY Minima 30W」の方が小さく収まる。
AUKEY Minima の"30W"急速充電は絶妙
「AUKEY Minima "30W"」 だから勿論30W高速充電に対応している。
30Wというのはスマートフォン充電には現状最も適している企画と言っていいだろう。2022時点Galaxy、Xperia、Pixelなどなど大体の機種は「20W以上30W未満」の急速充電企画だ。
45W~65W対応急速充電器もあるけれど、どうせ100W規格が登場するまでの通過点。現状必要がなければ無理して購入するものでもない。PCを充電する予定がなければ、30Wがオススメだ。
なおパッケージには「約30分で50%充電」と意味の分からない事が書いてあったけれど、ソレは充電する機器次第。一応俺のGoogle Pixel6は30分で50%にはなった。
注意点:急速充電には対応ケーブルが必須
この商品というか急速充電器全般の注意点を記載しておく。
「AUKEY Minima 30W」に使用するケーブルは「 USB Type-C → Type-C or Lightning」なおかつ急速充電規格対応したものが必要になる。少し前に主流であった「USB Type-A 」のものは勿論使えないし、急速規格に対応していないと本機の性能は無駄になってしまう。
所有しているケーブルが対応しているか分からない場合には、合わせてケーブルも新調してしまったほうがいいと思う。
AUKEY Minima は軽い
「AUKEY Minima 3 」は見た目通り軽量「46g」だ。小さいカバンに入れても重量感を感じることは、まずないだろう。
AUKEY Minima 30W("PA-Y30S")はGaN非搭載
ここまで長々記事を書いたけれど、俺の購入した 「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」 はコンセントプラグ折りたたみ30W急速充電器としてのオススメではない。
何故かと言うと昨今充電器のトレンドである「GaN(窒化ガリウム)」基盤を搭載していないからだ。「GaN(窒化ガリウム)」って何かというと長くなるから省略するけれど、メリットとしては従来使用されていたシリコン基盤より「熱を持ちにくく、電力効率が良い」とされている。
だから GaN(窒化ガリウム )を採用した同じ形の「 AUKEY Minima 30W("PA-Y19") 」や下記リンクのベルキンの奴の方がイイと思われる。しかも値段も対して変わらない。
ただ実用上GaN搭載機と差はない気がする
ただ「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」は GaN搭載してないから、GaN搭載機より劣っているのかと言うとそうでもない模様。
GaN搭載の「Anker Nano II 30W」と比較してみたけれど充電速度に全然違いがない。どちらもボチボチ熱持つし、小さいコイル音はする。実際のところ消費電力とかチョイ違うのかもしれないけれど、見た感じでは全く分からん。
30W充電器だと別にGaN搭載じゃなくてもいいんじゃない?と俺は思った。最新テクノロジーのうんちくとか興味ないなら全然この 「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」 でも問題ないだろう。
なおGaN搭載非搭載なのになんで 「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」 を俺がチョイスしたかと言うと購入したタイミングでチョイ安かったから。30W出力対応してサイズ変化あまりないから別に「PA-Y30S」でいいやと思ったのだ。安いは正義。
まとめ [ 持ち運ぶならコンセントプラグ畳めるやつがイイ ]
俺のオススメ30W小型充電器は「GaN」 窒化ガリウムテクノロジー搭載の「AUKEY Minima 30W("PA-Y19")」と「Belkin BOOST↑CHARGE 30W 」だ。その2つより安く買えるなら当レビュー対象「AUKEY Minima 30W(PA-Y30S)」でもいいだろう。GaN基盤じゃなくても全然問題ない気がするが、一応最新テクノロジー搭載の方を押しておきたい。
「 PA-Y30S 」レビュー記事なのに他の商品をオススメするという訳の分からん記事になったけれど、一つ間違いないのは持ち運びに使用するなら『コンセントプラグを畳める』商品がオススメ。コンパクトだし周りのものを傷つける可能性をグッと下げることが出来る。
GaN搭載の新型「 AUKEY Minima 30W("PA-Y19")」の方がいいと思うけれど、色が豊富なのはコチラだ。
GaN搭載で形状もオシャレだしBelkin(米企業)なのも強い。実際に使用してないからどうかは分からんが良い気がする。