日中はシャツ一枚でいいけれど、夜は少し肌寒い…という季節向けに薄いアウターの入るショルダーバッグを買った。
カナダのアウトドアメーカー アークテリクスの「ヒリアド 6 クロスボディ バッグ (2024 秋冬モデル)」である。
アークテリクスのカジュアル向けバッグ
紹介する商品「ヒリアド 6 クロスボディ バッグ」は、アウトドアメーカー品なのだけれど街歩きなど日常用途向けに作られているのが特徴だ。
そのためかアークテリクス的にはお安い?1万円以下(2024.10現在8,400円)。お求めやすい?価格になっております。
というわけで今回はその外観と使ってみた感想を述べてみる。
ヒリアド 6 クロスボディ バッグ 外観
四角くスッキリしたシンプル形状
外観を見ていこう。
色は俺の購入した時点でブラックとルナという名の白色系があった。どちらも好きなのだけれど、汚れたら面倒くさいなと思ってしまった故無難なブラックを選んだ。
形は公式曰く「レクタンギュラーデザイン」「すっきりとしたモダンなシルエット」ということで、その通り長方形(=レクタンギュラー)型のシンプルなデザインになっている。
裏側は何といいますか…無地の布!
バードロゴでメーカーアピールはシッカリ!
目立つのはメーカーのアイコン バードロゴオンリー。始祖鳥さんはプリントではなく刺繍による立体仕様だ。
ロゴサイズは縦30mm、横50mmぐらい。このブラックカラーだと銀糸で縫われているため結構主張は強め。アークテリクスですぜ!って感じ。
薄く強度のあるナイロン素材採用
素材は薄手のナイロン。1mm以下のペラッペラ。
貧弱なものと思わせておいて、所謂コーデュラナイロン系のコーティングされたものだから見た目以上に丈夫。
縫い目もカッチリとしているので破れたりはしないだろう。
ファスナーは信頼のYKK製。当然文句なし。
ドローコードはウェア類でも使用されている剣型の樹脂でワードロゴが付いている。ヒモや布のコードよりなんかカッコいいので「◎」。
寸法はショルダーバッグとしては大きめ
寸法は公式だと高さが25cm、幅が17cm、奥行9cmとのことだが、奥行きはどう広げても9cm難しい。ただ俺の図り方も怪しいし、薄く柔らかい布モノだから誤差としていいだろう。
ショルダーバッグにしてボチボチ大きめで、バッグとしては小型といったところか。
収納ポケットは3つ
メイン収納は大型
ポケットの構成は、まずファスナー二つ付きのメイン収納。
内側の色は薄い灰色。明るい色を採用することで、中に入れたものを発見しやすくするというアウトドア定番のテクニックである。
生地裏には樹脂コートがされているため、短時間の雨なら耐えられる。
ネガティブなことに触れておくと、樹脂コートは経年劣化により剥がれたり、ベタ付いたりする可能性がある。でも10年ぐらいは大丈夫だと思う。多分。
鍵の収納に便利なセキュリティポケット
メイン収納には別途ファスナー付きのセキュリティポケットを搭載。セキュリティということで、鍵などを引っ掛けるフックが付いている。
バックパネルが取り出せて洗浄がラク
セキュリティポケットにはマジックテープが付いていて、剥がすとバックパネルを取り外すことが出来る。汗などが染みても手入れが出来てナイス。
ただバックパネル自体は正直あまり良いもんでもない。なんか最初から黄ばみ気味の良く分からんフニャフニャクッション。
フロントはすぐに取り出したいものに
フロントにはファスナー一つ付きの薄いポケット。
ポケットティッシュとか直ぐに取り出したい薄手のものを収納するのが良さげ。
ショルダーストラップは着脱可能
ショルダーストラップは16mm幅の細めナイロンで、いたって普通の樹脂バックルで止める。
樹脂バックルのメーカーは「ITW Nexus」。軍用品にも採用されているとかなんとか。
ストラップはホールに通されているだけなので着脱も可能だ。
ストラップを外した状態で、旅行の小物収納として活用してもいいかも。
薄手ナイロンバッグだから軽い
アウトドア用ではなく、シティユース向けなので誰が気にするんだよ…というところだが、重量は「127g」だった。スマホより軽い。
ヒリアド 6 クロスボディ バッグ 収納例 -沢山入る!-
収納例を3つほど紹介する。
今更だが、ヒリアド“6”の“6”は、理論上6Lの水が入りますという6L容量のことだ。
ペットボトルも折り畳み傘もイケる!
結構大きいので、割と何でも入る。
長財布、6インチスマホ、折り畳み傘、ペットボトル500ml、ポケットティッシュ、日焼け止めクリーム、車のカギなど小物少々。
でこんなもん。
流石に結構膨らむが入る。上が少し余ってるので、あと小型モバイルバッテリーぐらいなら入らないこともない。
試しってことで一般的に入れそうなもの適当に入れてみたけれど、俺は実際こんなに持ち運ばないので無問題。
俺の実運用だとスカスカの余裕
俺の実運用だとこんな感じ。
小型財布、6インチスマホ、ポケットティッシュ、折り畳み傘、車のカギなど小物少々。
写真にワイヤレスイヤホン入れ忘れたけれど、それでもスッカスカの余裕。
薄手のフリースも入らないことはない
他にモノを入れなければ、やや嵩張る薄手のフリース(デルタジャケット2023モデル)も入らんことはなかった。
同社グランヴィルクロスボディバッグ3L容量のものと比べると、それの2倍容量と思えないほど入る。長方形型で空間を空けることなく詰め込めるからだ。(逆にグランヴィルの方は餃子型で底部に空洞が出来やすい。)
底が広くないのは弱点
弱いのは幅(底)が広くないので、意外と入らないものがあるところだ。まぁショルダーバッグでカバンの如く幅があるのもどうかと思うので、これでいいと個人的には思う。
あと幅のあるものを無理に入れると体の当たる背面に出っ張りが出来る。バックパネルはもっと硬いもので良かったのではないかと。まぁ変えられるので無問題。
ヒリアド 6 クロスボディ バッグ 着用例
後ろにバッグを持ってくるのが無難
着用状態はこんな感じ。
身長173cm胴長体系。綺麗に写ろうとか考えてないので、洗濯乾燥終了後のシワシワシャツだけど、気にしないで欲しい。サイズの参考程度にしてくださいな。
公式推奨スタイルだと左の斜めがけ腰後ろぐらいの配置っぽい。確かにこれが一番無難。
右のちょっと後ろに背負う形は収納量が多いと、自然に下がってしまうので量が少ない時限定だ。
正面にしても悪くはない
正面に持ってくるスタイル。使い勝手もいいし、見た目もそこまで悪くない。
ただ右のサコッシュっぽい掛け方だと、ちょっと胸が暑苦しい。でもアリだとは思う。
ウエストポーチスタイルにも出来る
ウエストポーチスタイル。肩と違って兎に角ラク。ただデイリーユースで使うウエストポーチとしては大きめ。
右のスタイルは使い勝手最強。問題はビジュアル。仮面ライダーの変身ベルトみたいに目立つ。個人的にはナシ。
同系色で揃えると目立ちにくい
黒と合わせるとロゴ意外目立ちにくくていいかも。
[ 欠点 ] 付属ショルダーストラップ細すぎ
最後にもう一つ欠点の紹介。
『荷物を多く入れた状態だとストラップが食い込んで痛てぇ』
というのも6L容量と肩掛けのバッグにしては容量があるのに加え、ショルダーストラップが16mmと細すぎなのである。勘のいい人なら商品見た瞬間に気が付いたと思う。
ペットボトルとそれ相当の重量物もう一つ入れたらキツイ。全重量が一つの細いストラップに掛り、肩に食い込む食い込む。痛てぇのなんの。
ペットボトルや折り畳み傘を常に収納したい人は別途社外ベルトを購入した方がいいだろう。6Lの収納量なら細くても20mm、実運用を真剣に考えるなら25mmが良かったのではないかと。
16mmを選んだのはミスと言ってもいいレベル。だが俺は基本重量物入れないからOK。
アークテリクスブランドが好きならアリ
至って普通のナイロンバッグですな。
ナイロンや縫込みもアウトドアブランドらしくカッチリして完成度が高い。バックパネルとベルトはまぁ…うん。交換出来るから無問題ということで。
アークテリクスお馴染み他社比モリモリプライスも大人しく買いやすい気がするし、スタイルが好みだったり、用途に合うなら検討してみてもいいのではないでしょうか。
ヒリアド6は公式ウェブサイトや正規取扱い店舗でしか販売していないので、取り敢えず同ブランド「マンティス 2 ウエストパック」のリンクを貼っておく。
2.5Lと小容量だから選択肢から外れたが、アークテリクスのデイリーバッグで有名なのはコッチ。
標準ストラップは細すぎ。飲み物を持つならもっと太いのに交換した方が良い。