新しい充電器を買ってしまった。
M2 MacBook air 付属の充電器に30Wのモノがついているのが悪い。67Wまで対応しているのに。能力の半分ぐらいしか使用出来ていないなんて、何かスッキリしないじゃない?
というわけで「Belkin(ベルキン)USB-C ポート PD65W BOOST↑CHARGE Pro 急速充電器折畳式プラグ(WCH013dqWH)」略称「Belkin 65W ACアダプター」をレビューする。
簡単にBelkin(ベルキン)について紹介
久しぶりにBelkin(ベルキン)の製品を買った。
Belkinは規模も大きくガジェットアクセサリー業界の老舗中の老舗だが、日本では若干影が薄かったりするので一応触れておこう。ベルキンはアメリカで1983年に設立されたガジェットアクセサリーメーカーだ。現在は台湾の半導体企業超王手フォックスコンに買収されその傘下。
「アップルのパソコンとプリンターを繋いだ一本のケーブルから始まりました。」をキャッチコピーとして使っているだけあって、長年Appleストアで商品を販売しているという実績もある。
最近このガジェットアクセサリー業界ではAnker(アンカー)の発展が目覚ましく、俺も迷ったら取り敢えずAnker買っとけぐらいに思っているけれど、値段度外視一番信頼できるメーカー何よ?と聞かれたらBelkinを押すくらいに好き。
Belkin BOOST↑CHARGE Pro (WCH013dqWH) 諸元
- Belkin BOOST↑CHARGE Pro (WCH013dqWH) 諸元
- 本体色:ホワイト
- 本体サイズ:136.0x135.0x157.0mm
- 質量:112.8g
- 出力量(単ポート最大値):45W
- 出力量(最大値合計):65W
- 接続端子:USB-Cポートx2
- ポート数:2
冒頭の通りノートパソコン「Apple M2 MacBook air」のために購入。
67Wの充電に対応しているのだけれど、67W充電器なんて中途半端な企画はApple純正以外に存在しないので 65W充電器だ。尚且つビジネスホテルや飲食店での一口コンセントでもパソコンとスマホを充電出来るように、2つのケーブルが挿せる2ポート式にした。
諸元の通り最大65Wまで。一つのポートで使う場合65Wをフルに、二つのポートで使う場合は上部ポートで45W、下部ポートで20Wとなる充電器だ。
急速充電器の注意点
当商品に関わらず急速充電器の類は注意点があって、接続するUSB-Cケーブルも急速規格に対応していないと宝の持ち腐れになってしまう。USB-Cは大変便利な企画なのだが、ここだけが最高に面倒臭い。
所有しているケーブルが対応しているかどうかは、測定器を用いるか充電速度で判断するしかない。心配だったら線も同時に購入してしまうといいだろう。
上記リンクはBelkinの製品にしてはリーズナブルかつ長さがあるので、ノートパソコンの充電にオススメ。
Belkin WCH013dqWH は2ポートなのに小さい
このBelkin 65Wのポイントは何と言っても2ポート式なのにコンパクトなことだ。片手の中に収まってしまう。
光沢とマット塗装を使い分けたボディもシンプルながらカッコいい。
ザ・ガジェットって感じじゃなくて何処となく北欧的(米国だけど)というかApple的というかクリーンで落ち着いたデザインだ。
M2 MacBook air 付属の30W充電器と並べたのだけれど、こんなに小さい。65Wで2ポートなのに。
小型と言われているAnker30W nanoⅡと比べても差は大きくない。65Wで2ポートなのに。
俺は所有していないけれど、65Wコンパクト単ポート充電器で有名な Anker65W nanoⅡのサイズは「3.6 x 4.2 x 4.2 cm」であるのに対して、この充電器は「3.9 x 4.06 x 5.25 cm」。ほんの僅かな差に収まっている。65Wで2ポートなのに。
コンセントを畳めるから周辺機器を傷つける可能性が低いのが嬉しい。(取り出しやすいように若干金属部が残る構造だから注意は必要)。
Belkin WCH013dqWH 軽いが、見た目より重い
Belkin BOOST↑CHARGE Pro(WCH013dqWH)の重量は諸元で112.8gとあったが「108g」だった。
この重量は昔長方形型だったPCアダプターを思い出すと凄まじく軽量なのだが、一般的なスマホ充電器の類より一回り大きいだけの物体としては超重い。触れた瞬間中身ギチギチに詰まってんなって感じする。
65Wだからノートパソコンの充電に使える
65Wという電力は対応しているスマホを1時間もあればカラからほぼ満タンまで持っていけるポテンシャルがあるのに留まらない。USB-Cポートを採用しているノートパソコンに対して消費電力を上回る十分な給電が出来てしまうのだ。
超高性能パソコンとなると消費電力が65Wを超えるものがあるのだけれど、大体のパソコンが65Wあれば十分。俺の目的の物体M2 MacBook airは余裕だし、その上位MacBook Proは勿論、多数のWindows機に対応している。
分割しても45W/20W
2ポート使ってもパワフルだ。
上段は急速充電を謳っている多くのスマホが30W対応前後なのに、45Wまで出力可能。M2 MacBook airのような省電力なノートパソコンであれば2ポート使用でも十分賄うことが出来る。また下段も決して低い給電ではなくて、一般的な充電器と同様の20Wまで対応。スタバでドヤ顔しながらMacBook使って、尚且つiphoneも充電するそんな用途に最高。俺はやらないけれど。
荷物の量を減らすのに最高
それでこの商品最大のメリットは言わずもがな、持ち歩く物がコンパクトにまとまることだ。
スマホの充電もノートパソコンの充電も手のひらサイズ100g弱の物体一つとUSC-Cの細い線で完結する。取り回し悪いゴン太ケーブルに300g以上あるクソでかACアダプターや端末ごとに別の充電器を持つ時代は終わったのだ。
快適コンパクトな2ポート急速充電器
ということで「Belkin(ベルキン)USB-C ポート PD65W BOOST↑CHARGE Pro 急速充電器折畳式プラグ(WCH013dqWH)」のレビューをしてみた。一個でパソコンとスマホを並行充電出来るし、プラグが折りたためてコンパクト。現状競合商品の中でもトップクラスの小ささで、特に文句がない。
強いて欠点を挙げるならば、そもそも「外出先で一口のコンセントから2つの機器を充電したい」という人が多数派じゃないところだろうか?そのシチュエーションを欲していなければ、単ポート65Wより値段が高く、大型電源タップより機能が不足しているだけ。良い製品だとは思うが、欲している人が少なそうな商品でもある。利用用途と相談して購入を検討して欲しい。俺は満足。
2ポートなのに小さいオススメ。
「Anker Nano II 65W」単ポートでいいならやっぱりコレだろう。