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靴・サンダル

On Cloud 5 レビュー [ 斬新デザインで超快適!普段履きに最高 ]

「On cloud 5(オン クラウド5)」を購入した。今回はそれを紹介する。

6月初めにその防水モデルである「Cloud 5 Waterproof」を買った時から欲しい衝動が疼いていたのだけれど、防水モデルのブログレビュー記事を書いていたら限界が来た。デイリーシューズは、今のところ在庫過多で必須ではなかったのだけれどね…1か月ぐらいしか結局我慢出来なかった。だからお金が溜まらないのだ。

「On(オン)」 について

Onは2010年、「ランニングの世界を変える」という大きな目標と共にスイス北部チューリヒの一角でスタートしました。それから10年。今では50カ国以上で700万人以上のランナーがOnのシューズを愛用しています。そして、その勢いはとどまることを知りません…。

https://www.on-running.com/ja-jp/about

今回紹介するのは「On(オン)」というブランドのシューズ。大分有名になってきたし、知ってこのレビューを見ている人が大半だと思うけれど一応超軽く触れておこう。

「On」は元プロアスリートのオリヴィエ・ベルンハルドと友人のデビット・アレマン、そしてキャスパー・コペッティの3人が「ランニングの世界を変える」という目標を持ち2010年スイスで設立したブランド。特徴的かつ機能的な穴の開いたソール「Cloud Tec(クラウドテック)」を武器に高い評価を受けて、今伸びに伸びているホットなシューズブランドだ。

日本でも2015年に「オン・ジャパン」設立。2022.8月現在は渋谷に旗艦店を構え、atmos、ムラサキスポーツ、アルペングループなどなど取扱店は655店舗以上と驚異的な速度で広まってきている。

On Cloud 5 はハイテクで快適

というわけでOn「Cloud 5(クラウド5)」の紹介に移る。
「Cloud」は2014年度発売したOn最大の定番シューズ。コンバースオールスター、アディダススタンスミス、プーマスウェードなど各社代表的なアイコンモデルがあるが、Onの場合はCloudだ。なおCloud5の名の通り5世代目…じゃなくてこれは4世代目にあたる。なんで4世代なのに5なのかって?俺は知らない。(追記:ドマイナーチェンジを含め5世代目で合ってるようだ。そらそうだわな。すみません。)

当初の触れ込みとしては「抜群のクッション性を持つ世界最軽量クラスのランニングシューズ」だったらしいのだけれど、現在は長時間履いても快適なシューズとして街歩きや運動など幅広い用途で用いられている。

実際この靴で街を歩いてみると快適だ。それを実現している4つのポイントが以下。

穴開きソール「Cloud Tec」が最高!

快適性を実現している一番のポイントは何といっても特徴的な穴の開いたソール「Cloud Tec(クラウドテック)」。

このちくわが並んでいるようなソールは見た目から想像出来るように荷重をかけると潰れるのだけれど、それが足に掛かる衝撃を吸収する。加えて潰れたちくわが戻る反動で跳ねて、踏み出す一歩を補助してくれるのだ。

振動を吸収して跳ねるっていうのはランニングシューズソール材の王道なのだが、空洞のないソール材のバネやゴム的な弾力のある感じじゃなくて、感触の薄いフワッとした瞬間があるのが実に面白い。「雲の上の走り」とはよく言ったものだ。ふんわり跳ねるメルヘンチックな雲に抱くイメージそのままの歩みを提供してくれる。

歩きでも走りでもフワフワとした、柔らかく足に優しい感触だから長時間のショッピングや軽いジョギング、ウォーキングなど足に負荷がかかる状況にもってこいなのだ。

通気性抜群!蒸れない

アッパーに使用されているのは公式曰く「通気性に優れた抗菌メッシュ」。
抗菌については検証したくないのでスルーするとして、熱気が籠らず、風が柔らかく入ってくるような色々なシーズンで使いやすいメッシュとなっている。

メッシュ材は風が入れば入るほどいいと思われがちだが、あまり風通りが良すぎても足が冷えるから真夏やハードランニング用じゃないのであれば程々の方がいいのだ。デイリーシューズとして実に絶妙なメッシュだ。

スピードシューレースシステムで快適な脱ぎ履き

靴紐はしっかり締めないと足がブレ歩行時の疲労に繋がるだけではなく、履いた時の見た目も悪くなる。だが靴を履くたびに靴ひもを締め直している人は、果たして何割いるだろうか?脱ぎ履きの多い日本ゆえに、紐を緩めずスポっと入るようにしている人が多いのではないだろうか?

そこのところOn定番の靴ひもを縛る必要のない「スピードシューレースシステム」というカッコイイ名前の付いたゴム紐が採用されている。普通のゴム紐だけれど…。これはスリッポン感覚でちょっと引っ張って足を入れてやるだけで、甲にピタッとフィットするのだ。めっちゃ楽。

「いやいやゴム紐なんて嫌だ。キチっと普通のシューレースを締めたいんだ!」というという人もご安心を。普通の紐も付属してくる。雰囲気変わってこれはこれでまた魅力的。

重量が軽く足の負担にならない

重量は「245g(28cm)」。初代「Cloud」リリース当初の触れ込みである「抜群のクッション性を持つ世界最軽量クラスのランニングシューズ」と謳えるほど、シティユースに振った「Cloud5」は軽くない。だがそれでもそのルーツを感じさせる軽量性がある。

快適なアッパー材の厚みとソールの反発性を持ってこの「246g」という重量は驚き。クラシックスニーカーで代表的なアディダスの「スタンスミス」だと約360gで、同じようにシティユースで使いやすいランニングシューズ「ウルトラブースト」だと300g前半、アッパー材硬くてスカスカなランニングシューズ「アディゼロジャパン6」が260gとほぼ同等だ。作りの思想が違うから比較に挙げたアディダスが悪いってわけではないのだけれど、「Cloud 5」は間違いなく軽く快適な部類に該当する。

20km以上のランニングをすると特に分かりやすいのだが、重さは知らず知らずのうちに足を蝕み前への進みを億劫にさせてくれる。だから軽さはとても重要なのだ。

ランニングシューズ並の快適さ

「優れた反発ソール」「通気性のいいアッパー」「簡単にフィットするヒモ」「軽い重量」がこの「Cloud 5」の快適さを生んでいる。ランニングシューズに近いというか最早ランニングシューズ。

ガチンコで走れと言われたらチョイと反発性と通気性が欠けているので、使わないというのが正直なところではあるものの、軽くてそこそこ跳ねるからフワフワゆるゆる10Km以上余裕で走れるポテンシャルはある。公式の言う"デイリーシューズ"としては、ぶっ飛んだ性能を持っているのは間違いない。

On Cloud 5 は先進的でミニマル

今更少々機能性を伴っていようと、それだけで勝ち上がれる程このシューズ業界は甘くはない。スポーツにアパレルメーカーと数えきれない程に飽和するこのレッドオーシャンで、何故Onという新興メーカーが輝きを放っているのかというと、機能性も素晴らしいがそれ以上にOnシューズは先進的でカッコイイからなのだ。

ブランドを知らない人でも気になるミニマルでクリーンなルックス。そして何といっても機能的でアイコニックな穴の開いたソール「CloudTec(クラウドテック)」を備えているからこそ「On」はここまで登り上がってきたと言っていい。

Onはカラーセンスも絶妙だ。特に「Cloud5」はカラーリングが豊富で、2022.8月現在11色あるのも嬉しい。このモデルは「オールホワイト」だが、ただ単に真っ白ってわけじゃなくて様々なトーンの白を組み合わせている。白一色には違いないのだけれど、素材感や光沢感を活かした実に巧みな配色なのだ。

すごく汎用性が高くカッコいいカラーだと思うが、メッシュにホワイトだから勿論超絶汚れやすい。気になる人は別の色をチョイスして欲しい。

スピードシューレースこと細めのゴム紐を使用しているため、素材感の違うパンチング加工のされたシュータンがハッキリと主張するデザインも斬新。

右足にだけ入っている赤い「スイス国旗タグ」と「SWISS ENGINEERING」の文字もナイスだ。スイスはいいね!物価高かったり苦労もあるみたいだが、中立国、アルプス、時計と第三国から見た時のイメージの良さはトップクラスじゃないだろうか?

メッシュアッパーがしなやかで足に密着するから履いた時も細くシャープなシルエットが崩れない。足が細くスマートに見えるのが嬉しい。

機能性と個性的外観を兼ねた「CloudTec(クラウドテック)」。歩き心地もクラウドだが、モコモコとしたビジュアルもとってもクラウド。正にクラウドテックを名乗るに相応しいソール材だ。ただ起源は輪切りにした水道ホースらしい。

こんな奇抜なソールだと服のコーディネートに悩むと思わせておいて簡単だ。
ジャケットやスラックスといったキレイめでもクリーンなシルエットだから意外と合う。
ファットシルエットなシャツやカーゴ、デニムでは、クラウドテックがワイルドさを演出。
パーカーやジョガーパンツ、ジャージを合わせてやるとランニングルーツのスポーツな顔を覗かせてくれると、どんなコーデも色さえ合わせておけば割といい味出してくれる靴なのだ。

On Cloud 5 の苦手な状況2点

コーポレートスローガン「いつでもOn」で様々なシチュエーションに持ってこいな「Cloud 5」だが、苦手な状況が2点。

雨は滅茶苦茶染みる

見た瞬間予想出来ることなのだけれど一応記載しておく。防水性は皆無だ。防水スプレーを塗布したら30秒くらいは持つけれど、あっという間に足は溺死する。雨はダメ。

風が冷たい日は寒い

こちらも何となく分かると思うが、通気性がよく蒸れないメッシュアッパーである故に寒い状況は苦手。前述の通りスッカスカのメッシュではないから幅広い温度で使えるのだけれど、外気温10℃以下で風が強い状況だったら俺なら履かない。

無論靴下によっては氷点下だって行けるだろうけれど、そいつはもはや適切ではないでしょうか?というわけで寒い状況だとオススメは出来ない。足が冷える。

いつでもCloud 5が履きたいそんな貴方には…

それでも「Cloud5」が履きたいって?通気性を失った代わりに防水性のある「Cloud 5 Waterproof」がありますよ!というわけです。以下当ブログのレビュー記事。

On cloud 5 のサイズ感

相変わらず主観バリバリになるのだがサイズ感としては、爪先2E、その他3Eといった感じ。

「アッパーの足幅を広めに再設計し、足を包み込むようなフィット感を実現しました。」と公式にある通り前モデル「Cloud」より大きくしたみたいだけれど、それでも爪先はタイト。ウィズ(親指と小指の付け根を結んだライン)というより、完全に爪先が狭い。

一応「On公式サイト」では、他社製品と比較し推奨サイズを出してくれるのので参考にするといいだろう。俺の所有している靴で10足程度見てみたところ履けないサイズを紹介してくることはないと思われる。(追記:廃止された。ブログ書いていて思うけれど、靴や人それぞれ幅長さ違ってサイズ感表現するの難しいもんな。仕方ない。)

俺は27.5cmを選ぶことが一番多いけれど28.0cmにした。27.5cmでも悪くなさそうというかソチラがベストっぽいけれが、なんとなく以前購入した「Cloud 5 Waterproof」と統一したくなったので28.0cmを選んだ。(追記:やっぱ27.5cmにしておくべきだった。反省。)

黒プーマアディダス:27.5cm・黄アディダス白On:28.0cm
重ねてみても大きくサイズは違わない。

画像インソールの通り長さ的にはほぼ他社と共通しているし、爪先以外は広めの作りであるため普段と同じサイズでも大丈夫だと思う。試し履きをしない場合ハーフサイズ上げておいた方が安全。

スピードシューレースのゴムが余りまくる

スピードシューレースことゴム紐がめっちゃ余る。
やや大きめを履いているというもののデカ履きってレベルではないし、足指ビタビタサイズを試し履きした時も余ったので、大分ゆとりを持った長さになっていると思われる。外観紹介の画像がわかりやすいけれど、履いていない状態だと余ってダルダルなんだよね。

末端はラバーでほつれ止め処理がされている

甲や足幅狭い人はこの悩みを抱えるだろうし、そもそもみんな既成の状態で適切な締め付けになるのか問いたい。上までレースを縛り上げると見た目イマイチだし、カットすると末端が初期状態ほど綺麗に決まらないからイヤなんだよなぁ~。

カットする場合「On」ではスピードシューレースことゴム紐の替えを取り扱っていないので細心の注意をして欲しい。俺は15cm切った。

On cloud 5(オン クラウド5)は超快適!!

「On Cloud 5(オン クラウド5)」は、足並み軽やかで疲れ知らず。ナイキ、アディダス、ニューバランスなど王道の選択肢から外れたい人、最先端の機能性を身に着けたい人にオススメ。普段履きに軽い運動にも使える優秀なシューズだ(雨の日と寒い日以外には…)。

「On Cloud 5」そして前に購入した「Cloud 5 Waterproof」ともに素晴らしい商品だった。販売価格は決してお安くないが、それに勝るやみつきになる快適さと魅力がある。久しぶりに大手メーカー以外でビビッときた。これ以上靴を増やす必要ないんだけれど、また「On」の靴を俺は買ってしまうのだろう。いい買い物でした。

当レビュー対象「Cloud 5」。カラーも豊富だ。

どんなシーンでも履ける防水タイプ「Cloud 5 Waterproof」これもオススメ。

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