今や5万円以下あるいは数年前のスマホで実用十分。高価なフラグシップスマホを持つ意味など大半の人に意味ないし、俺もない。いい時代になったもんです。
だが意味もなくハイスペックなものを買うのはロマンなのだ!日常トップクラスに弄る電子機器だし最新技術に触れるのはいいことだ。そうなんです。
というわけで、いっちょ久しぶりにコスト度外視欲しいスマホ買ってみますか!と思い切って購入したのが「Samsung Galaxy S24」である。
Galaxy S24は6インチ前半の端末で最強!
「Snapdragon 8 Gen 3」搭載で超高スペック
チップセット | Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB、512GB |
ディスプレイ | 6.2インチ(FHD+)・2600ニト・1~120Hz駆動 |
サイズ・重量 | 約70.6 × 147 × 7.6mm・約168g |
バッテリー | 4000mAh |
アウトカメラ | 50.0 MP + 10.0 MP + 12.0 MP |
インカメラ | 12.0 MP |
充電 | 最大25W |
生体認証 | 画面内超音波式指紋認証+顔認証 |
SIM | nanoSIM + eSIM or eSIM+ eSIM |
その他 | IP68防水防塵・7年サポート・おサイフなど |
カラー | ブラック、バイオレット、イエロー |
「Samsung Galaxy S24」は、数多のメーカーが参戦し散ったスマホ大戦争、コスパの鬼中華襲来を戦い抜き、Android端末最強戦力の一角として前線に立ち続けるGalaxy Sシリーズ2024年最新作だ。S24だけれど15作目。
結論片手に収まる6インチ前半AndroidOS搭載スマホ最強と言っていい。ポイントをピックアップすると以下。
- フルHD+6.2インチディスプレイ
- 広角・超広角・望遠3眼カメラ
- 2024年上期時点クアルコム最高性能チップ搭載
- 顔認証・超音波指紋認証対応
- 付加価値満載(おサイフ・防水防塵など)
- 7年間の長期サポート
美麗高解像度、3眼アウトカメラ、クアルコム最新高性能チップセット搭載、その他の機能も満載とスキのない構えである。
Antutuのスコアは「1906016」
搭載しているチップセットは「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」でRAMメモリ8GB。“for Galaxy”ということで、専用チューニングされておりノーマルより数パーセントほど性能が上らしい。自社チップ「Exynos」を搭載せずベストを尽くすサムスンの判断に乾杯!
ベンチマークソフトAntutuのスコアは「1906016」と出た。S23とS23ultlaが「1600000」GooglePixel8proは「1150000」辺りらしい。俺の前端末Pixel8が「1119098」。
筐体サイズとRAM容量が上のS23ultra抜き去る強力なスコア。当然俺の所有してきたスマホ最高得点である。一般的にはこんなにスペックは不要だし、俺も実際使わん。
市場で数多く流通しているクアルコムチップセットなのでゲームなどアプリとの相性も抜群。
暫くミドルレンジスマホちょい上ぐらいに甘んじていたこともあり、こんなに滑らかに動くもんだったのかよ!と思わず感心してしまった。取合えずこれでダメだったらアプリ側が悪い。
Galaxy S24外観 -キレイなガラス板-
ディスプレイは発色が良くフチが狭い
見た目は余計な装飾がなく現代スマホかくあるべしという感じ。綺麗なガラス板。
表面は明るい場所でもハッキリと見える解像度「2340 × 1080 」のフルHD+ディスプレイ。120Hzで滑らかに動作する。
フロントカメラはパンチホール型で面積最小限。爆速の顔認証も対応している。画面の黒フチも細い。何気フチが丸くなっていない完全にフラット形状なのもフィルムを貼る上で有難いところ。
また超音波式の指紋センサーをディスプレイ下に内蔵している。俺は光学式を採用していたGooglePixelからの乗り換えなのだが、明らかにGalaxyの方が速いし精度も高い。嬉しい。
背面はシンプルデザイン
表裏ともにコーニング社の「Gorilla Glass Victus 2」を採用。かたくてじょうぶ。
カラーはこのクリーム色っぽい「イエロー」の他に「ブラック」「バイオレット」があって、海外ではもう4色販売しているのだけれど日本での販売はなし。
マーケティング的に何か好都合なのかもしれないが、色展開iphone意識し過ぎじゃね?ってのは、やや気になる。
IMEIシリアルが目立つのは微妙
日本サムスン公式サイトで購入したものなのだが、この薄いイエローカラーだと、SAMSUNGロゴ下IMEIシリアルの印字が小さいながら超目立つ。減点。(画像は加工して番号わからないようにしている)
なおauだと更に小さな独自型式文字とフェリカマークが付く。docomoはセンターにドデカくdocomoワードロゴが付くウ〇コ仕様で論外。
カメラの出っ張り方はシンプル
カメラは3眼。レンズだけが飛び出ている形なのでビジュアルがシンプル。厚みは1.5mmぐらい。
完全にフラットが良かったという有り得ない妄言をしないのであれば、これがベストだと俺は思う。
サイドはフラット形状のアルミ
サイドはアルマイト処理されたアルミで丸みはなく角ばっている。マット仕上げで上質な雰囲気。まるでiph…なんでもない。
右サイドは左から電源、音量ボタン。スクリーンショットが取りやすくて○
下部。左からSIMトレー、マイク、USB-C、スピーカーの並び。トレーの穴とマイクの穴が同じ形なので、うっかり間違えないようにしたい。
Galaxy S24は最高に持ちやすい
フチ激狹の6.2インチディスプレイでコンパクト
6.2インチディスプレイで重量は168g。なお前モデルS23より0.1インチ大きくなっているが、ディスプレイフチが細くなっているので本体サイズは左程変わりはない。
定番のサイズだけあって画面表示領域と持ちやすさのバランスが絶妙だ。ポケットに入れたとき違和感が少ないのも嬉しい。俺はより高性能のS24ultla(6.8インチ)が同じ価格で買えたとしてもこれでいい。これがいい。
ただフチが角ばっているので、手に持った時角が当たる感触は強い。俺はあまり気にならないが、苦手な人は結構多いと思う。
重量も168gと軽い
重量は公式サイト紹介通り168gだった。
以前使用していたGooglePixel8より僅か軽いだけなのだけれど、体感明らかに軽さを感じる。たった10gなのに不思議。寝ながら操作が捗って最高だ。
Galaxy S24のバッテリーは結構持つ印象
バッテリーは4000mAh。
WebやSNS見て、ちょっとゲームプレイして動画を見るという利用をする分には外出先から自宅に帰るまで問題ないだろう。4000mAhという数値からイメージするより持つ印象。俺の使い方だと3日は持つ。
ただしハイスペックチップ+120Hz高解像度ディスプレイをフル活用するようなゲームや動画を連続で利用した場合には爆速で溶ける。本体も放熱がヤバい。ガッツリ活用するのであればリフレッシュレートを意図的に低下させたり、モバイルバッテリーを持つなり工夫は必要だと思う。
充電速度はUSBケーブルだと最大25W。必要十分。中華メーカー端末の如く充電速度を上げるとバッテリーに負荷がかかるらしいので、こんなもんでいいんじゃないだろうか?
Galaxy S24のスピーカー音質は良好
スピーカーの音質は流石ハーマンカードングループ(harman/kardon、JBL、B&Oなど)を有するサムスンと言ったところか。明るくパリっとキャラの立った楽しいサウンドだ。筐体サイズを考慮すると十分過ぎる高低音が鳴る。関心。
ちなみに画像のスタンドは、発売日にSAMSUNG公式Webで購入してきたら付いてきた。Galaxyワードロゴが付いていて、ちょうかっこいい…。うれしい。
Galaxy S24のカメラは高水準
カメラの詳細は下記の通り。
- インカメラ 1200万画素
- アウトカメラ
- 広角5000万画素
- 望遠1000万画素
- 超広角1200万画素
前作S23据え置き。進化がないのは残念なところだが3眼カメラで悪くはない。
以下オートで適当に撮った写真。いずれも構えてから10秒以内に収まっている雑さ。
色味はサムスン伝統コントラスト強めを止めたのか、割と自然な感じに。俺的には嬉しい。
お花。
オートでも補正が強いようだ。背景がボケてポートレート的な感じになりやすい。
手軽にカッコよく雰囲気のある写真が撮れやすいが偶に鬱陶しくもある。
腕時計の裏。
マクロレンズはないが、細かいのもサクッと拡大して寄れば撮れる。
夜に強いGooglePixelに慣れていた身としては、夜間やや光が拡散しやすいかなってところ。
少し調整してやれば収まるので、大きな問題ではない。
望遠カメラは6インチ後半端末ハイエンドには及ばないものの、そこそこ寄れる。俺的には久しぶりの望遠なんだけれど、やっぱりあれば使う嬉しい機能だ。
高性能ではない感じだが、個人的には満足。
Galaxy S24は付加価値も満載
- 最高等級「IP68」防水防塵
- 他の無接点充電機器を充電する機能
- 我が国のガラパゴス規格おサイフケータイ
- 他のメーカーと比べると長い「7年」のサポート
- ディスプレイ出力機能対応
- AIによる検索補助・画像や文書の加工機能付き
- Samsung独自「OneUI」が優秀
付加価値も満載。防水防塵、おサイフケータイなどスキのない布陣である。
OSアップデート「7回」、セキュリティアップデート「7年」と先にバッテリーが死ぬんじゃない?というくらいの長期間のサポートも頼もしい。
ディスプレイ出力に対応している
「Samsung DeX」なるディスプレイ出力に対応してたりする。
ウインドウ複数展開して動画を流しながらWebサイトを見るとか、簡易的なマイクロソフトオフィス(ワード・エクセルなど)の編集が出来たり意外と優秀なんじゃね?と思った。マウスとキーボードを繋げれば、まるでパソコン。
問題はディスプレイのあるところには、大体パソコンがあるから使う場面がない。ビジネスホテルとかPCのない実家に帰省した時テレビに繋げて使えないこともないか?まぁ使えるに越したことはない。
AI機能も付いている(ただし2年後有料予定)
今回プロモーションの目玉となっていたAIの補助も面白い。〇で囲ったところを検索する機能、文字起こしに要約文章の作成と翻訳とか色々ある。
ただ無料なのは2年間で、以後有料値段未定。しかも現状どこからどこまで無料なのか有料なのかよく分からん。Google・Appleは無料で提供していく流れ。さぁどうする?有料にするのかい?Samsungといったところ。
One UI は痒いところに手が届く有能
Galaxy端末に搭載されているandroidOSはサムスンによってカスタムされた「OneUI」。
俺はクソインターフェースにゴミアプリ入れられるだけだからメーカーのチューンが嫌いで、Google提供のピュアアンドロイドOSに近い方が嬉しいのだけれど、これは例外。あったら便利だなという機能が追加されていて、それでいてゴチャゴチャし過ぎないぐらいのナイスカスタム。AndroidOS搭載端末市場を長年リードしているだけある。
通知バーでのWifi・Sim切り替え、USBを繋いだら最初からファイル転送モードとか痒い所に手が届くし、ストアから追加出来るサムスン純正アプリによる拡張機能も優秀だ。
Galaxy S24は6インチ前半の端末で最強!
筐体は美しく軽量で、チップもカメラも高機能、付加価値にサポートも万全。流石だね!というコメントに尽きる。お金出しただけありますわ。6インチ前半サイズandroid端末最強!
強いて言えばサイズの大きい上位モデルに華を持たせるためか、RAMメモリ8GBで停滞しているのが欠点だろうか?他メーカーが突けるスキはメモリとコストぐらいなもんだと思う。Googleは自社チップが足を引っ張るし、SONYがコストで勝利することはない。OnePlusやXiaomiあたりは6インチ前半に関心が薄いし無理。そんなメーカーはない。
多分来年S25が登場するまで最強。
海外販売色の方が好みで悲しい…。
俺的には「グレー≧グリーン>ブルー≧オレンジ>>日本販売色」