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Amazon Echo Dot 3 レビュー [ Echoシリーズの旧型さん -型落ちに価値はあるか-]

以前Amazon Alexa搭載スピーカー「amazon Echo Dot (エコードット) 第4世代 時計付き」を貰ったのだが、ないと不便だなと思う程度には活用している。

1台だと家の隅々までサポートが行き渡らないので、もう一台導入することにした。それが「Amazon Echo Dot 第3世代」所有しているモデルの型落ちである。今や型落ちのEcho Dot 第3世代に、価値があるか見てみよう。

Echo(Alexa)とは?出来ることは?

「Echo Dot(エコードット)」は、amazonが開発したバーチャルアシスタントAI「Alexa(アレクサ)」を搭載したスピーカーだ。Echo Dotの魅力はスピーカーそのものより、アレクサを搭載していることにある。

アレクサは「アレクサ〇〇」と話しかけると、ユーザーをサポートしてくれるもので、アレクサの代表的な機能を羅列したものが以下。

Alexa機能(例)


・音楽、ラジオの再生
・ニュース、天気予報
・アラーム、タイマー
・家電の操作
・翻訳や言葉の検索
・動画再生(ディスプレイ搭載機器)
・amazonでの買い物、配達情報
・スケジュール管理
・会話
・スマホ連携(通話、メール、通知など)

上記のように色々なサポートをしてくれるのが魅力。…であるが便利に活用するには、色々外部機器や細かい設定が必要だから万人に向いているかというと微妙だったりする。詳細は過去記事「Amazon Alexa(アレクサ)を使用してみた感想」を見て欲しい。

絶対的に便利になる保証は一切しない。しかし何やかんや言いつつ俺はEcho Dotを追加購入しているし、ハマれば悪くないのは確か。発展途上な技術であるが、使い方次第では色々出来るのが魅力。

amazon Echo Dot 第3世代について

amazon Echo Dot 第3世代 詳細

Echo Dot (エコードット)第3世代


サイズ:43 mm x 99 mm x 99 mm
重量:300 g
スピーカーサイズ :1.6インチ
外部スピーカー接続:3.5 mm ライン出力
温度センサー:非搭載
スマートホームハブ機能:非搭載
定価:¥4,980
保証:1年間( ¥1,390で3年間偶発事故保証付与可)

「Echo Dot 第3世代」は、Amazonが販売するアレクサ搭載デバイス「Echoシリーズ」のエントリーモデルで売れ筋「Echo Dot」の第三世代モデルである。そのまんまだな。

2021.7現在では「Echo Dot第4世代」が発売されておりこの商品は型落ちという状態。そのため新型より1,000円安いのが特徴だ。世代交代前は上記画像のようにカラーリング豊富で、時計を搭載したモデルもあったのだが現在は販売終了。チャコール(黒)のみ販売されている状況。

パッケージ/同梱品 外観

パッケージはEchoのイメージカラーである青色のカラープリントボール紙。無彩色ダンボールより嬉しい。
文字や本体画像は薄いプリント。立体的でツヤツヤしていて雰囲気もよい。

蓋を開けると本体とご対面という仕様は、昨今スマホの箱中心に流行った良い流れであると思う。あと緩衝材が入っていないのも捨てやすくて嬉しい。

付属品はシンプルにEcho本体、ACアダプタ、説明書。説明書は電源をつなぐと本体が話して、接続方法を教えてくれるから不要ではある。

ACアダプターはamazonロゴがついたもので端子はDCセンタージャック。ACアダプターはゴツく横縦どちらも圧迫するプラグ一体型で邪魔。ケーブル長さは150cm程度と比較的短めであるため、単体だとコンセントから近い位置までしか伸ばせない。ACアダプタは割とクソ。

配線の長さは自由、断線しても買い替えが容易であるからスマートフォンのようにUSB配線であるほうが望ましい。USBタイプCであれば、電圧も十分なはずだから変えて欲しいところ。

本体外観

本体外観は見ての通り側面のファブリック素材が目を引く円盤型だ。サイズは「43 mm x 99 mm x 99 mm」で手のひらにちょうど収まるぐらいとコンパクト。小さく平たいデザインだからチョットした物の隙間にも収まる形状となっているのが嬉しい。

俺の購入したカラーは「ヘザーグレー」。現在は販売終了している。「サンドストーン」ことホワイトカラーが売っていたら、それが良かったが売っていないものは仕方がない。

写真で見ると大分白いけれども、実際は結構グレー。嫌いではないが中途半端なグレーだからチャーコル(黒)で良かったかな?とも思った。

本体上部のパーツは普通に樹脂。とてもチープ。ボタンもクリック感希薄で微妙。

青色に光っているライトリングはLED二色で中々オシャレ。ライトの色は「ステータス」を示すためのもので色々な色に光る。

操作ボタンの役割は以下。基本的には音声操作だから使わない。

  • マイク
  • アクション(○)※アレクサ起動、機器接続など
  • 音量アップ(+)
  • 音量ダウン(ー)

本体裏に配線ポート。左側がACアダプターを接続する電源ポート。右側が3.5mmライン出力(イヤホン端子)イヤホン端子があるので、スピーカーを繋げることも出来るという構造だ。

本体裏面は一面ラバー素材となっている。だからグリップは良好。

ACアダプターを除いた重量は「283kg」と結構重い。軽ければ壁面に両面テープでペタリと貼り付けることも可能であったがコレでは無理。仕方ない。

amazon Echo Dot 第3世代の音質

一応スピーカーであるから、音質について述べる。音作りの傾向としては、いわゆるドンシャリ型。原音を大切にするより、低音鳴らして楽しい音を意識したものだ。だがその肝心な低音はボコスコ鳴っているだけで、曇りを感じるし、高音は特に魅力を感じない。中音は、高低音にやられて存在感薄すぎ。まるで空気。

筐体が小さく丈夫ではないから共振もするし、音の広がりも今ひとつ。このEcho Dot3の音質の評判が、あまり良くないのも納得。音質どうのこうの語る粋に至っていない。スピーカーなのにね。

しかし俺が想像していたよりもマシだった。過度な期待しなければ問題ない。音は鳴る。ポジティブに捉えると高音が変に甲高いとか、低音が煩いほど鳴らない(鳴らせない)から不快ではない。不快ではないのは重要だ。BGMとして流せる水準にはある。

そもそも音楽をechoシリーズのようなミニチュアスピーカーでドッシリ構えて聞こうというのが、俺は過ちであると思う。どう足掻いてもこのサイズと素材では微妙。音楽が聞きたければ、イヤホンジャックにスピーカーを繋げることだ。

Echo Dot 4世代より3世代の方がオススメ

過去記事「Echo Dot 第4世代レビュー」時にも述べているが、俺はEcho Dotシリーズを購入するならば、新型第4世代を買うより、この型落ち第3世代モデルをオススメしたい。何故かと言うとまず下記の比較した表を見て欲しい。

Echo Dot第4世代 Echo Dot第3世代
価格¥5,980 ¥4,980
スピーカーサイズ1.6インチ1.6インチ
外部スピーカー接続3.5 mm ライン出力3.5 mm ライン出力
スマートハブ、温度センサー非搭載非搭載
電源15W15W
サイズ・重量100 x 100 x 89 mm 328 g43 x 99 x 99 mm 300 g
AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサ搭載(日本語非対応)なし

4世代Echo Dotにはアレクサの応答性を上げる「AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサ」が搭載されているのだけれども、日本では”非対応”。つまりカタログスペック上では、性能差は存在しない。

ただ4世代にも優位性は一点あって、それはスピーカーの音質。サイズは1.6インチで同じだが、3世代よりはいい。だけれども俺には価格差(通常販売価格で差額1,000円)を覆すほどのアドバンテージには思えない。音楽を真剣に聞くならどちらも聞くに堪えないし、聞き流しのBGM用途としては3世代でも十分。

そうEchoシリーズは1年ぐらいの短スパンで新型をリリースしているから、世代ごとに大きな変化が必ずあるという訳でもないのだ。実際使用していても、見た目とスピーカーの質以外に違いが感じられない。

だから大きなメリットがなく1,000円高い4世代を購入するよりも、3世代モデルの方がオススメ。

まとめ [ Echo Dot 3世代は型落ちだがまだ現役 ]

Echo Dot 3世代は4世代が登場した今型落ちだが、まだ現役。それどころか値段が1,000円安いことを考慮するとコチラの方が優れている。たたが1,000円と思ってはいけない。エントリーモデルであるアレクサデバイスとしては、1,000円安いことはとても重要。

今の所アレクサはパッケージを開けて、すぐ便利という程のポテンシャルはない。自分にとって便利な設定環境を作れる人向けなんだ。上手い運用が思いつかなければ、完全にゴミになってしまう可能性だってある。その可能性を踏まえると、初期投資費用は安ければ安いほど良い。

最も安価であるというのは大きな武器。それに加えて音質以外第4世代と遜色ないのだ。アレクサデバイスデビュー予定ならば、敢えて旧モデル「Echo Dot 3世代」を検討してみてはどうだろうか。

在庫は僅かかもしれないが、4世代より良いと思う。

Echo Dot第4世代を購入するより、もっと値段を上げて上位モデル購入を推奨したい。

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