「喉元過ぎれば熱さを忘れる」:苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。俺はネガティブな例えに使われがちなこの言葉が割と好きだ。苦しさを忘れることは決して悪いことではない。人は痛みや苦しみを忘れるからこそ挫けず再び前に進めるのだ。
さぁ“ブルブルと震えあがってしまいそうなトラウマがちらつく” けれど乗り越えるぜ !「Microsoft surface laptop5(13.5インチ)」レビュー!!行ってみよう!
Surface Laptop 5(13.5インチ)の諸元
上記が2022年10月25日発売にマイクロソフトが販売したノートパソコン「Surface Laptop 5(13.5インチ)」のザックリとした詳細だ。名前の通りシリーズ第5作目で、13.5インチ以外の15インチモデルが存在する。
お値段15万円ちょっとスタートで値を上げれば勿論性能が上がるという感じ。俺はいつもの通り最低スペックをチョイス!
この機種の魅力を紹介していこう!
Windows機トップクラスのブランドバリュー
この商品最高の強みは何といっても“Microsoft”surfaceであることだ。OSの開発元がパソコン本体も作って、リリースしているから間違いない感じするでしょう?そこが強い。数多く存在するWindows搭載パソコンの中でもブランドバリューが最強。
実際のところ歴代surfaceが示している通り、OSとの相性最高でバグや不良がなかったかというと全くそうでもないし、俺も実際以前購入したSurfacePro4で「痛い目」に合っているのだが、それでも尚購入する程度にはブランドバリューが強い。
ブランドバリューが強いから何なの?というと、いやらしい話「売れる」。ガジェットはアンティーク的なものじゃなくて基本的に新しければ、新しいほど高性能高機能。生モノみたいなもんで、時間が経つとドンドン価値が落ちていく。古い製品をいつまでも使うより、新しいものに買い替えた方が良いのだ。
型落ちになってもソコソコ売れるのが強い
そこで重要になるのが、売れるかどうか。
この製品のリニューアルスパンはDELLやLenovoなどより長い約2年間で直ぐ型落ちにならないというメリットに加え、皆ご存じ“マイクロソフト”の商品で、展開しているラインナップも多くないから初心者に分かり易いのだ。だから売れる。
家電量販店やウェブでは2年前にリリースされた本作の前機種「Surface Laptop 4」が普通に10万円以上で売っているし…
メルカリ・ヤフオクなどでの中古取引価格も2年前の型落ちWindows搭載PCとしては高値。4年前販売の「Surface Laptop 3」ですらソコソコ行ける。
こんな特徴を持ったWindowsPCはほぼない。
高解像度タッチパネル搭載
いきなりパソコンそのものと関係ないところから行ってしまったので、話を戻そう。本体外観や性能の話をしよう。
サーフェスラップトップ5のディスプレイ解像度は「2,256×1,504」だ。発色も嵌め込み画像かと勘違いしてしまう程美しい。
俺としてはスマホハイエンド端末の解像度がQHDの時代10インチ超えるノートパソコンはこれぐらい当然であって欲しいのだが、そうでもなくて10万円台でフルHD+止まりのボンクラが多い。スマホで情報が簡単に見ることが出来る現代においての、パソコン強さは表示領域のデカさと並行展開能力の高さだ。解像度は命と言っていい。
フルHD表示だとこれしか表示出来ないのに…
能力を全開で使うとこんなにも表示出来る。
まぁ視力検査みたいになるので程々に留めておくのがいいのだが、フルHDは狭すぎだし、出来るか出来ないかは雲泥の差。解像度はパソコンの命だ。
マルチタッチパネル搭載だが…
そして高解像度なだけではなく10点マルチタッチに対応したタッチパネルだ!
360度どころか180度も画面を倒すこと出来ないし、画面が外れる訳でもないから何の役に立つかサッパリ分からんのだけれどタッチパネルだ!(ぶっちゃけいらねぇ。非タッチだったら重量落ちるからその方が嬉しい。)
Windows機トップクラスのビジュアル
ウインドウズ純正感溢れている天板
サーフェスラップトップ5はビジュアルも上々。Windows機としては、間違いなく頂点に近い。
天板はアルミニウムでウインドウマークと溢れる純正感。アプローチとしては完全にリンゴのアレだけれど、ええねん。優れたデザインはガンガン参考にすべき。
ディスプレイは丈夫なゴリラガラス採用
ディスプレイ縁は少々太いが、四方のバランスは整っているし「変なカメラノッチ」を付けられるより俺は好き。なおカメラ性能については、顔認証対応720pで普通。
ガラスはスマートフォンでお馴染み丈夫なコーニング社のゴリラガラス。このモデルは「Gorilla Glass 3」、これより上の価格帯だと「Gorilla Glass 5」。
アルカンターラ素材パームレスト採用
キーボードとパームレスト周りはフェラーリ・ランボルギーニなどなどスーパーカーの内装でお馴染み人口スエードアルカンターラ。好みが分かれるところだが、悪くはない仕上がりだ。アルミプレートのモデルもあるので、アルミ派は+40,000円程度投資して欲しい。
何気にintelコアなんちゃかとか、あの辺のシールが初期状態で貼っていないのも俺としては嬉しい。
キーボード周りはデザイン重視
キーボードストロークも1.5mmと厚みの割には良好。今回の記事は実際サーフェスラップトップ5を使用して作ってみたけれど特に不満はない。
ただしEnterキーを中心とする右側のキーピッチを狭めているのはイマイチ。慣れるけど。
タッチパッドは115×75mm程度と面積も広く感度も良好。クリック音ちょい大きめ。
デザインを優先してキーボードホームポジションからズレているのは人によっては気になるだろう。俺はデザイン優先でOKなタイプ。
形状がスマートでカッコいい
サイドは楔形。持ったとき実際よりスマートに感じられる。
このアルカンターラ採用モデルだけディスプレイとキーボードの隙間が目立つのは欠点か?全体的に隙間があってどこからでも開きやすいと取るべきか?人によって評価は変わると思う。俺的には減点。
底の見た目も悪くない。エア抜きの開口部もスタイリッシュだし、印字も最低限。
13インチノートとしては重め
ディスプレイ13.5インチ薄めの筐体ということで非常に持ち運びしやすいサイズだが、重量はビジュアル全振りかつタッチパネルが足を引っ張るため、「1,272g」とそこまで軽くはないというかサイズの割には重め。カバンに入れても「パソコン入ってます!」というズシリ感がある。
例のリンゴに負けず劣らずの素晴らしいビジュアル
非常に良いビジュアルだ。
例のリンゴを除く競合他社だと数年にわたって筐体を流用するため、整備や拡張性を取り、どうしても妥協が生じるからこうは行かない。サーフェス1~3のクソ残念なタッチペンホルダーを思い出すと感動で涙が出そうな完成度だ。出来るようになったじゃないマイクロソフト。
インターフェースは必要十分
最強端子Thunderbolt 4搭載
左側面のインターフェースには、USB-A3.0、USB-C、3.5mmプラグ(イヤホンジャック)が並ぶ。多くはないけれど、必要十分だと感じる。
USB-Cは「Thunderbolt 4」規格で、充電からディスプレイ出力までバッチリ現在最強。あと昨今排除され気味のUSB-Aがついているのも特徴。旧規格とっとと捨てて、USB-Cにしてしまえ!と言い切れないのが俺。あるなら有難く使わせて頂きます。
充電は独自端子Surface Connect
右側面にはサーフェスシリーズお馴染みマグネット式充電「Surface Connect(サーフェス コネクト)」採用。65Wの給電速度に対応している。
不意にケーブルに引っ掛けたとき簡単に外れるから、人、パソコン本体、配線ともに安心という設計だ。
ただACアダプターがゴツくて重いのと、黒樹脂全開でおしゃれデザインとは言い難い。(アダプターにUSB-Aコネクターが付いていて、そこからスマホとか充電出来る)
しかも255gと結構重い。筐体デザイン頑張ったのに、ここで気を抜くのがマイクロソフトらしい。俺は持ち物が軽くなるのでUSB-Cから給電する。
Surface laptop5 の性能はまあまあ
性能については大前提現代の10万円越えノートパソコン故に9割のユーザーが困ることはない。オフィスソフトやウェブブラウジング程度では、何も問題はない。ゲームも高画質稼働を求めなければ、大体何とかなるだろう。
一応オンラインゲームファイナルファンタジー14は、水面・光原など重めの描写を切れば行けるようだ。更に高画質なFF15標準ベンチマークは途中で力尽きた。
まぁディスプレイ性能や筐体デザインを考慮せずに見ると、別に素晴らしいって程でもないのが正直なところ。目先の性能だと同価格帯のDELLやLenovoの方が上。性能至上主義者は別のモノを探すといいだろう。
なお俺の購入したものは、メイン機じゃないから妥協して最低スペックだ。メモリが少なくCPUの足を引っ張りかねないので、ガッツリ日々使うのであれば、もう一つ上の方がオススメ。マジRAMメモリ重要。俺が言うのもあれだけれど。
バッテリー持ちは無難 悪くはない
バッテリー持ちは、ゲーム・動画編集などなどハードな運用をしなければ、半日チョットぐらい。
YouTube連続再生で11時間30分ほど、俺の通常運用ブログ編集してブラウザ見てだと15時間だった。筐体サイズと搭載バッテリーから考えると悪くはない無難。
MS Office Home and Business 2021 付属
Surface Laptop 5 13.5インチには、MS Office Home and Business 2021 が付属している。内容としては「Word/ Excel/ PowerPoint/ Outlook/ OneNote」でリーマンの神機が十分に揃ったパッケージだ。別途購入すると35,000円ぐらい(強制で2台分)するから有難く感じる人も多いだろう。
別途ライセンスを保持している俺としては、その分割り引いて欲しかったというのが本音だけれど、まぁ売る時の付加価値になるからヨシ。
電源ボタンの作りと配置はバカなの?
Surface Laptop 5はデザインも優れていて、解像度も高く満足度が高い。やや重いとかACアダプターが~とか細かい不満はあるんだけれど些細な事だ。ここまでは。
一つだけ大問題がある。電源ボタンだ。配置は「Deleteボタン」の左。しかも他のキーと同様の作りで、軽い力で押せてしまう。何が問題かというとミスタイプをした際にスリープに入ってしまうのだ。意図しないスリーブはウザいね。凄まじくウザい。ディスプレイの入切りがメンドイだけじゃなくて、直前にしていたものによってはログインが切断されたりしてもう「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」ってなる。
幸いデリートキーが長めだから基本的には間違えないんだけれどさぁ。せめて他のキーより硬くするなり、一段低くするなり簡単に対策出来ることじゃない?ラップトップシリーズは歴代ここに配置しているけれどバカなのか?
Surface laptop5 は見た目が良くリセール良好!
Surface laptop5(13.5インチ)についてまとめると以下
解像度が高く筐体デザインが良く、Windows機トップクラスブランドバリューを持つ優れた機種だ。
売却価格が高くなりやすく、最新モデルを常にキープするサイクルが作りやすいのでオススメ。動画編集するとか、高グラフィックゲームをしないのであれば間違いのない選択肢だ。
持ち運びするなら13.5インチ。
家に据え置きするなら15インチがオススメ。
Surface laptop(7)がリリースされた。新プロセッサーのソフト互換性がチョイと気になるので俺はスルー。
ちなみにSurface laptop6は、法人用としてひっそりと販売されていたりする。