※ 記事内にアフィリエイト広告を含みます

靴・サンダル

adidas SL20 レビュー [ランニングシューズ]

アディダスのランニングシューズSL20(2019モデル)が安く購入できたので感想を述べる。

定価じゃとても購入する気が起きなかったモデルだが、すごい値下がりしてるからつい購入してしまった。なお俺は、身の丈に合わないアイテムを身につけるとテンションが上がるだけでガチランナーではない。

運動不足解消を目的にしている健康志向な社会人だ。フルマラソン、サブなんちゃらとかを目指す魔人ランナーとは無縁なので、魔人たちの役には立たないかもしれない。

adidas SL20とは

アディダスSL20についてだが、名前のルーツは1970~80年度辺りで使用されていた「SL72」などのシリーズからだろう。2020年だからSL”20”ということでよろしいか?SLは“スーパーライト”という意味だけあって、SL20も軽いのが特徴だ。何故唐突に昔の名作から名前を頂戴した?ネーミングを増やすのは混乱を招く愚策でしかないと思うので、止めていただきたいと私的に思う。

SLシリーズはかつてのアディダスフラグシップモデルだったようだけれども、現在アディダスが力を入れ作成したランニングシューズには「アディゼロ(海外名アディオス)」の名を付けている。SL20は名の通りそれに該当しないわけだ。故に上記アディダス公式サイトにあるシューズチャートでも微妙な位置に配置されている。

SL20は税抜1万2000円とアディゼロシリーズと近い価格帯でリリース。アディゼロシリーズに搭載されているコンチネンタルラバーソール、トルションシステムに加え比較的アディダスの中では、比較的新しいフォーム材であるライトストライクをミッドソール全体に採用している。

素材からアディゼロの名前こそついていないけれど、割と本気っぽさがあるのが特徴。なんとなくアディゼロシリーズとは違う刺激的な走り心地を提供してくれそうな感じがするってのが購入理由の一つ。

adidas SL20 サイズ感

自分のサイズ

adidas SL20:26.5cm
adidas Adizero Boston 8:27.0cm
adidas adizero Japan 5:26.5cm
adidasのスニーカー:26.5cm

楽天がポイント込みで安かったからネット購入。アディダスは、リリースから半年位経つと大分安くなるのだが、今(2020.10)は桁違い。このモデルに限らずナイキの躍進、コロナウイルスによる需要低下も重なってか、アディダスランニングシューズが凄まじく安い。お買い得だった。

正直靴の類いは、サイズ感が重要なので店頭で試す方が良いのだが、アディダスの靴は26.5cmでほぼ外れたことがないため26.5cmをいつもどおりチョイス。ジャスト!問題なし!だった。他のアディダスランニングシューズを所有していたので、あまり心配はしていなかったのだが、それでもネット購入時はドキドキする(返品めんどくさいからね)。

SL20のサイズ感だが…
アディゼロ ボストン8と比較すると先端がほんの少し広め。
アディゼロ ジャパン5と比較すると先端が狭め。
誤差レベルだがそんな感じ。先端が細めのモデルではあると思うので、人によってはサイズアップか断念して他ワイドモデルを検討したほうが良いかもしれない。

adidas SL20 アッパー

色はスカーレット!!我ながら良いチョイス。
ランニングシューズは、最近淡い色が増えてきた気がするが、こういう原色や蛍光色のようなド派手なのが私的に好き。

アディダスのエンジニアードメッシュを全面に採用している。通気性は非常に良い。文句なし。というかレビュー時外気温一桁なので寒い。ただ60キロ位走ったら馴染んだけれども履き始めは、素材が少し硬い。(慣れただけかも…)最近は、より軽量なセラーメッシュなるものを採用しているモデルが多いが、通気性はそこまで変わらないような気がするし、足ざわりはエンジニアードメッシュの方が好み。

踵周りは、ちょい高めでクッション厚め。好みが分かれる部分か?

adidas SL20 シュータン

この靴の問題点だがシュータン。タンを引っ張るためのビラビラか?他のモデルにはこんなものない。シューレースホルダーの役割も兼ねているようだが、ここまで上に伸ばす必要ないししかも硬い。

あとシュータンが妙に長い、フチがやや固めなので接触すると煩わしい。着るものや靴下によっては気にならないかもしれんがなんだコレ。引っ張るビラビラについているスリーストライプは、カッコ良いのだが切断を検討中。

レースの末端についてるSL20の文字は好き。こういう細かい装飾大切。

adidas SL20 ミッドソール

アディダスの定番ブーストフォームなしのライトストライクフォームオンリー。悪くない。感触は同社バウンスフォームに非常に近い。横への捻じれが発生しない程よい柔らかさで、衝撃もよく抑えてくれる。地面の感覚も掴みやすい。

ランニングフォームが整っていない初心者にもオススメできる感触だ。しかしブーストフォームにあるような反発によるアシストは薄い。自力を試される。

adidas SL20 アウターソール

文句の付けようがない愛と信頼のコンチネンタルラバー。爪先から降りても、中間から降りても、踵から降りてもグリップ!ドライ、ウエット、マッドどこでもグリップ!

摩耗も激しくないし、ラバーに厚みがあるので、長いこと愛用できるだろう。コンチネンタル大好き。

adidas SL20 重量

重量

adidas SL20 (26.5cm):218g
adidas Adizero Boston 8 (27.0cm):239g
adidas adizero Japan 5 (26.5cm):217g
adidas Superstar 80s (26.5cm) :392g

adidas SL20:218g
ヒール素材、ミッドソール共にSL20より薄いアディゼロジャパン5とドッコイ。底の厚さから考えると非常に良いのではないだろうか?
興味本位でスーパースターの重量も図ってみたのだが、ランニングシューズって軽いよね。

adidas SL20 まとめ

adidas SL20は悪くない。
そう「悪くない」のだ。
アディダス公式サイトにあるシューズチャート通りだ。突き抜けたなにかがない。強いて言うならシティよりレースユース的な靴だ。

アディダスブーストや昨今流行りの厚底のような、ミッドソールのアシストから離れ自力を鍛える目的であれば良いのだけれども、アディゼロシリーズと比較すると、アッパー、ヒール共にホールド感がやや劣るし、ライトストライクには、ブーストフォームにある分かりやすい反発性がない。反発性がないから、疲労してきたときの一步一步が大分億劫。

健康志向なランナーにとっては、辛さより楽さが重要なのだ。だから俺は、ブーストフォーム搭載のアディゼロボストン8の方が好き(下の青い方)。

だが致命的な弱点はないし、反発性が薄いだけで衝撃はよく吸収する。悪くない。自力を鍛えることが目的の人やブーストフォームの感触が苦手でバウンスフォームの方が好きなランナーにオススメ。

過剰な補助がない自然な感じが魅力。

追記:SL20 マイナーチェンジモデルレビューリンク

後継モデル。レビューも投稿したので気になる人はどうぞ!

最近の投稿記事

-靴・サンダル
-,